2 Oracle Database Applianceの概要

Oracle Database Applianceのモデルでサポートされているコンポーネント、機能および特徴について説明します。

Oracle Database Appliance X10シリーズのコンポーネントおよび機能

Oracle Database Appliance X10シリーズでサポートされている各種機能のリストを参照してください。

次の表に、Oracle Database Appliance X10シリーズ・システムでサポートされているコンポーネントおよび機能の一覧を示します。

コンポーネント Oracle Database Appliance X10-S Oracle Database Appliance X10-L Oracle Database Appliance X10-HA

サーバー・ノード

単一2RUサーバー。

単一2RUサーバー。

通常の状態で本番を共有するが、他のサーバー・ノードが停止した場合に独立して動作できる2つの2RUサーバー・ノード。下側のサーバーはノード0です。上側のサーバーはノード1です。

CPU

1個の32コア2.7 GHz AMD EPYC™ 9334プロセッサ。

2個の32コア2.7 GHz AMD EPYC™ 9334プロセッサ。

各サーバー・ノードに2個の32コア2.7 GHz AMD EPYC™ 9334プロセッサ。

メモリー

256 GB – 定格が4800 MT/秒の4個の64 GB低電圧DDR5登録DIMM。

786 MBまでのオプションのメモリー拡張。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

512 GB – 定格が4800 MT/秒の8個の64 GB低電圧DDR5登録RDIMM。

1.5 TBまでのオプションのメモリー拡張。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

512 GB – 各サーバー・ノードに定格が4800 MT/秒の8個の64 GB低電圧DDR5登録DIMM。

ノード当たり1.5 TBまでのオプションのメモリー拡張。2つのサーバー・ノードに同容量のメモリーを設置する必要があります。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

ストレージ・デバイス

サーバーには、次のものが含まれています。

  • オペレーティング・システムのストレージおよびシステム・ブートに確保される2つの内部480 GB M.2 NVMe SSD

  • 前面スロット0および1に2個の2.5インチ6.8 TB NVMe SSD

追加のストレージ・オプションはサポートされていません。

サーバーには、次のものが含まれています。

  • オペレーティング・システムのストレージおよびシステム・ブートに確保される2つの内部480 GB M.2 NVMe SSD

  • 前面スロット0および1に2個の2.5インチ6.8 TB NVMe SSD

オプションの2個のNVMe SSDを追加できます。さらに、最大4枚のOracle Flash Accelerator 680 PCIeカードを追加できます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

サーバー・ノードごとに、次のとおりです。

  • オペレーティング・システムのストレージおよびシステム・ブートに確保される2つの内部480 GB M.2 NVMe SSD

4RUストレージ・シェルフには、次のいずれかの構成が含まれています。

  • (3.5インチ取付け用金具に)2.5インチ7.68 TB SAS SSDが6個、12個または18個の部分的に移入されたストレージ・シェルフ

  • スロット0-23に(3.5インチ取付け用金具に)24個の2.5インチ7.68 TB SAS SSD

  • スロット0-5に(3.5インチ取付け用金具に)6個の2.5インチ7.68 TB SAS SSDおよびスロット6-23に18個の3.5インチ22 TB SAS HDD

部分的に移入されたストレージ・シェルフの場合、オプションの7.68 TB SAS SSDまたは22 TB SAS HDDを追加できます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

USB 3.0ポート

サーバーの背面にある1つの外部ポート。

サーバーの背面にある1つの外部ポート。

各サーバー・ノードの背面にある1つの外部ポート。

PCI Express (PCIe) I/Oスロット

9個の外部ロープロファイルPCIe Gen-5スロット。ただし、この単一プロセッサ構成では、スロット5-9のみが機能します。基本構成は次のとおりです。

PCIeスロット5には、次のいずれかが含まれます。

  • デュアルポート(SFP28) 25 Gbイーサネット・アダプタ

  • クアッド・ポート(RJ-45) 10Gbase-Tアダプタ

追加のオプション・カード構成を注文できます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

9個の外部ロープロファイルPCIe Gen-5スロット。基本構成は次のとおりです。

PCIeスロット5には、次のいずれかが含まれます。

  • デュアルポート(SFP28) 25 Gbイーサネット・アダプタ

  • クアッド・ポート(RJ-45) 10Gbase-Tアダプタ

PCIeスロット6にはOracle Retimer Cardが含まれています。

サーバーは、PCIeスロット1、2、3、および9で、最大4つのオプションのOracle Flash Accelerator 680 PCIeカードもサポートしています。

追加のオプション・カード構成を注文できます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

サーバー・ノードごとに9個の外部ロープロファイルPCIe Gen-5スロット。基本構成は次のとおりです。

PCIeスロット1にはデュアルポート(SFP28) 25 Gbイーサネット・アダプタ(ノード・インターコネクト)が含まれています。

PCIeスロット5には、次のいずれかが含まれます。

  • デュアルポート(SFP28) 25 Gbイーサネット・アダプタ

  • クアッド・ポート(RJ-45) 10Gbase-Tアダプタ

PCIeスロット2および9には、デュアルポート外部12Gb/秒SAS3ホスト・バス・アダプタが含まれています

追加のオプション・カード構成を注文できます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。

クラスタ・デバイス

N/A

N/A

ノードとノードを相互接続した1つの統合クラスタ・デバイスが、SFP28接続のある2つの25GbEポートを通して各サーバー・ノードに用意されています。

SASポート

N/A

N/A

各サーバー・ノードに4つの外部SAS3ポート。

ストレージ・シェルフに8つのSAS3ポート(4つ使用)。

ストレージ拡張シェルフに8つのSAS3ポート(4つ使用)。

オンボード・イーサネット・ポート

各サーバーの背面パネルにRJ-45コネクタがある1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

各サーバーの背面パネルにRJ-45コネクタがある1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

各サーバー・ノードの背面パネルにRJ-45コネクタがある1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

ネットワーク管理(NET MGT)ポート

各サーバー・ノードの背面パネルにRJ-45コネクタ付きサービス・プロセッサ(SP)専用の1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

各サーバー・ノードの背面パネルにRJ-45コネクタ付きサービス・プロセッサ(SP)専用の1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

各サーバー・ノードの背面パネルにRJ-45コネクタ付きサービス・プロセッサ(SP)専用の1つの10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート。

シリアル管理(SER MGT)ポート

各サーバーの背面パネルに1個のRS-232 RJ-45シリアル・ポート。

各サーバーの背面パネルに1個のRS-232 RJ-45シリアル・ポート。

サーバー・ノードごとに背面パネルに1個のRS-232 RJ-45シリアル・ポート。

VGAポート

N/A

N/A

N/A

サービス・プロセッサ(SP)

各サーバーには、次の機能を持つサービス・プロセッサがあります。

  • 業界標準のIntelligent Platform Management Interface (IPMI)機能セットをサポートするベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載。

  • IP上でリモートKVMSをサポート。

  • 専用の10/100/1000Base-T管理ポートを使用し、オプションでホストGbEポートのいずれかを使用するSPへのイーサネット・アクセスをサポートします(サイドバンド管理)。

各サーバーには、次の機能を持つサービス・プロセッサがあります。

  • 業界標準のIntelligent Platform Management Interface (IPMI)機能セットをサポートするベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載。

  • IP上でリモートKVMSをサポート。

  • 専用の10/100/1000Base-T管理ポートを使用し、オプションでホストGbEポートのいずれかを使用するSPへのイーサネット・アクセスをサポートします(サイドバンド管理)。

各サーバー・ノードには、次の機能を持つサービス・プロセッサがあります。

  • 業界標準のIntelligent Platform Management Interface (IPMI)機能セットをサポートするベースボード管理コントローラ(BMC)を搭載。

  • IP上でリモートKVMSをサポート。

  • 専用の10/100/1000Base-T管理ポートを使用し、オプションでホストGbEポートのいずれかを使用するSPへのイーサネット・アクセスをサポートします(サイドバンド管理)。

電源

2個のホットプラガブルな電源。システムには、高電圧線200-240 VAC電源が必要です。

2個のホットプラガブルな電源。システムには、高電圧線200-240 VAC電源が必要です。

サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフごとに2個のホットプラガブルな電源。サーバー・ノードには、高電圧線200-240 VAC電源が必要です。ストレージ・シェルフでは、100-127 VACまたは220-240 VACを使用できます。

冷却ファン

サーバーごとに、ホットプラガブルの、シャーシ冷却用の4個の80mmファン・モジュール。各ファン・モジュールには、逆回転ファンのペアが2個が内蔵されています(計4個のローター)。

それぞれの電源に冷却ファンが付いています。

サーバーごとに、ホットプラガブルの、シャーシ冷却用の4個の80mmファン・モジュール。各ファン・モジュールには、逆回転ファンのペアが2個が内蔵されています(計4個のローター)。

それぞれの電源に冷却ファンが付いています。

サーバー・ノードごとに、ホットプラガブルの、シャーシ冷却用の4個の80mmファン・モジュール。各ファン・モジュールには、逆回転ファンのペアが2個が内蔵されています(計4個のローター)。

各電源(サーバー・ノードおよびストレージ・シェルフ)に固有の冷却ファンがあります。

オペレーティング・システム

Oracle Linux。

Oracle Linux。

Oracle Linux。

管理ソフトウェア

Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 5.1。

Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 5.1。

Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 5.1。

Oracle Database Appliance X10-S/X10-Lのフロント・パネルおよびバック・パネル

Oracle Database Appliance X10-S/X10-Lのフロント・パネルおよびバック・パネルの機能の表示と説明を参照してください。

この項では、Oracle Database Appliance X10-S/X10-Lのフロント・パネルおよびバック・パネルについて説明します。他のOracle Database Applianceモデルがある場合は、Oracle Database Applianceの概要にリストされている該当するリンクを選択してください。

Oracle Database Appliance X10-S/X10-Lのフロント・パネル

Oracle Database Appliance X10-S/X10-Lのフロント・パネルの機能の図と説明を参照してください。

Oracle Database Appliance X10-SおよびOracle Database Appliance X10-Lサーバーはそれぞれ2RUを使用します。

次の図は、標準構成のOracle Database Appliance X10-S/X10-Lのフロント・パネルにあるコンポーネントを示しています。



コールアウト 説明

1

製品シリアル番号(PSN)ラベルとラジオ周波識別(RFID)タグ

2

位置特定LED/ボタン: 白色

3

保守要求LED: オレンジ色

4

電源/OK LED: 緑色

5

電源ボタン

6

ファン障害LED: オレンジ色

7

電源(PS)障害LED: オレンジ色

8

システム過熱警告LED: オレンジ色

9

SP OK LED: 緑色

10

保守禁止

11 - 14

フロント・マウント型ドライブ・スロット: スロット0にNVMe0 (コールアウト11)、スロット1にNVMe1 (コールアウト12)、スロット2にNVMe2 (コールアウト13)、スロット3にNVMe3 (コールアウト14)

ノート:

Oracle Database Appliance X10-Sでは、スロット0および1にのみドライブがあります。ドライブ・スロット2および3にはフィラー・パネルが搭載されています。

15

サービス情報QRコード

Oracle Database Appliance X10-S/X10-Lのバック・パネル

Oracle Database Appliance X10-S/X10-Lのバック・パネルの機能の図と説明を参照してください。

次の図は、Oracle Database Appliance X10-S/X10-Lのバック・パネル上のコンポーネントを示しています。



コールアウト 説明

1

ファン・モジュール付き電源(PS) 1

2

電源(PS) 1ステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、AC OK LED: 緑色

3

電源1 (PS1) AC電源インレット

4

ファン・モジュール付き電源(PS) 0

5

電源(PS) 0ステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、AC OK LED: 緑色

6

電源0 (PS0) AC電源インレット

7

未使用

8

PCIeカード・スロット1:

  • Oracle Database Appliance X10-S: フィラー・パネル
  • Oracle Database Appliance X10-L: フィラー・パネルまたはオプションのOracle Flash Accelerator 680 PCIeカード

9

PCIeカード・スロット2:

  • Oracle Database Appliance X10-S: フィラー・パネル
  • Oracle Database Appliance X10-L: フィラー・パネルまたはオプションのOracle Flash Accelerator 680 PCIeカード

10

PCIeカード・スロット3:

  • Oracle Database Appliance X10-S: フィラー・パネル
  • Oracle Database Appliance X10-L: フィラー・パネルまたはオプションのOracle Flash Accelerator 680 PCIeカード

11

PCIeカード・スロット4:

  • Oracle Database Appliance X10-S: フィラー・パネル
  • Oracle Database Appliance X10-L: フィラー・パネル、またはオプションのOracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter、またはオプションのOracle Quad Port 10GBase-T Adapter

12

PCIeカード・スロット5: パブリック・ネットワーク・インタフェース・カード

  • Oracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter [12a]

    --または--

  • Oracle Quad Port 10GBase-T Adapter [12b]

13

PCIeカード・スロット6: Oracle Retimer Card。

マザーボードからの特殊なフライオーバー・ケーブル接続を使用して、x16用に構成されたスロット。

14

PCIeカード・スロット7: フィラー・パネル(スロットは機能しません)。

15

PCIeカード・スロット8: フィラー・パネル、またはオプションのOracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter、またはオプションのOracle Quad Port 10GBase-T Adapter

16

PCIeカード・スロット9:

  • Oracle Database Appliance X10-S: フィラー・パネル、またはオプションのOracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter、またはオプションのOracle Quad Port 10GBase-T Adapter
  • Oracle Database Appliance X10-L: フィラー・パネルまたはオプションのOracle Flash Accelerator 680 PCIeカード

17

システム位置特定LED: 白色

18

SP: サービス・プロセッサ(SP)のリセット。

19

NET 0: ネットワーク(NET) 1GbE 100/1000BASE-T RJ-45 Gigabit Ethernet (GbE)ポート

20

NET MGTポート: Oracle ILOMサービス・プロセッサへの接続に使用されるRJ-45コネクタを備えた10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート

21

USB 3.1コネクタ

22

システムのステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、電源/OK LED: 緑色

23

SER MGTポート: Oracle ILOMサービス・プロセッサへの接続に使用されるRJ-45シリアル・ポート

Oracle Database Appliance X10-HAのフロント・パネルおよびバック・パネル

Oracle Database Appliance X10-HAのフロント・パネルおよびバック・パネルの機能の表示と説明を参照してください。

この項では、Oracle Database Appliance X10-HAのフロント・パネルおよびバック・パネルについて説明します。他のOracle Database Applianceモデルがある場合は、Oracle Database Applianceの概要にリストされている該当するリンクを選択してください。

Oracle Database Appliance X10-HAのフロント・パネル

Oracle Database Appliance X10-HAのフロント・パネル機能の図と一覧を参照してください。

Oracle Database Appliance X10-HAには、2つのサーバー・ノードとOracle DE3-24Cストレージ・シェルフが含まれています。ユニット全体で8RUです。オプションのストレージ拡張シェルフには、追加で4RUが必要で、合計で12RUに増加します。

次の図は、オプションのストレージ拡張シェルフを含むOracle Database Appliance X10-HAの前面を示しています。



コールアウト 説明

1

サーバー・ノード1

2

サーバー・ノード0

3

ストレージ・シェルフ(DE3-24C)

4

オプションのストレージ拡張シェルフ(DE3-24C)

サーバー・ノードのフロント・パネルの機能

Oracle Database Appliance X10-HAサーバー・ノードのフロント・パネルの機能の図と一覧を参照してください。

次の図は、Oracle Database Appliance X10-HAサーバー・ノードのフロント・パネル上のコンポーネントを示しています。



コールアウト 説明

1

製品シリアル番号(PSN)ラベルとラジオ周波識別(RFID)タグ

2

位置特定LED/ボタン: 白色

3

保守要求LED: オレンジ色

4

電源/OK LED: 緑色

5

電源ボタン

6

ファン障害LED: オレンジ色

7

電源(PS)障害LED: オレンジ色

8

システム過熱警告LED: オレンジ色

9

SP OK LED: 緑色

10

保守禁止

11 - 14

フロント・マウント型ドライブ・スロット0-3 (フィラー・パネル)

15

サービス情報QRコード

ノート:

Oracleサポート・サービスに連絡する場合、シリアル番号のかわりに最上位レベル識別子(TLI)を使用します。いずれかのサーバー・ノードの上部を見るか、ストレージ・シェルフの上部で、TLIを確認できます。詳細は、「テクニカル・サポート」を参照してください。

ストレージ・シェルフのフロント・パネルの機能

Oracle Database Appliance X10-HAストレージ・シェルフのフロント・パネル機能の図と一覧を参照してください。

次の図は、Oracle Database Appliance X10-HAストレージ・シェルフのフロント・パネルの機能を示しています。

ノート:

ストレージ・シェルフには、3つの基本構成があります。2つの完全に移入された構成と、1つの部分的に移入された構成(ディスク・スロット6-23はフィラー・パネル)です。デプロイメントが失敗する可能性があるため、基本構成のディスクの移動または切替えは試行しないでください。

部分的に移入された基本構成ストレージ・シェルフをアップグレードして、空のスロットにディスクを追加することもできます。「オプションのコンポーネントの設置」を参照してください。基本構成を完全に移入されたストレージ・シェルフにアップグレードすると、必要に応じて後でストレージ拡張シェルフを追加できます。


gxxxx-x8-2ha_storage_shelf_front_callouts.jpgの説明が続きます
図gxxxx-x8-2ha_storage_shelf_front_callouts.jpgの説明
コールアウト 説明

1

ストレージ・シェルフの位置特定インジケータ

2

ストレージ・シェルフの障害インジケータ

3

ストレージ・シェルフのOK/電源インジケータ

4

ストレージ・シェルフの電源障害インジケータ

5

ストレージ・シェルフのIOモジュール障害インジケータ

6

ドライブ取外し準備完了インジケータ

7

ドライブ障害インジケータ

8

ドライブの電源/アクティビティ・インジケータ

Oracle Database Appliance X10-HAのバック・パネル

Oracle Database Appliance X10-HAのバック・パネル機能の図と一覧を参照してください。

この項では、Oracle Database Appliance X10-HAのバック・パネルの機能について説明します。

次の図は、Oracle Database Appliance X10-HAを示しています。



コールアウト 説明

1

サーバー・ノード1

2

サーバー・ノード0

3

ストレージ・シェルフ(DE3-24C)

4

オプションのストレージ拡張シェルフ(DE3-24C)

サーバー・ノードのバック・パネルの機能

Oracle Database Appliance X10-HAサーバー・ノードのバック・パネルの機能の図と一覧を参照してください。

次の図は、Oracle Database Appliance X10-HAサーバー・ノードのバック・パネル上のコンポーネントを示しています。



コールアウト 説明

1

ファン・モジュール付き電源(PS) 1

2

電源(PS) 1ステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、AC OK LED: 緑色

3

電源(PS) 1 AC電源インレット

4

ファン・モジュール付き電源(PS) 0

5

電源(PS) 0ステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、AC OK LED: 緑色

6

電源(PS) 0 AC電源インレット

7

未使用

8

PCIeカード・スロット1: Oracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapterでは、サーバー・ノード間のプライベート・クラスタ相互接続用にSFP28接続を持つ2個のポートが提供されます。

9

PCIeカード・スロット2: サーバーをストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフに接続するのに使用される2個のSAS3コネクタが提供されます

10

PCIeカード・スロット3: フィラー・パネル

11

PCIeカード・スロット4: フィラー・パネル、またはオプションのOracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter、またはオプションのOracle Quad Port 10GBase-T Adapter

12

PCIeカード・スロット5:

  • Oracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter [12a]

    --または--

  • Oracle Quad Port 10GBase-T Adapter [12b]

13

PCIeカード・スロット6: フィラー・パネル

14

PCIeカード・スロット7: フィラー・パネル

15

PCIeカード・スロット8: フィラー・パネル、またはオプションのOracle Dual Port 25Gb Ethernet Adapter、またはオプションのOracle Quad Port 10GBase-T Adapter

16

PCIeカード・スロット9: サーバーをストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフに接続するのに使用される2個のSAS3コネクタが提供されます

17

位置特定LED: 白色

18

SP: サービス・プロセッサ(SP)のリセット

19

RJ-45コネクタ付きの100/1000BASE-Tネットワーク・インタフェース・ポート: NET 0

20

NET MGTポート: Oracle ILOMサービス・プロセッサへの接続に使用されるRJ-45コネクタを備えた10/100/1000Base-Tネットワーク・インタフェース・ポート

21

USB 3.1コネクタ

22

システムのステータス・インジケータ: 保守要求LED: オレンジ色、電源/OK LED: 緑色

23

SER MGTポート: Oracle ILOMサービス・プロセッサへの接続に使用されるRJ-45シリアル・ポート

ストレージ・シェルフのバック・パネルの機能

Oracle Database Appliance X10-HAストレージ・シェルフのバック・パネルの機能の図と一覧を参照してください。

次の図は、Oracle Database Appliance X10-HAストレージ・シェルフのバックの機能を示しています。

ノート:

ストレージ・シェルフのネットワーク・ポートは、サービス・エンジニアのみが使用します。

コールアウト 説明

1

AC電源インジケータ

2

ファン障害インジケータ

3

電源装置のステータス・インジケータ

4

DC電源障害インジケータ

5

ファン・モジュール0付き電源

ノート:

この製品の電源のオン/オフ・スイッチは機能しません。AC電源にプラグを差し込むとすぐにシェルフの電源が入ります。

6

サービス・ポート(Oracle Service専用に予約済)

7

SAS I/Oモジュール1

8

SAS I/Oモジュール0

9

ファン・モジュール1付き電源

ノート:

この製品の電源のオン/オフ・スイッチは機能しません。AC電源にプラグを差し込むとすぐにシェルフの電源が入ります。

Oracle Database Applianceの仕様

この項では、Oracle Database Applianceの各種モデルの物理的、電気的および環境的な仕様について説明します。

Oracle Database Appliance X10シリーズの物理的仕様

項目 Oracle Database Appliance X10-S Oracle Database Appliance X10-L Oracle Database Appliance X10-HA

高さ

86.9 mm (3.4インチ)

86.9 mm (3.4インチ)

サーバー・ノードごとに86.9mm (3.4インチ)

ストレージ・シェルフごとに175mm (6.9インチ)

445 mm (17.5インチ)

445 mm (17.5インチ)

サーバー・ノードごとに445mm (17.5)

ストレージ・シェルフごとに483mm (19インチ)

奥行き

775 mm (30.5インチ)

775 mm (30.5インチ)

サーバー・ノードごとに775 mm (30.5インチ)

ストレージ・シェルフごとに630mm (24.8インチ)

重量

23.2 kg (51.2ポンド)

27.2 kg (60ポンド)、フル実装

サーバー・ノードごとに23.8 kg (52.5ポンド)

ストレージ・シェルフごとに38 kg (84ポンド)

Oracle Database Appliance X10シリーズの電気仕様

項目 Oracle Database Appliance X10-S Oracle Database Appliance X10-L Oracle Database Appliance X10-HA

サーバー電源出力の定格最大

1400W (200-240 VAC、50/60Hz (47-63 Hzの範囲))

1400W (200-240 VAC、50/60Hz (47-63 Hzの範囲))

1400W (200-240 VAC、50/60Hz (47-63 Hzの範囲))

サーバーAC電源

10A (200-240 VAC)

10A (200-240 VAC)

10A (200-240 VAC)

ストレージ・シェルフ電源出力の定格最大

該当なし

該当なし

580W (100-127 VAC)

580W (200-240 VAC)

ストレージ・シェルフAC電源

該当なし

該当なし

8A (100-127 VAC)

3A (220-240 VAC)

電力使用量

  • 最大: 804W、2,743BTU/時
  • 標準: 459W、1,566 BTU/時
  • 最大: 1,159W、3,955 BTU/時
  • 標準: 742W、2,532 BTU/時

2つのサーバー・ノード

  • 最大: 2,194W、7,486 BTU/時
  • 標準: 1,394W、4,757 BTU/時

ストレージ・シェルフ(24 SSD)

  • 最大: 449W、1,529 BTU/時
  • 標準: 276W、940 BTU/時

ストレージ・シェルフ(6 SSD、18 HDD)

  • 最大: 441W、1,505 BTU/時
  • 標準: 256W、874 BTU/時

Oracle Database Appliance X10シリーズの環境仕様

項目 Oracle Database Appliance X10-S Oracle Database Appliance X10-L Oracle Database Appliance X10-HA

動作温度

最大900 m (2,953フィート)まで5°Cから35°C (41°Fから95°F)

最適温度: 21°Cから23°C (69.8°Fから73.4°F)

高度900 m超(最大高度3,000 m)では、300 m上昇するたびに動作時の最高周囲温度が1°C低下します。

最大900 m (2,953フィート)まで5°Cから35°C (41°Fから95°F)

最適温度: 21°Cから23°C (69.8°Fから73.4°F)

高度900 m超(最大高度3,000 m)では、300 m上昇するたびに動作時の最高周囲温度が1°C低下します。

最大900 m (2,953フィート)まで5°Cから35°C (41°Fから95°F)

最適温度: 21°Cから23°C (69.8°Fから73.4°F)

高度900 m超(最大高度3,000 m)では、300 m上昇するたびに動作時の最高周囲温度が1°C低下します。

非動作温度

-40°Cから68°C (-40°Fから154°F)

-40°Cから68°C (-40°Fから154°F)

-40°Cから68°C (-40°Fから154°F)

動作湿度

相対湿度10%から90%、結露なし、短期間-5°Cから55°C (23°Fから113°F)

5%から90%結露なし、乾燥空気1 kg当たり最大0.024 kgの水分(乾燥空気2.205ポンド当たり0.053ポンドの水分)

相対湿度10%から90%、結露なし、短期間-5°Cから55°C (23°Fから113°F)

5%から90%結露なし、乾燥空気1 kg当たり最大0.024 kgの水分(乾燥空気2.205ポンド当たり0.053ポンドの水分)

相対湿度10%から90%、結露なし、短期間-5°Cから55°C (23°Fから113°F)

5%から90%結露なし、乾燥空気1 kg当たり最大0.024 kgの水分(乾燥空気2.205ポンド当たり0.053ポンドの水分)

非動作湿度

93%結露なし、最大湿球温度35°C (95°F)

93%結露なし、最大湿球温度35°C (95°F)

93%結露なし、最大湿球温度35°C (95°F)

動作高度

最高3,000m* (9,840フィート)、高度900m以上では300m上昇するたびに最高周囲温度が1°C低下

* 中国を除く(中国市場では規制により、最高高度2,000 m (6,560フィート)に設置が制限される場合があります)。

最高3,000m* (9,840フィート)、高度900m以上では300m上昇するたびに最高周囲温度が1°C低下

* 中国を除く(中国では規制により、最高高度2,000 m (6,560フィート)に設置が制限される場合があります)。

最高3,000m* (9,840フィート)、高度900m以上では300m上昇するたびに最高周囲温度が1°C低下

* 中国を除く(中国では規制により、最高高度2,000 m (6,560フィート)に設置が制限される場合があります)。

非動作高度

最高12,000m(39,370ft)

最高12,000m(39,370ft)

最高12,000m(39,370ft)

騒音

測定された音響パワーLWAd (1 B = 10 dB)に基づくファン速度%パルス幅変調(PWM)の騒音放出に関する宣言

音響パワー(B): 50% PWM = 8.4、60% PWM = 8.8、70% PWM = 9.1、80% PWM = 9.6、90% PWM = 9.8、100% PWM = 10.1

測定された音響パワーLWAd (1 B = 10 dB)に基づくファン速度%パルス幅変調(PWM)の騒音放出に関する宣言

音響パワー(B): 50% PWM = 8.4、60% PWM = 8.8、70% PWM = 9.1、80% PWM = 9.6、90% PWM = 9.8、100% PWM = 10.1

測定された音響パワーLWAd (1 B = 10 dB)に基づくファン速度%パルス幅変調(PWM)の騒音放出に関する宣言

音響パワー(B): 50% PWM = 8.5、60% PWM = 8.8、70% PWM = 9.1、80% PWM = 9.6、90% PWM = 9.8、100% PWM = 10.1

テクニカル・サポート

アプライアンスのテクニカル・サポートを受ける方法。

テクニカル・サポートは、次の場所を参照してください。

https://support.oracle.com/portal/

Oracle Database Appliance X10-S/X10-L Oracle Database Appliance X10-HA

システムのフロント・パネル、システムの上部、システムに同梱されているお客様情報シートのいずれかに記載されているシリアル番号を報告してください。

サーバー・ノードをスライドレールで数インチ引き出すだけで、システムの上部でシリアル・ラベルを確認できます。ケーブルを取り外したり、伸ばされたメンテナンス位置までスライドする必要はありません。

最上位識別子(TLI)を報告してください。TLIを確認するには、お客様情報シート、またはサーバー・ノードかストレージ・シェルフの上部の前方に向かって左側をご覧ください。

TLI部品番号およびTLIシリアル番号は、アプライアンスのファクトリバンドル・サーバー・ノードで同一です。次の図に、最上位レベル識別子ラベルの例を示します。

アプライアンスがラック内にあってTLIを確認できない場合、次のいずれかを行ってください。

  • そのアプライアンスの別のコンポーネント(サーバー・ノードまたはストレージ・シェルフ)を見ます。Oracle Database Applianceのすべてのファクトリバンドル・サーバー・ノードには、同じTLI番号があります。

  • TLIが見えるところまで、レールでサーバー・ノードをスライドします。詳細は、サービス・マニュアルを参照してください。

    TLIを見るには、サーバー・ノードをスライド・レールで数インチ引けば十分です。ケーブルを取り外したり、伸ばされたメンテナンス位置までスライドする必要はありません。