動的割当てパターンの実装方法
次の手順に従って、独自の動的割当てパターンを実装します。
動的割当てパターンを実装するには:
次のインタフェースを実装するJavaクラスを記述します。
oracle.bpel.services.workflow.assignment.dynamic.IDynamicAssignmentPattern
メソッドgetAssigneeFromParticipantList
を実装することにより、(すべて同じタイプの)参加者リストから単一の割当て先を選択するためのサポートを、実装で提供する必要があります。
実装により、すべての割当て先タイプがサポートされる必要はありません。インタフェースでメソッドgetSupportedAssigneeType
を使用することにより、実装時に、サポートする割当て先のタイプを指定できます。
実装で選択基準を指定する入力パラメータを受け入れると、Dynamic Assignment Frameworkがこれらの入力パラメータを検証し、実装はそのパラメータ(ある場合)をメソッドgetPatternParameters()
で定義できます。
実装では、実装の初期化時にフレームワークによって設定される初期化パラメータを受け入れることができます。パラメータ値は(configMBean
を使用するか、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでのヒューマン・ワークフロー・サービス・エンジン構成によって)ヒューマン・ワークフロー構成で定義されており、ここに動的割当てパターンが登録されます。
便宜上、フレームワークでは、一部の共通機能を実装するクラスAbstractDynamicAssignmentPattern
が提供されています。割当てパターンの実装により、この抽象クラスを拡張して、一部のパラメータおよびローカライズ・サポートの実装を保存できます。
11g (11.1.1.6.0)より前は、カスタムの動的割当てパターンは、次のインタフェースのいずれかまたは両方を使用して実装されていました。
oracle.bpel.services.workflow.assignment.dynamic.IDynamicGroupAssignmentFunction oracle.bpel.services.workflow.assignment.dynamic.IDynamicUserAssignmentFunction
これらのインタフェースはIDynamicAssingmentPattern
インタフェースで使用可能なすべての機能を備えているわけではなく、非推奨になりました。Dynamic Assignment Frameworkは、古いインタフェースを使用する実装との下位互換性を維持していますが、新しいインタフェースの使用が必要なすべての実装を移行することをお薦めします。
動的割当てのインタフェースとユーティリティに関するJavadocの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Workflow Services Java API Reference for Oracle BPEL Process Manager』を参照してください。