Oracle Commerceの概要

Oracle Commerceは、Oracle Cloudで実行するように特別に設計された、スケーラブルで柔軟なeコマース・ソリューションです。このサービスは、ビジネス向けに高度にカスタマイズ可能な機能豊富なストア・フロントを構築するために必要なインフラストラクチャとツールを提供します。

ノート: このトピックは、オープン・ストア・フロント・フレームワーク(OSF)およびストア・フロント・クラシックに適用されます。

コマースには、次のコア・ピースが含まれています:

ストアの設計および管理に使用するコマース管理UI。サービスにサブスクライブするときに、Oracleから指定されたURLを介してアクセスします。 URLは次のようになります:
<youroracledomain.com>/occs-admin/#
Oracleが提供するURLにあるストア・フロント。最初はサイトのテスト・バージョンが提供され、管理UIを使用して独自のストアを作成するように変更します。

このイメージは、システムの理解に役立ちます:

Oracle Commerceには、システムの機能を拡張するために使用できる複数のツール・セットが用意されています。主なものは、次のとおりです:

REST APIのセットやウィジェットをカスタマイズするためのツールなど、ストアの機能を拡張するための開発者機能。「拡張機能の理解」、「オープン・ストア・フロント・フレームワークの理解」、および「ウィジェットの構築」を参照してください。
サードパーティ・ベンダー(税金計算サービスや支払プロセッサなど)およびその他のOracle Cloudサービスとの統合。使用可能な統合の詳細は、コマース用の「Oracle Help Center」ページを参照してください。
広範なREST APIセットにより、外部アプリケーションはコマース・サーバーをコールできます。これらのAPIは、サーバーが外部アプリケーションへのコールアウトに使用できるwebフックによって補完されます。たとえば、コマースがwebフックを使用してオーダー・データをOMSに送信するオーダー管理システム(OMS)との統合を作成し、OMSはコマースREST APIを使用してオーダーの処理時にオーダーのステータス情報を更新できます。
カスタム・ウィジェットを使用すると、コマース・サーバーと通信してストア・フロントの機能を拡張し、デフォルトで公開されていない機能にアクセスできます。カスタム・ウィジェットは、ソーシャル・メディア・サイトなどの外部システムと通信することでストア・フロントを強化することもできます。

これらのツールは相互に排他的なものではなく、目的を達成するためにすべてのツールを使用する必要がある場合があります。たとえば、カスタム・ウィジェットがコマース・サーバーに対してRESTコールを実行してストア・フロントのデータをリクエストし、サーバーがwebフックを実行して外部システムからそのデータを取得する場合があります。

カスタム・ウィジェットの開発に関する一般的な情報は、「カスタム・ウィジェットの作成」を参照してください(オープン・ストア・フロント・フレームワークの場合)。