SOAデザインタイムMDSリポジトリ管理の概要

SOAコンポジット・アプリケーションを作成すると、ファイルベースのSOAデザインタイムMDSリポジトリが自動的に作成されます。MDSリポジトリ名は変更できませんが、既存のファイルベースのリポジトリを指すように変更できます。通常は、バージョン制御システム(MDS)の場所を指します。共有操作はデザインタイム・リポジトリに対して行われます。これらの操作をデータベース・ベースMDSリポジトリに対して実行できません。

Oracle JDeveloperで、SOAデザインタイムMDSリポジトリに対して次の操作を実行できます。

  • Oracle SOA Suiteによって認識される次のフォルダをSOAデザインタイムMDSリポジトリで参照します。

    • /apps: Oracle Service Busアーティファクトを含めて、共有データが格納されます。

  • /appsフォルダや/appsのサブフォルダの下に直接フォルダを作成します。

  • /appsフォルダの下にあるファイルとサブフォルダを削除します。/appsフォルダ自体は、削除できません。

  • /appsフォルダの選択内容をJARファイルにエクスポートします。/appsフォルダ自体は、JARファイルに含まれていません。

  • JARファイルの内容を/appsフォルダの下にインポートします。JARファイルに/appsがルート・フォルダとして含まれていると、デザインタイムMDSリポジトリ/appsフォルダの下に作成され、これによって、/apps/appsのトップレベル・ディレクトリ構造が用意されます。

  • あるMDSリポジトリから別のMDSリポジトリ/appsフォルダの内容を転送します。

  • 既存のMDSリポジトリ(たとえば、リリース11gデータベース・ベースのMDSリポジトリ)をJARファイルにエクスポートします。このJARファイルはリリース12cデザインタイムMDSリポジトリにインポートできます。