検証および優先度のプロパティの指定

メディエータを作成した後は、そのコンポーネントに指定されている操作またはイベント・サブスクリプションのプロパティを構成できます。メディエータ・エディタで、インバウンド・メッセージのスキーマを検証するかどうかを指定し、操作またはイベント・サブスクリプションの優先度を指定できます。

インバウンド・メッセージのスキーマを検証するには、メディエータ・エディタの「ルーティング・ルール」セクションで、操作またはイベント・サブスクリプションの「有効な構文(XSD)の検証」チェック・ボックスを選択します。メディエータ・エンジンは、関連するXMLスキーマに対してXMLインバウンド・ペイロードの構文構造を検証します。不適切な要素名や場所などの構文エラーによって、フォルトが発生し、ルーティング・ルールが処理されません。

Oracle Mediatorコンポーネントの優先度を指定するには、メディエータ・エディタの「ルーティング・ルール」セクションの「優先度」フィールドで0から9の間の値を選択します。これにより、すべてのOracle Mediatorサービス・コンポーネントにおいてメッセージが取得される順序が決まります。このプロパティは、パラレルのルーティング・ルールの場合のみ有効で、順次ルーティング・ルールの場合は無効です。優先度の詳細は、「パラレルのルーティング・ルールの基本原則」を参照してください。