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- デザインタイムMDSリポジトリとの共有データの管理
- SOAデザインタイムMDSリポジトリとのデータの共有
- SOAデザインタイムMDSリポジトリとデータを共有する方法
SOAデザインタイムMDSリポジトリとデータを共有する方法
SOAデザインタイムMDSリポジトリとデータを共有するには:
- 「アプリケーション」ウィンドウで共有するファイル(この例ではXSDファイル)を右クリックして、「SOAデザインタイムMDSリポジトリを使用して共有」を選択します。図3-4に詳細を示します。
SOA-MDS転送ウィザードの「ようこそ」ページが表示され、選択したファイルがSOAデザインタイムMDSリポジトリに転送されることが示されます。
- 「次へ」をクリックします。
「ターゲットの選択」ダイアログが表示されます。
- デザインタイムMDSリポジトリを参照し、選択したアーティファクトを共有するためのターゲット・フォルダを選択して、「次へ」をクリックします。また、ファイルを共有するためのサブフォルダを作成したり、既存のフォルダを検索できます。図3-5に詳細を示します。
「依存性」ダイアログが表示されます。
- 図3-6に示すように、デザインタイムMDSリポジトリにあるターゲットoramds URLの場所に転送するファイルを確認します。
さらに別の依存ファイルも表示できます。たとえば、WSDLファイルを選択したと仮定します。WSDLファイルにはスキーマ・ファイル(潜在的に複数のファイル)に依存性が存在する場合があるので、これらのXSDファイルも表示されます。
緑色のチェック・マークは、ファイルのパスが正しく解決可能であることを示します。
ノート:
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URLがアクセスできないと、エラー・アイコンが表示されます。たとえば、数個の親レベル(たとえば、../../../)を横断するスキーマに依存性があるWSDLファイルを転送すると仮定します。そのような参照がWSDLに存在する場合、適切なターゲット・フォルダを選択しないと、URLの指す場所が/appsフォルダを超えている場合があり、SOAインフラストラクチャでアクセスできません。エラー・アイコンは、ターゲットURLをアクセスできずに転送を続行できないことを示します、取り消すか、「戻る」をクリックして、異なるターゲット・フォルダを選択する必要があります。つまり、すべてのURLの接続先は、/appsフォルダで始まる必要があります。
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ファイル転送は、ターゲットSOAデザインタイムMDSリポジトリの/appsフォルダに関係します。依存ファイルは一般的に同じパラレル・レベルにあります。たとえば、転送用に選択したWSDLファイルがWSDLsフォルダにあり、依存するXSDファイルがSchemasフォルダにあります。「アプリケーション」ウィンドウで、SOAコンポジット・アプリケーションのSOAフォルダの下で両方のフォルダが同じパラレル・レベルにあります。ただし、依存ファイルが異なるレベル(共有するファイルよりも高いレベル)にある場合、ファイルの相対階層を判別する必要があります。たとえば、../../../.xsdの場所にあるXSDファイルをfoo.wsdlが参照する場合、ターゲットのデザインタイムMDSリポジトリにおいてappsの下で3つのサブフォルダを手動で作成し、foo.wsdlを下位のフォルダ・レベルに共有する必要があります。これによって、XSDをappsレベルで共有できます。
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- ファイルをオーバーライドする場合は、「ドキュメントがターゲットMDSリポジトリに存在する場合は上書きします」を選択して、「次へ」をクリックします。このチェック・ボックスを選択しない場合で、目的の場所にファイルがすでに存在するときは、ファイルは転送されず、エラー・メッセージが表示されます。特定のファイルを選択的に転送できません。
「参照」ダイアログが表示されます。
- 図3-7に示すように、適切なoramds URLで転送した後に、変更するファイルを表示して、「終了」をクリックします。移動中のファイルに依存するファイルがこのリストに含まれます。移動されるファイルのoramds URLを反映するために、すべての依存ファイルが変更されます。
- 転送が正常に完了したことを示すメッセージのプロンプトが表示されたら、「OK」をクリックします。
完了すると、次の更新が行われます。
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選択したアーティファクトは、「リソース」ウィンドウのSOA-MDS接続の下に表示されます。
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「アプリケーション」ウィンドウのadf-config.xmlファイルが、
/apps
ネームスペースで変更されます。<namespace path="/apps" metadata-store-usage="mstore-usage_2"/>
SOAデザインタイムMDSリポジトリ・ホームを内部的に指す変数が設定されます。
value="${soamds.apps.home}
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アーティファクトの参照(たとえば、WSDLファイル)が更新され、oramds URLの場所を指すようになります。
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