サーバー構成プロパティ値のオーバーライド

サーバー・ポリシー構成プロパティのデフォルト値は、各サーバーに新しいポリシーを作成しなくても、サーバーごとにオーバーライドできます。この方法では、デフォルトの構成値を定義し、その値を実行時の要件に基づいてカスタマイズするサーバー・ポリシーをオーバーライドできます。

サーバー構成プロパティ値をオーバーライドするには:

  1. 次のいずれかのバインディング・コンポーネントを右クリックします。
    • 「公開されたサービス」スイムレーンでサービス・バインディング・コンポーネントを右クリックし、「リクエスト対象」を選択します。

    • 「外部参照」スイムレーンで参照バインディング・コンポーネントを右クリックし、「コールバック対象」を選択します。

  2. 「セキュリティ」または「管理」セクションに移動します。これらの手順は、これらのセクションにポリシーがすでに添付されていることを前提にしています。

    デフォルトでは、両方のセクションで「編集」アイコンは使用不可です。このアイコンを使用可能にするには、明示的にポリシーを選択する必要があります。これは、サーバーのプロパティ値はほとんどオーバーライドできないためです。図47-9に詳細を示します。

    図47-9 サーバー・ポリシーの選択

    図47-9の説明が続きます
    「図47-9 サーバー・ポリシーの選択」の説明
  3. 値のオーバーライドが許可されている添付済ポリシーを選択し、「編集」アイコンをクリックします。
  4. 「オーバーライド値」列で、「値」列に表示されたデフォルト値をオーバーライドする値を入力します。図47-10に詳細を示します。ポリシー・ストアが使用不可の場合は、「ストアにプロパティ・ストアが見つかりません」というメッセージが「値」列に赤色で表示されます。

    図47-10 サーバー・ポリシーのオーバーライド値

    図47-10の説明が続きます
    「図47-10 サーバー・ポリシーのオーバーライド値」の説明
  5. 「OK」をクリックして「構成オーバーライド・プロパティ」ダイアログを閉じます。
  6. 「OK」をクリックして「SOA WSポリシーの構成」ダイアログを閉じます。

    ポリシー設定のオーバーライドの詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』を参照してください。