複数コールバックの処理方法

1つのメディエータで複数のコールバックを処理することはできません。複数のコールバックを受信するメディエータが含まれているコンポジット・アプリケーションがある場合、そのコンポジット・アプリケーションの動作は不明です。たとえば、図20-9に示したシナリオでは、AsyncMediatorAsyncEchoMediator1およびAsyncEchoMediator2からのコールバック・レスポンスをFileInMediatorに転送します。このようなフローでは、AsyncMediatorは、AsyncEchoMediator1AsyncEchoMediator2の両方からのコールバックを返すか、またはいずれか一方のコールバックを返す可能性があります。正確な動作はランダムであり、予測できません。

図20-9 複数のコールバックを処理するメディエータのサンプル

図20-9の説明が続きます
「図20-9 複数のコールバックを処理するメディエータのサンプル」の説明