1 システム構成変数の概要
この章の項目は次のとおりです。
1.1 ドキュメントの編成
このガイドに記載された情報は、製品テクノロジの進化、およびハードウェアとオペレーティング・システムの作成や変更によって変更される場合があります。ブラウザ、データベース、Webサーバーおよびオペレーティング・システムの技術的な特徴により、オラクル社では第三者製品のすべてのバージョンおよび機能との互換性を保証することはできません。
このガイドは、次の章で構成されています。
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「使用方法別の構成変数リスト」では、すべての変数を、Oracle WebCenter Content (デバッガ、Inbound Refineryなど)で使用される状況別に分類して示します。
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「構成変数」では、すべての変数をアルファベット順に示します。
1.2 Oracle WebCenter Contentの用語
Oracle WebCenter Contentのドキュメントでは、Oracle WebCenter ContentおよびOracle WebCenter Content Serverの構成に関連付けられたディレクトリ内の変数を指すときに、次の用語を使用しています。
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IdcHomeDir: この変数は、Oracle WebCenter Contentサーバー・メディアが配置されているOracle WebCenter Contentホームの
ucm/idc
ディレクトリを参照します。サーバー・メディアは、Oracle WebCenter Content Server、Oracle WebCenter Content: Inbound RefineryまたはOracle WebCenter Content: Recordsのソフトウェアを実行できます。これは、基本的に読取り専用のディレクトリです。デフォルトの場所はWCC_ORACLE_HOME
/ucm/idc
です。デフォルトの場所の変数部分は変更可能ですが、パスをucm/idc
から変更することはできません。 -
DomainHome: この変数は、Oracle WebLogic Serverのアプリケーション・サーバー上で実行するためにOracle WebCenter Contentアプリケーションがデプロイされる、ユーザー指定のディレクトリを参照します。
DomainHome
/ucm/
short-product-id
/bin
ディレクトリには、intradoc.cfg
ファイルおよび実行可能ファイルがあります。DomainHome
のデフォルトの場所はMW_HOME
/user_projects/domains/
base_domain
ですが、このパスとドメイン名(base_domain
)は、アプリケーション・サーバーにOracle WebCenter Contentアプリケーションをデプロイするときに変更できます。 -
short-product-id: この変数は、アプリケーション・サーバーにデプロイされるOracle WebCenter Contentサーバーのタイプを参照します。この名前はコンテキスト・ルート(デフォルトは
HttpRelativeWebRoot
構成値)として使用されます。次の値を指定できます。-
cs
(Oracle WebCenter Content Server) -
ibr
(Oracle WebCenter Content: Inbound Refinery)
-
-
IntradocDir: この変数は、アプリケーション・サーバーにデプロイされているOracle WebCenter Contentアプリケーションの一部であるOracle WebCenter Contentインスタンスに固有の構成ファイルとデータ・ファイルのルート・ディレクトリを参照します。Oracle WebCenter Contentインスタンスのいずれかのタイプ(コンテンツ・サーバー(
cs
)またはInbound Refinery (ibr
))用に、このIdocスクリプト変数を構成します。このディレクトリは別の場所にあってもかまいませんが、デフォルトの場所はDomainHome
/ucm/
short-product-id
です。指定したディレクトリは、インスタンス・ディレクトリへの絶対パスで、特定のサーバーまたはノードに一意である必要があります。このディレクトリにはbin/
ディレクトリがあり、ここには起動ファイル(intradoc.cfg
および実行可能ファイル)が格納されています。