Oracle SOA Suiteドメインの手動作成
SOAデプロイメント・スクリプトは、既存のKubernetes永続ボリューム(PV)および永続ボリューム要求(PVC)でのOracle SOA Suiteドメイン・ホームの作成を示します。このスクリプトは、対応するドメインのKubernetesアーティファクトを起動するために使用できるドメインYAMLファイルも生成します。
このセクションのトピック:
前提条件
始める前に、次のステップを実行してください。
ドメイン作成スクリプトを使用する準備
Oracle SOA Suiteドメイン・デプロイメントのサンプル・スクリプトは、${WORKDIR}/create-soa-domainにあります。create-domain-inputs.yaml(またはそのコピー)を編集して、ドメインの詳細を指定する必要があります。このファイルに指定する必要がある情報を理解するには、次の構成パラメータを参照してください。
サポートされているデプロイメント・モード:
- 開発モード(productionModeEnabledをfalseに設定)
- 本番モード(productionModeEnabledをtrueに設定し、secureEnabledをfalseに設定)
- 保護された本番モード(productionModeEnabledをtrueに設定し、secureEnabledをtrueに設定)
詳細は、保護された本番モードの使用を参照してください。
構成パラメータ
入力ファイルには、次のパラメータを指定できます。
| パラメータ | 定義 | デフォルト |
|---|---|---|
| sslEnabled | 各WebLogic ServerインスタンスでSSLを有効にする必要があるかどうかを示すブール値。ロード・バランサの設定中にエンドツーエンドのSSLアクセスを有効にするには、sslEnabledをtrueに設定し、また、この表の説明に従ってjavaOptionsプロパティに適切な値を設定します。14.1.2.0.0では、secureEnabledがtrueに設定されている場合、sslEnabledはデフォルトでtrueに設定されます。 | false |
| adminPort | Kubernetesクラスタ内の管理サーバーのポート番号。 | 7001 |
| adminServerSSLPort | Kubernetesクラスタ内の管理サーバーのSSLポート番号。 | 7002 |
| adminNodePort | Kubernetesクラスタ外部の管理サーバーのポート番号。 | 30701 |
| adminServerName | 管理サーバーの名前。 | AdminServer |
| configuredManagedServerCount | ドメインに対して生成する管理対象サーバー・インスタンスの数。 | 5 |
| soaClusterName | ドメイン用に生成するSOA WebLogic Serverクラスタ・インスタンスの名前。デフォルトでは、クラスタ名はsoa_clusterです。この構成パラメータは、soaおよびsoaosbドメイン・タイプにのみ適用されます。 | soa_cluster |
| osbClusterName | ドメイン用に生成するOracle Service Bus WebLogic Serverクラスタ・インスタンスの名前。デフォルトでは、クラスタ名はosb_clusterです。この構成パラメータは、osbおよびsoaosbドメイン・タイプにのみ適用されます。 | osb_cluster |
| createDomainFilesDir | createDomainScriptNameパラメータで指定されたスクリプトを含む、WebLogic Serverドメインを作成するためのすべてのファイルを配置するホスト・マシン上のディレクトリ。デフォルトでは、このディレクトリは相対パスwlstに設定され、作成スクリプトはwlstディレクトリの組込みWLSTオフライン・スクリプトを使用してWebLogic Serverドメインを作成します。絶対パスも、ファイル・システム内の任意のディレクトリを指すようにサポートされています。組込みスクリプトは、ファイルが指定されたディレクトリにあるかぎり、ユーザーが指定したスクリプトに置き換えることができます。このディレクトリ内のファイルは、Kubernetes構成マップに配置され、さらにcreateDomainScriptsMountPathにマウントされます。これにより、Kubernetesポッドがスクリプトおよびサポート・ファイルを使用してドメイン・ホームを作成できるようになります。 | wlst |
| createDomainScriptsMountPath | ドメイン作成スクリプトがポッド内にあるマウント・パス。create-domain.shスクリプトは、Kubernetesポッドでスクリプト(createDomainScriptNameパラメータで指定)を実行してドメイン・ホームを作成するKubernetesジョブを作成します。createDomainFilesDirディレクトリ内のファイルはポッドのこの場所にマウントされるため、Kubernetesポッドはスクリプトおよびサポート・ファイルを使用してドメイン・ホームを作成できます。 | /u01/weblogic |
| createDomainScriptName | ドメイン作成スクリプトがWebLogic Serverドメインの作成に使用するスクリプト。create-domain.shスクリプトは、このスクリプトを実行してドメイン・ホームを作成するKubernetesジョブを作成します。スクリプトは、createDomainScriptsMountPathパラメータで指定されたポッド内ディレクトリにあります。組込みスクリプトではなく、ドメイン・ホームを作成するための独自のスクリプトを指定する必要がある場合は、このプロパティを使用して、ドメイン作成ジョブで実行するスクリプトの名前を設定する必要があります。 | create-domain-job.sh |
| domainHome | SOAドメインのホーム・ディレクトリ。指定しない場合、値はdomainUIDから/shared/domains/<domainUID>として導出されます。 | /u01/oracle/user_projects/domains/soainfra |
| domainPVMountPath | ドメイン永続のマウント・パス | volume./u01/oracle/user_projects |
| domainPVMountPath | ドメイン永続ボリュームのマウント・パス。 | /u01/oracle/user_projects |
| domainType | ドメインのタイプ。Oracle SOA Suiteドメインの必須入力。サポートされているドメイン・タイプ値のいずれかを指定する必要があります: soa (Enterprise Scheduler (ESS)を含むSOAドメインをデプロイ)、osb (Oracle Service Busドメインをデプロイ)およびsoaosb (SOA、Oracle Service BusおよびEnterprise Scheduler (ESS)を含むドメインをデプロイ)。 | soa |
| exposeAdminNodePort | 管理サーバーがKubernetesクラスタの外部に公開されているかどうかを示すブール値。 | false |
| exposeAdminT3Channel | T3管理チャネルがKubernetesクラスタの外部に公開されているかどうかを示すブール値。 | false |
| httpAccessLogInLogHome | サーバーのHTTPアクセス・ログ・ファイルをlogHomeと同じディレクトリに書き込むかどうかを示すブール値。falseの場合、サーバーのHTTPアクセス・ログ・ファイルは、WebLogic Serverドメイン・ホーム構成で指定されたディレクトリに書き込まれます。 | true |
| image | SOA Suite Dockerイメージ。オペレータにはOracle SOA Suite 14.1.2.0が必要です。イメージの取得または作成方法の詳細は、Oracle SOA Suite Dockerイメージの取得を参照してください。 | soasuite:release-version |
| imagePullPolicy | Oracle SOA Suite Dockerイメージ・プル・ポリシー。有効な値は、IfNotPresent、Always、Neverです。 | IfNotPresent |
| imagePullSecretName | Docker StoreにアクセスしてWebLogic Server DockerイメージをプルするためのKubernetesシークレットの名前。このパラメータを指定すると、シークレットの存在が検証されます。 | |
| includeServerOutInPodLog | ポッドのstdoutにserver.outを含めるかどうかを示すブール値。 | true |
| initialManagedServerReplicas | ドメインで最初に起動する管理対象サーバーの数。 | 1 |
| javaOptions | 管理サーバーおよび管理対象サーバーを開始するためのJavaオプション。Javaオプションには、WebLogic Serverドメイン情報を取得するための次の事前定義済変数の1つ以上への参照を含めることができます: $(DOMAIN_NAME)、$(DOMAIN_HOME)、$(ADMIN_NAME)、$(ADMIN_PORT)および$(SERVER_NAME)。sslEnabledがtrueに設定されている場合、-Dweblogic.ssl.Enabled=true -Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=trueを追加して、起動中に管理対象サーバーが管理サーバーに接続できるようにします。この環境では、WebLogic Serverによって生成されるデモ証明書には、ランタイム・コンテナのホスト名とは異なるホスト名が含まれています。 | -Dweblogic.StdoutDebugEnabled=false |
| logHome | ドメイン・ログ、サーバー・ログ、サーバー出力およびノード・マネージャ・ログ・ファイルのポッド内の場所。指定しない場合、値はdomainUIDから/shared/logs/<domainUID>として導出されます。 | /u01/oracle/user_projects/domains/logs/soainfra |
| soaManagedServerNameBase | SOAクラスタ内の管理対象サーバー名の生成に使用されるベース文字列。デフォルト値はsoa_serverです。この構成パラメータは、soaおよびsoaosbドメイン・タイプにのみ適用されます。 | soa_server |
| osbManagedServerNameBase | Oracle Service Busクラスタで管理対象サーバー名を生成するために使用されるベース文字列。デフォルト値はosb_serverです。この構成パラメータは、osbおよびsoaosbドメイン・タイプにのみ適用されます。 | osb_server |
| soaManagedServerPort | SOAクラスタ内の各管理対象サーバーのポート番号。この構成パラメータは、soaおよびsoaosbドメイン・タイプにのみ適用されます。 | 7003 |
| soaManagedServerSSLPort | SOAクラスタ内の各管理対象サーバーのSSLポート番号。この構成パラメータは、soaおよびsoaosbドメイン・タイプにのみ適用されます。 | 7004 |
| soaAdministrationPort | SOAクラスタ内の各管理対象サーバーの管理ポート番号。この構成パラメータは、soaおよびsoaosbドメイン・タイプにのみ適用されます。secureEnabledがtrueに設定されている場合、この値が使用されます。 | 9004 |
| osbAdministrationPort | OSBクラスタ内の各管理対象サーバーの管理ポート番号。この構成パラメータは、`osb`および`soaosb`ドメイン・タイプにのみ適用されます。secureEnabledがtrueに設定されている場合、この値が使用されます。 | 9007 |
| osbManagedServerSSLPort | Oracle Service Busクラスタ内の各管理対象サーバーのSSLポート番号。この構成パラメータは、osbおよびsoaosbドメイン・タイプにのみ適用されます。 | 8003 |
| namespace | ドメインを作成するKubernetesネームスペース。 | soans |
| persistentVolumeClaimName | ドメイン・ホームをホストするために作成された永続ボリューム要求の名前。指定しない場合、値はdomainUIDから<domainUID>-weblogic-sample-pvcとして導出されます。 | soainfra-domain-pvc |
| productionModeEnabled | ドメインで本番モードが有効かどうかを示すブール値。 | true |
| secureEnabled | ドメインに対してセキュア・モードが有効かどうかを示すブール値。この値は、Oracle SOA Suite 14.1.2.0.0でのみ有効です。 | false |
| serverStartPolicy | 起動するWebLogic Serverインスタンスを決定します。有効な値は、Never、IfNeededまたはAdminOnlyです。 | IfNeeded |
| t3ChannelPort | NetworkAccessPointのT3チャネルのポート。 | 30012 |
| t3PublicAddress | T3チャネルのパブリック・アドレス。これは、Kubernetesクラスタのパブリック・アドレスに設定する必要があります。これは通常、ロード・バランサのアドレスになります。開発環境の場合のみ: 単一のサーバー(オールインワン)Kubernetesデプロイメントでは、マスターのアドレスに設定するか、少なくともワーカー・ノードの1つのアドレスに設定する必要があります。 | 指定しない場合、スクリプトはKubernetesクラスタのIPアドレスに設定しようとします。 |
| weblogicCredentialsSecretName | 管理サーバーのユーザー名とパスワードのKubernetesシークレットの名前。指定しない場合、値はdomainUIDから<domainUID>-weblogic-credentialsとして導出されます。 | soainfra-domain-credentials |
| weblogicImagePullSecretName | WebLogic Serverイメージをプルするために使用されるDocker StoreのKubernetesシークレットの名前。 | |
| serverPodCpuRequest、serverPodMemoryRequest、serverPodCpuCLimit、serverPodMemoryLimit | サーバー・ポッドごとに許可されるコンピュート・リソースの最大量および必要なコンピュート・リソースの最小量。詳細は、コンテナのコンピュート・リソースの管理に関するKubernetesのドキュメントを参照してください。 | リソース・リクエストおよびリソース制限は指定されていません。 |
| rcuSchemaPrefix | データベースで使用するスキーマ接頭辞。たとえば、SOA1です。RCUスキーマとの一致ドメインを簡略化するために、これをdomainUIDと同じにできます。 | SOA1 |
| rcuDatabaseURL | データベースURL。 | oracle-db.default.svc.cluster.local:1521/devpdb.k8s |
| rcuCredentialsSecret | データベース資格証明を含むKubernetesシークレット。 | soainfra-rcu-credentials |
| persistentStore | ドメイン内のJMSサーバーおよびトランザクション・ログ・ストアの永続ストア。有効な値は、jdbc、fileです。 | jdbc |
生成されたYAMLファイル内のKubernetesリソースの名前は、create-domain-inputs.yamlファイルに指定された一部のプロパティの値で構成される可能性があることに注意してください。これらのプロパティには、adminServerName、soaClusterNameおよびsoaManagedServerNameBaseなどがあります。これらの値にKubernetesサービス名で無効な文字が含まれている場合、生成されたYAMLファイルではそれらの文字は有効な値に変換されます。たとえば、大文字は小文字に変換され、アンダースコア(_)はハイフン(-)に変換されます。
サンプルは、ドメインのOracle SOA Suiteドメイン・ホームおよび関連するKubernetesリソースを作成する方法を示しています。また、このサンプルでは、他のユース・ケース用にドメイン・ホームを作成するためのユーザー独自のスクリプトを提供する機能も示します。生成されたドメインYAMLファイルも、より多くのユース・ケースに対応するように変更できます。
ドメイン作成スクリプトの実行
入力ファイルと、生成されたアーティファクトを格納する出力ディレクトリを指定して、ドメイン作成スクリプトを実行します:
./create-domain.sh \
-i create-domain-inputs.yaml \
-o <path to output-directory>
このスクリプトは、次のステップを実行します:
- このドメイン用に生成されたKubernetes YAMLファイルのディレクトリを作成します(まだ存在しない場合)。パス名は、<path to output-directory>/weblogic-domains/<domainUID>です。ディレクトリがすでに存在する場合は、このスクリプトを使用する前にその内容を削除する必要があります。
- ユーティリティOracle SOA Suiteコンテナを起動するKubernetesジョブを作成し、オフラインWLSTスクリプトを実行して共有ストレージにドメインを作成します。
- ジョブを実行して、終了するまで待機します。
- KubernetesドメインYAMLファイルdomain.yamlを、前に作成した出力ディレクトリ内に作成します。
- 便利なユーティリティ・スクリプトdelete-domain-job.yamlを作成して、作成スクリプトによって作成されたドメイン・ホームをクリーンアップします。
ドメインの起動
前述のcreate-domain.shスクリプトによって作成されたdomain.yamlには、Oracle SOA SuiteドメインおよびクラスタKubernetesリソースの詳細があります。kubectl create -fまたはkubectl apply -fコマンドを使用して、Oracle SOA Suiteドメインを作成できます:
```
kubectl apply -f <path to output-directory>/weblogic-domains/<domainUID>/domain.yaml
```
スクリプトによって作成されたデフォルト・ドメインには、次の特性があります:
- ポート7001でリスニングするAdminServerという名前の管理サーバー。
- サイズが5のsoa_clusterという名前の構成済クラスタ。
- ポート7003でリスニングするsoa_server1という名前の管理対象サーバー。
- /shared/logs/<domainUID>にあるログ・ファイル。
- SOA Infra、SOAコンポーザおよびWorklistAppアプリケーションがデプロイされました。
ノート:
ドメイン作成中の問題のトラブルシューティングは、トラブルシューティングのページを参照してください。
結果の検証
ドメインの作成スクリプトは、ドメインが作成されたことを確認し、エラーが発生した場合は失敗を報告します。ただし、スクリプトによって作成された様々なKubernetesオブジェクトに慣れるためだけであっても、ドメインを手動で検証することが望ましい場合があります。
デフォルト入力で生成されたYAMLファイル
SOAおよびOracle Service Busクラスタを作成する`soaosb` domainTypeに対して生成された`domain.yaml`のサンプル・コンテンツ。
cat output/weblogic-domains/soainfra/domain.yaml
# Copyright (c) 2020, 2023, Oracle and/or its affiliates.
# Licensed under the Universal Permissive License v 1.0 as shown at https://oss.oracle.com/licenses/upl.
#
# This is an example of how to define a Domain resource.
#
apiVersion: "weblogic.oracle/v9"
kind: Domain
metadata:
name: soainfra
namespace: soans
labels:
weblogic.domainUID: soainfra
spec:
# The WebLogic Domain Home
domainHome: /u01/oracle/user_projects/domains/soainfra
# The domain home source type
# Set to PersistentVolume for domain-in-pv, Image for domain-in-image, or FromModel for model-in-image
domainHomeSourceType: PersistentVolume
# The WebLogic Server image that the Operator uses to start the domain
image: "soasuite:14.1.2.0"
# imagePullPolicy defaults to "Always" if image version is :latest
imagePullPolicy: IfNotPresent
# Identify which secret contains the credentials for pulling an image
#imagePullSecrets:
#- name:
# Identify which secret contains the WebLogic Admin credentials (note that there is an example of
# how to create that secret at the end of this topic)
webLogicCredentialsSecret:
name: soainfra-domain-credentials
# Whether to include the server out file into the pod's stdout, default is true
includeServerOutInPodLog: true
# Whether to enable log home
logHomeEnabled: true
# Whether to write HTTP access log file to log home
httpAccessLogInLogHome: true
# The in-pod location for domain log, server logs, server out, introspector out, and Node Manager log files
logHome: /u01/oracle/user_projects/domains/logs/soainfra
# An (optional) in-pod location for data storage of default and custom file stores.
# If not specified or the value is either not set or empty (e.g. dataHome: "") then the
# data storage directories are determined from the WebLogic domain home configuration.
dataHome: ""
# serverStartPolicy legal values are "Never", "IfNeeded", or "AdminOnly"
# This determines which WebLogic Servers the Operator will start up when it discovers this Domain
# - "Never" will not start any server in the domain
# - "AdminOnly" will start up only the administration server (no managed servers will be started)
# - "IfNeeded" will start all non-clustered servers, including the administration server and clustered servers up to the replica count
serverStartPolicy: IfNeeded
serverPod:
# an (optional) list of environment variable to be set on the servers
env:
- name: JAVA_OPTIONS
value: "-Dweblogic.StdoutDebugEnabled=false"
- name: USER_MEM_ARGS
value: "-Djava.security.egd=file:/dev/./urandom -Xms256m -Xmx1024m "
volumes:
- name: weblogic-domain-storage-volume
persistentVolumeClaim:
claimName: soainfra-domain-pvc
volumeMounts:
- mountPath: /u01/oracle/user_projects
name: weblogic-domain-storage-volume
# adminServer is used to configure the desired behavior for starting the administration server.
adminServer:
# adminService:
# channels:
# The Admin Server's NodePort
# - channelName: default
# nodePort: 30701
# Uncomment to export the T3Channel as a service
# - channelName: T3Channel
# References to Cluster resources that describe the lifecycle options for all
# the Managed Server members of a WebLogic cluster, including Java
# options, environment variables, additional Pod content, and the ability to
# explicitly start, stop, or restart cluster members. The Cluster resource
# must describe a cluster that already exists in the WebLogic domain
# configuration.
clusters:
- name: soainfra-osb-cluster
- name: soainfra-soa-cluster
---
# This is an example of how to define a Cluster resource.
apiVersion: "weblogic.oracle/v1"
kind: Cluster
metadata:
name: soainfra-osb-cluster
# Update this with the namespace your domain will run in:
namespace: soans
labels:
# Update this with the `domainUID` of your domain:
weblogic.domainUID: soainfra
spec:
clusterName: osb_cluster
serverService:
precreateService: true
serverPod:
env:
# This parameter can be used to pass in new system properties; use the space delimiter to append multiple values.
# Do not change this value, only append new values to it.
- name: K8S_REFCONF_OVERRIDES
value: "-Doracle.sb.tracking.resiliency.MemoryMetricEnabled=false "
replicas: 1
# The number of managed servers to start for unlisted clusters
# replicas: 1
---
# This is an example of how to define a Cluster resource.
apiVersion: "weblogic.oracle/v1"
kind: Cluster
metadata:
name: soainfra-soa-cluster
# Update this with the namespace your domain will run in:
namespace: soans
labels:
# Update this with the `domainUID` of your domain:
weblogic.domainUID: soainfra
spec:
clusterName: soa_cluster
serverService:
precreateService: true
serverPod:
env:
# This parameter can be used to pass in new system properties; use the space delimiter to append multiple values.
# Do not change this value, only append new values to it.
- name: K8S_REFCONF_OVERRIDES
value: "-Doracle.soa.tracking.resiliency.MemoryMetricEnabled=false "
replicas: 1
# The number of managed servers to start for unlisted clusters
# replicas: 1
ドメインの検証
ドメインが作成されたことを確認するには、次のコマンドを入力します:
kubectl describe domain DOMAINUID -n NAMESPACEDOMAINUIDはdomainUIDに、NAMESPACEは実際のネームスペースに置き換えます。
ドメイン詳細の例:
kubectl describe domain soainfra -n soans
bash-4.2# kubectl describe domain soainfra -n soans
Name: soainfra
Namespace: soans
Labels: weblogic.domainUID=soainfra
Annotations: <none>
API Version: weblogic.oracle/v9
Kind: Domain
Metadata:
Creation Timestamp: 2023-02-03T13:12:56Z
Generation: 1
Managed Fields:
API Version: weblogic.oracle/v9
Fields Type: FieldsV1
fieldsV1:
f:metadata:
f:labels:
.:
f:weblogic.domainUID:
f:spec:
.:
f:clusters:
f:dataHome:
f:domainHome:
f:domainHomeSourceType:
f:failureRetryIntervalSeconds:
f:failureRetryLimitMinutes:
f:httpAccessLogInLogHome:
f:image:
f:imagePullPolicy:
f:includeServerOutInPodLog:
f:logHome:
f:logHomeEnabled:
f:logHomeLayout:
f:maxClusterConcurrentShutdown:
f:maxClusterConcurrentStartup:
f:maxClusterUnavailable:
f:replicas:
f:serverPod:
.:
f:env:
f:volumeMounts:
f:volumes:
f:serverStartPolicy:
f:webLogicCredentialsSecret:
.:
f:name:
Manager: kubectl-create
Operation: Update
Time: 2023-02-03T13:12:56Z
API Version: weblogic.oracle/v9
Fields Type: FieldsV1
fieldsV1:
f:status:
.:
f:clusters:
f:conditions:
f:observedGeneration:
f:servers:
f:startTime:
Manager: Kubernetes Java Client
Operation: Update
Subresource: status
Time: 2023-02-03T13:21:29Z
Resource Version: 39889912
UID: 141ec231-dbcf-4afe-8912-e142278f9a79
Spec:
Clusters:
Name: soainfra-osb-cluster
Name: soainfra-soa-cluster
Data Home:
Domain Home: /u01/oracle/user_projects/domains/soainfra
Domain Home Source Type: PersistentVolume
Failure Retry Interval Seconds: 120
Failure Retry Limit Minutes: 1440
Http Access Log In Log Home: true
Image: soasuite:14.1.2.0
Image Pull Policy: IfNotPresent
Include Server Out In Pod Log: true
Log Home: /u01/oracle/user_projects/domains/logs/soainfra
Log Home Enabled: true
Log Home Layout: ByServers
Max Cluster Concurrent Shutdown: 1
Max Cluster Concurrent Startup: 0
Max Cluster Unavailable: 1
Replicas: 1
Server Pod:
Env:
Name: JAVA_OPTIONS
Value: -Dweblogic.StdoutDebugEnabled=false
Name: USER_MEM_ARGS
Value: -Djava.security.egd=file:/dev/./urandom -Xms256m -Xmx1024m
Volume Mounts:
Mount Path: /u01/oracle/user_projects
Name: weblogic-domain-storage-volume
Volumes:
Name: weblogic-domain-storage-volume
Persistent Volume Claim:
Claim Name: soainfra-domain-pvc
Server Start Policy: IfNeeded
Web Logic Credentials Secret:
Name: soainfra-domain-credentials
Status:
Clusters:
Cluster Name: osb_cluster
Conditions:
Last Transition Time: 2023-02-03T13:21:25.985058Z
Status: True
Type: Available
Last Transition Time: 2023-02-03T13:21:25.985176Z
Status: True
Type: Completed
Label Selector: weblogic.domainUID=soainfra,weblogic.clusterName=osb_cluster
Maximum Replicas: 5
Minimum Replicas: 0
Observed Generation: 1
Ready Replicas: 1
Replicas: 1
Replicas Goal: 1
Cluster Name: soa_cluster
Conditions:
Last Transition Time: 2023-02-03T13:21:25.985247Z
Status: True
Type: Available
Last Transition Time: 2023-02-03T13:21:25.985324Z
Status: True
Type: Completed
Label Selector: weblogic.domainUID=soainfra,weblogic.clusterName=soa_cluster
Maximum Replicas: 5
Minimum Replicas: 0
Observed Generation: 1
Ready Replicas: 1
Replicas: 1
Replicas Goal: 1
Conditions:
Last Transition Time: 2023-02-03T13:21:25.984952Z
Status: True
Type: Available
Last Transition Time: 2023-02-03T13:21:29.921800Z
Status: True
Type: Completed
Observed Generation: 1
Servers:
Health:
Activation Time: 2023-02-03T13:17:40.865000Z
Overall Health: ok
Subsystems:
Subsystem Name: ServerRuntime
Symptoms:
Node Name: devhost
Pod Phase: Running
Pod Ready: True
Server Name: AdminServer
State: RUNNING
State Goal: RUNNING
Cluster Name: osb_cluster
Health:
Activation Time: 2023-02-03T13:20:24.163000Z
Overall Health: ok
Subsystems:
Subsystem Name: ServerRuntime
Symptoms:
Node Name: devhost
Pod Phase: Running
Pod Ready: True
Server Name: osb_server1
State: RUNNING
State Goal: RUNNING
Cluster Name: osb_cluster
Server Name: osb_server2
State: SHUTDOWN
State Goal: SHUTDOWN
Cluster Name: osb_cluster
Server Name: osb_server3
State: SHUTDOWN
State Goal: SHUTDOWN
Cluster Name: osb_cluster
Server Name: osb_server4
State: SHUTDOWN
State Goal: SHUTDOWN
Cluster Name: osb_cluster
Server Name: osb_server5
State: SHUTDOWN
State Goal: SHUTDOWN
Cluster Name: soa_cluster
Health:
Activation Time: 2023-02-03T13:21:18.284000Z
Overall Health: ok
Subsystems:
Subsystem Name: ServerRuntime
Symptoms:
Node Name: devhost
Pod Phase: Running
Pod Ready: True
Server Name: soa_server1
State: RUNNING
State Goal: RUNNING
Cluster Name: soa_cluster
Server Name: soa_server2
State: SHUTDOWN
State Goal: SHUTDOWN
Cluster Name: soa_cluster
Server Name: soa_server3
State: SHUTDOWN
State Goal: SHUTDOWN
Cluster Name: soa_cluster
Server Name: soa_server4
State: SHUTDOWN
State Goal: SHUTDOWN
Cluster Name: soa_cluster
Server Name: soa_server5
State: SHUTDOWN
State Goal: SHUTDOWN
Start Time: 2023-02-03T13:13:28.055432Z
Events: <none>
出力のStatusセクションに使用可能なサーバーおよびクラスタがリストされます。このコマンドがスクリプトの終了後すぐに発行された場合は、まだ使用可能なサーバーがないか、管理サーバーのみで管理対象サーバーがない可能性があることに注意してください。オペレータは、最初に管理サーバーを起動し、その準備が完了するまで待機してから管理対象サーバーを起動します。
ポッドの検証
次のコマンドを入力して、サーバーを実行しているポッドを表示します:
kubectl get pods -n NAMESPACE
次に、このコマンドの出力例を示します。soaosbドメイン・タイプに対して、各クラスタ(SOAおよびOracle Service Bus)の管理サーバーおよび管理対象サーバーが実行されていることを確認できます。
kubectl get pods -n soans
NAME READY STATUS RESTARTS AGE
soainfra-adminserver 1/1 Running 0 53m
soainfra-osb-server1 1/1 Running 0 50m
soainfra-soa-server1 1/1 Running 0 50m
サービスの検証
次のコマンドを入力して、ドメインのサービスを表示します:
kubectl get services -n NAMESPACE
次に、このコマンドの出力例を示します。管理サーバーおよび管理対象サーバーのサービス(SOAおよびOracle Service Busクラスタ用)がsoaosbドメイン・タイプ用に作成されていることを確認できます。
サービスのサンプル・リスト:
kubectl get services -n soans
NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE
soainfra-adminserver ClusterIP None <none> 30012/TCP,7001/TCP,7002/TCP 54m
soainfra-cluster-osb-cluster ClusterIP 10.100.138.57 <none> 8002/TCP,8003/TCP 51m
soainfra-cluster-soa-cluster ClusterIP 10.99.117.240 <none> 7003/TCP,7004/TCP 51m
soainfra-osb-server1 ClusterIP None <none> 8002/TCP,8003/TCP 51m
soainfra-osb-server2 ClusterIP 10.108.50.145 <none> 8002/TCP,8003/TCP 51m
soainfra-osb-server3 ClusterIP 10.108.71.8 <none> 8002/TCP,8003/TCP 51m
soainfra-osb-server4 ClusterIP 10.100.1.144 <none> 8002/TCP,8003/TCP 51m
soainfra-osb-server5 ClusterIP 10.108.57.147 <none> 8002/TCP,8003/TCP 51m
soainfra-soa-server1 ClusterIP None <none> 7003/TCP,7004/TCP 51m
soainfra-soa-server2 ClusterIP 10.97.165.179 <none> 7003/TCP,7004/TCP 51m
soainfra-soa-server3 ClusterIP 10.98.160.126 <none> 7003/TCP,7004/TCP 51m
soainfra-soa-server4 ClusterIP 10.105.164.133 <none> 7003/TCP,7004/TCP 51m
soainfra-soa-server5 ClusterIP 10.109.168.179 <none> 7003/TCP,7004/TCP 51m