XSLTマップでのデバッガの実行

デバッグ・セッションの開始

XSLTマップにブレークポイントを設定した後、次の手順に従ってSOAデバッガを開始します。

SOAコンポジット・アプリケーションのデバッグ

ノート:

デバッガでXSLTマップをトレース実行するには、マップがSOAコンポジットのメディエータまたはBPELプロセスで起動されている必要があります。

XSLTマップ・エディタでのデバッガの使用

デバッガを実行した後、デバッガは、XSLTマップのブレークポイントに到達したときに実行を停止します。ブレークポイント・バーの左側の青い矢印は、デバッガの現在の位置を示します。また、点滅する青いアイコンが、対応するXSLT要素またはノードに表示されます。

デバッガがXSLTマップをたどる際、XSLTエディタですべての有効なブレークポイントが赤と緑の点に変わります。赤一色のままのブレークポイントは現在無効であり、デバッガによって無視されます。

ノート:

XSLTマップを起動したプロセスの中には、タイムアウト制限を持つものがあります。XSLTマップの終了後、デバッガが予期せず終了した場合、起動元のプロセスにタイムアウト値が定義されている可能性があります。プロセス全体のデバッグをサポートするためにこのタイムアウト値を再定義する必要がある場合があります。デバッガが予期せず中途終了する場合、サーバー・ログ・ファイルで詳細を確認します。

次の図の例は、実行中に表示されるブレークポイントを示しています。tIDおよびItem要素にブレークポイントが表示されています。現在、デバッガはItemノードの位置にあり、そのことが青い矢印と点滅するアイコンで示されています。

ブレークポイント

JDeveloperのメイン・ツールバーにある「ステップ実行」ボタンを使用して、ステップ実行できます。ステップ・イン・ボタンを使用すると、ループcall-template、apply-templateおよびapply-importsにステップ・インできます。「ステップ・アウト」ボタンを使用すると、call-template、apply-templateおよびapply-importsからステップ・アウトして次のXSLT文に進むことができます。

「ステップ実行」ボタン

実行中の任意の時点で、パラメータおよび変数の現在の値をデバッガの「データ」ウィンドウで確認できます。「データ」ウィンドウには、コンテキスト・ノード、コンテキスト位置、コンテキスト・サイズおよびXSLT処理によって作成される出力ドキュメントも表示されます。デバッガの「データ」ウィンドウで表示可能な任意の項目を選択して、「ウォッチ」ウィンドウに追加することもできます。

次の図に、右側の「データ」ウィンドウに表示されたサンプルのデバッガ・データを示します。

サンプルのデバッガ・データ –名前および値

デバッグ中にXSLTを編集することを選択できます。再度デバッグするには、プロジェクトを再デプロイする必要があります。