相互参照表の移入
Oracle JDeveloperのSOAコンポジット・アプリケーションで相互参照表を作成し、これを使用して実行時に列の値を参照できます。ただし、相互参照を使用して特定の値を参照するには、実行時に相互参照を移入する必要があります。相互参照表は、相互参照XPath関数を使用して移入できます。XPath関数を使用すると、相互参照列の移入、参照の実行および列の値の削除ができます。これらのXPath関数を「式ビルダー」ダイアログで使用して式を作成するか、またはXSLTマッパーで使用してトランスフォーメーションを作成できます。たとえば、xref:populateXRefRow
関数を使用して1つの値を相互参照列に移入するか、またはxref:populateXRefRow1M
関数を使用して複数の値を相互参照列に移入できます。
「式ビルダー」ダイアログには、BPELプロセス・サービス・コンポーネントまたはOracle Mediatorサービス・コンポーネントのassignアクティビティ、XSLトランスフォーメーションまたはフィルタ機能からアクセスできます。図44-6に、「式ビルダー」ダイアログで相互参照関数を選択する様子を示します。
XSLTマッパーは、XSLファイルを作成してXMLスキーマ間でデータを変換するときに表示されます。図44-7に、XSLTマッパーで相互参照関数を選択する様子を示します。
相互参照表を使用するには、実行時に相互参照表を移入する必要があります。データは、デフォルトでSOAインフラストラクチャ・データベース・スキーマにあるXREF_DATA
表に格納されます。xref:populateXRefRow
関数を使用して1つの値を相互参照列に移入するか、またはxref:populateXRefRow1M
関数を使用して複数の値を相互参照列に移入できます。
ノート:
次の方法でデータ・ソースを構成することで、データを異なるデータベース・スキーマに格納することもできます。
-
データ・ソースのJNDI名を
jdbc/xref
と指定します。 -
ORACLE_HOME
/rcu/integration/soainfra/sql/xref/createschema_xref_oracle.sql
ファイルをロードして、このデータ・ソースのXREF_DATA
表を作成します。