プロパティ・インスペクタでデプロイメント・ディスクリプタのプロパティを定義する方法

構成およびパートナ・リンク・バインディングのデプロイメント・ディスクリプタのプロパティと値は、Oracle JDeveloperのプロパティ・インスペクタで定義します。完了すると、composite.xmlファイルのBPELプロセス・サービス・コンポーネント・セクションにプロパティが表示されます。

  1. SOAコンポジット・エディタで、図C-1に示すように、BPELプロセス・サービス・コンポーネントを選択します。

    図C-1 選択されたBPELプロセス・サービス・コンポーネント

    図C-1の説明が続きます
    「図C-1 選択されたBPELプロセス・サービス・コンポーネント」の説明
  2. Oracle JDeveloperの右下の隅にある「プロパティ・インスペクタ」に移動します。
  3. 図C-2に示すように、「プロパティ」セクションで「追加」アイコンをクリックします。

    この例では、BPELプロセスの作成時に「BPELプロセスの作成」ダイアログで「配信」オプションが選択されていたため、oneWayDeliveryPolicyプロパティがすでに定義されています。BPELプロセスを作成するときのこのプロパティの設定の詳細は、「BPELプロセス・サービス・コンポーネントの追加方法」を参照してください。

    図C-2 プロパティ・インスペクタ

    図C-2の説明が続きます
    「図C-2 プロパティ・インスペクタ」の説明

    「プロパティの作成」ダイアログが表示されます。

  4. 「名前」フィールドに、デプロイメント・ディスクリプタのプロパティを入力します。この例では、構成のデプロイメント・ディスクリプタのプロパティoneWayDeliveryPolicyが定義されています。そのため、bpel.configの接頭辞が必要です。構成のデプロイメント・ディスクリプタのプロパティの詳細は、表C-1を参照してください。

    そのかわりにパートナ・リンク・バインディング・プロパティを追加する場合は、bpel.partnerLink.partner_link_nameの接頭辞が必要です(partner_link_nameはパートナ・リンクの名前です。たとえば、LoanService)。パートナ・リンク・バインディングのデプロイメント・ディスクリプタのプロパティの詳細は、表C-2を参照してください。

  5. 「値」フィールドに、このプロパティに適用可能な値(たとえばasync.persist)を入力します。
  6. 「OK」をクリックします。

    プロパティ・インスペクタに、追加されたデプロイメント・ディスクリプタのプロパティが表示されます。

  7. SOAコンポジット・エディタで「ソース」をクリックします。

    次の例に示すように、composite.xmlファイル内にbpel.config接頭辞が付いたoneWayDeliveryPolicy構成プロパティが表示されます。

<component name="LoanApproval" version="2.0">
. . .
  <componentType>
  . . .
  . . .
  <property name="bpel.config.oneWayDeliveryPolicy" type="xs:string"
  many="false">async.persist</property>
	</componentType>
</component>

プロパティ・インスペクタで、かわりにパートナ・リンク・バインディングのデプロイメント・ディスクリプタのプロパティ(たとえば、nonBlockingInvokeパートナ・リンク・バインディング・プロパティ)を定義した場合は、次の例に示すように、composite.xmlファイル内に表示されます。接頭辞が、このタイプのプロパティに必要なbpel.partnerLink.partner_link_nameであることに注目してください。

<component name="myBPELServiceComponent" version="2.0">
 . . .
  <componentType>
  . . .
  . . .
 <property name="bpel.partnerLink.partner_link_name.nonBlockingInvoke">
false</property>
 </componentType>
</component>