タスク・アクション

次のタスク・アクションは、「アクション」ドロップダウン・リストから表示されたり、ボタンとして表示されます。表示されるタスクは、タスクの状態(「割当て済」、「完了」など)と、そのタスクを表示するユーザーに付与されている権限によって異なります。たとえば、タスクがグループに割り当てられている場合は、「申告」ボタンのみが表示されます。タスクが申告されると、「却下」「承認」など他のアクションが表示されます。

最初の3つのカスタム・アクション(「申告」「終了」および「再開」)は、ボタンとしてタスク・フォームに表示されます。表示されるのは、タスクに適用可能なボタンのみです。他のアクションは、「情報のリクエスト」「再割当て」「ルート」の順に「アクション」リストに表示されます。カスタム・アクションの後には、システム・アクションの「取消」「プッシュバック」「エスカレート」「リリース」「一時停止」および「期限更新」が続き、その後に「保存」ボタンが続きます。これらのアクションの場合、入力するダイアログはありません。

  • 申告—グループまたは複数のユーザーに割り当てられているタスクが最初に申告されます。「申告」は、グループまたは複数ユーザー割当ての「タスク・アクション」リストで選択可能な唯一のアクションです。タスクが申告されると、すべての適用可能なアクションがリストされます。

    ノート:

    • FYIタスクが複数のユーザーに送信される場合、タスクを終了するには、最初に「申告」ボタンを選択してタスクを申告する必要があります。

    • プッシュバックは、グループ投票ではなく単一承認者で機能するように設計されています。グループ投票(またはパラレル)シナリオを含むステージから別ステージへのプッシュバックは、許可されません。同様に、単一の割当て先からグループ投票(またはパラレル)シナリオにプッシュバックすることもできません。

  • 終了—このアクションは、ユーザーはタスクで受信を確認する必要があるが、アクションは実行しないタスク(FYIなど)で使用します。

  • 再開「一時停止」アクションによって停止したタスクを再開できます。「一時停止」を参照してください。

  • 情報のリクエスト—タスク作成者や前の割当て先に詳細情報をリクエストできます。再承認が不要な場合、タスクは次の承認者か、ビジネス・プロセスの次のステップに割り当てられます。

  • 再割当て—マネージャは報告先にタスクを再割当てできます。「再割当て」オプションでは、「委任」機能も提供されます。この機能を使用すると、タスクを他のユーザーまたはグループに委任できます。委任されたタスクは、元のユーザーと委任されたユーザーの両方のワークリストに表示されます。委任先ユーザーは、元の割当て先のかわりにタスクを操作でき、そのタスクに対しては元の割当て先と同じ権限を持ちます。

  • ルート—承認者の順序が事前に決定されていない場合や、ワークフローが非定型ルーティングを許可するように設計されている場合は、タスクを非定型方式でルーティングできます。このようなタスクの場合は、「タスクの詳細」ページに「ルート」ボタンが表示されます。「ルーティング」ページから、ルーティングに使用する1人以上のユーザーをルックアップできます。複数の割当て先を指定する場合は、割当て先リストの対象として、単純割当て(ユーザー全員へのグループ割当て)、順次割当てまたはパラレル割当てのいずれかを選択できます。パラレル割当ての場合は、承認に必要な得票率を指定します。

  • 取消—タスクをキャンセルできるのは、タスク作成者のみです。オプションのコメントがある場合は、「コメント」領域を使用できます。この場合は、ビジネス・プロセスによって、次の処理内容が決定されます。

  • プッシュバック—このアクションは、ワークフロー内で1レベル上のタスクを前の割当て先に送信します。ノート: プッシュバックは、グループ投票ではなく単一承認者で機能するように設計されています。グループ投票(またはパラレル)シナリオを含むステージから別ステージへのプッシュバックは、許可されません。同様に、単一の割当て先からグループ投票(またはパラレル)シナリオにプッシュバックすることもできません。

  • エスカレート—エスカレートされたタスクはユーザーのマネージャに割り当てられます。オプションのコメントがある場合は、「コメント」領域を使用できます。

  • リリース—タスクをリリースすると、他の割当て先が利用できるようになります。グループまたは複数のユーザーに割り当てられているタスクは、他の割当て先が申告できるようになります。

  • 一時停止—このアクションは、タスクが再開されるまで、有効期限を延期します。タスクの一時停止と再開を実行できるのは、BPMWorkflowSuspendロールを付与されているユーザーのみです。その他のユーザーは、タスク・フィルタで「前へ」を選択するか、「一時停止」ステータスのタスクを検索することで、このタスクにアクセスできます。タスクを更新する各種ボタンは、一時停止後は無効になります。

  • 期限更新—タスクを更新すると、タスクの有効期限が7日間延長されます(デフォルトはP7D)。更新期間は、Oracle Enterprise Manager Grid Controlから制御されます。期限更新は、タスク履歴に表示されます。オプションのコメントがある場合は、「コメント」領域を使用できます。

  • 保存—タスクへの変更が保存されます。

タスク・フォームを作成している間は、可能なシステム・アクション・ボタンがすべて表示されますが、ワークリストに表示されるのは、タスク状態に適応していて、ユーザーの権限に対応したアクションのみです。