ワイヤの追加と削除に関する必知事項
ワイヤの追加については次の詳細に注意してください。
-
サービス・コンポーネントの参照がターゲット・サービス・コンポーネントのサービスと一致する場合、サービス・コンポーネントは別のサービス・コンポーネントに接続できます。一致するという意味は、同じインタフェースとコールバック・インタフェースであることに注意してください。
-
2つのOracle Mediatorサービス・コンポーネント間に次のワイヤリングを追加すると、無限ループが発生します。
-
ビジネス・イベントを作成した場合
-
Oracle Mediatorサービス・コンポーネントを作成し、イベントをサブスクライブした場合。
-
2番目のOracle Mediatorサービス・コンポーネントを作成し、同じイベントを公開した場合。
-
最初のOracle Mediatorを2番目のOracle Mediatorコンポーネント・サービスに接続した場合。
2つのOracle Mediator間のワイヤを削除すると、すべてのメッセージについて、2番目のOracle Mediatorはイベントを公開でき、最初のOracle Mediatorはそのイベントをサブスクライブできます。
-
ワイヤの削除については次の詳細に注意してください。
-
ワイヤが削除されると、コンポーネントのアウトバウンド参照は自動的に削除され、クリーン・アップ(パートナ・リンクの削除、ルーティング・ルールのクリアなど)が可能であることがコンポーネントに通知されます。ただし、コンポーネントのサービス・インタフェースは削除されません。Oracle SOA Suiteのすべてのサービスは、WSDLインタフェースで定義されます。コンポーネントのインタフェースが定義されると、SOAコンポジット・エディタでサービス・インタフェースが自動的に削除されることはありません。
サービスのWSDLインタフェースを変更する必要がある場合は、次のような回避策があります。
-
ほとんどの場合、変更が必要なのはインバウンド・サービス定義ではなくスキーマです。SOAコンポジット・エディタで、WSDLを使用するインタフェース・アイコンをクリックします。たとえば、Webサービス・インタフェース・アイコンやOracle Mediatorサービス・アイコンをクリックできます。この結果、「インタフェースの更新」ダイアログが起動し、このダイアログでWSDLメッセージのスキーマを変更できます。
-
Oracle Mediatorサービス・コンポーネントを使用している場合は、Oracle Mediatorエディタの「WSDLからの操作のリフレッシュ」アイコンを使用して、(新しい操作を追加した後に)Oracle Mediator WSDLをリフレッシュまたは置換できます。ただし、現在の操作を削除しようとすると警告が表示されます。このアイコンを使用してWSDLを新規インバウンド・サービスWSDLに変更すると、インタフェースが変更されるため、通常は接続が切断されます。その後に、Oracle Mediatorを新規サービスに接続できます。
-
多くの場合、新規サービスでは完全に新しいOracle Mediatorが必要です。古いOracle Mediatorを削除し、新しいOracle Mediatorを作成して新規サービスに接続します。
-
BPELプロセス・サービス・コンポーネントを使用している場合は、「パートナ・リンクの編集」ダイアログで新規のWSDLを選択します。
「インタフェースの更新」ダイアログの詳細は、「スキーマの表示方法」を参照してください。
-