アクセス・ルールの概要
アクセス・ルールは、次の詳細に基づいて算定されます。
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アクセス・ルールに対応して構成されていないロールの権限は、アクセス・ルールで構成された属性によって却下されます。たとえば、割当て先が読み取るペイロードを構成するとします。このアクションでは、割当て先のみの読取り権限が有効になり、他の誰も対象になりません。割当て先も含めて、誰にも書込み権限はありません。
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アクセス・ルールで構成されていない属性には、すべての権限があります。
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ペイロードのメッセージ属性がアクセス・ルールで構成されている場合は、競合の可能性があるためにペイロード自体の構成は無視されます。この場合、APIが返すマップにはペイロードの入力項目は含まれません。読取り権限は、書込み権限によって自動的に提供されます。
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メッセージ属性のサブセットのみがアクセス・ルールで構成されている場合、影響を受けないすべてのメッセージ属性には、すべての権限があります。
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追加権限があるのは、コメントと添付のみです。
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特定の属性への書込み権限は意味がありません。たとえば、履歴の書込み権限によって、履歴に対する権限が付与されたり、却下されることはありません。
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次の日付属性は、ヒューマン・タスク・エディタでは1つの属性として構成されます。
TaskMetadataService.getVisibilityRules()
が返すマップには、それぞれ1つのキーがあります。同様に、参加者にDATES
の読取り権限がない場合、タスクには次のタスク属性のいずれも含まれません。-
START_DATE
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END_DATE
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ASSIGNED_DATE
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SYSTEM_END_DATE
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CREATED_DATE
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EXPIRATION_DATE
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ALL_UPDATED_DATE
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次の割当て先属性は、ヒューマン・タスク・エディタでは1つの属性として構成されます。
TaskMetadataService.getVisibilityRules()
が返すマップには、次の割当て先属性のそれぞれに対して1つのキーがあります。同様に、参加者にASSIGNEES
の読取り権限がない場合、タスクには次のタスク属性のいずれも含まれません。-
ASSIGNEES
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ASSIGNEE_USERS
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ASSIGNEE_GROUPS
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ACQUIRED_BY
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マップ済属性には、
TaskMetadataService.getVisibilityRules()
が返すマップ内に個別の表示はありません。 -
TaskMetadataService.getVisibilityRules()
が返すマップにあるすべてのメッセージ属性には、ITaskMetadataService.TASK_VISIBILITY_ATTRIBUTE_PAYLOAD_MESSAGE_ATTR_PREFIX (PAYLOAD)
の接頭辞が付きます。
アプリケーションでは、アクセス・ルールに基づいてタスク属性を表示するページ(または表示しないページ)も作成できます。これは、次の例に示すように、oracle.bpel.services.workflow.metadata.ITaskMetadataService
でAPIをコールして参加者のアクセス・ルールを取得することで実行できます。
public Map<String, IPrivilege> getTaskVisibilityRules(IWorkflowContext context, String taskId) throws TaskMetadataServiceException;
このメソッドの詳細は、『Oracle SOA Suiteワークフロー・サービスJava APIリファレンス』を参照してください。