フランスのハードシップ・ファクタ・カードの概要
ハードシップ・ファクタ・カードには、その年の間に各従業員について到達したリスク要因に関する情報が格納されます。
各会社は、DSN (社会保険記名申告書)プロセスを使用してこの情報を送信する必要があります。 このカードでは、従業員がハードシップの特定のしきい値に到達したすべてのリスク要因の詳細を記録できます。
ハードシップ・ファクタ計算カードを従業員のレコードに添付するには、次の2つの方法があります:
- 手動で作成または更新します。 この場合、給与マネージャまたは給与管理者が「計算カードの管理」UIを使用してカードを作成し、コンポーネント詳細を更新します。
- HCMデータ・ローダーを使用して一括で作成または更新します。 有効日日付を使用して、各年のリスク要因を追跡します。 これにより、コンポーネント詳細の更新がトリガーされます。
考慮事項と前提条件
従業員が経験したハードシップ・ファクタを記録するには、1つのカードと1つのコンポーネントのみを作成する必要があります。 実際には、1人の従業員について1年の間に1つのハードシップ・ファクタに到達したときにカードを開始することになります。 計算カード・コンポーネントには、ハードシップ・ファクタの値および関連する年が格納されます。 それ以降の年には、ユーザーは新しい有効日を使用してコンポーネント詳細を更新し、年および必要に応じてファクタを変更するのみで済みます。
法定控除項目カードとは異なり、新規採用フローで従業員レコードが作成されときに、デフォルトのカードが個人レベルで自動的に生成されることはありません
法定控除および法定レポートに直接的な影響があるため、一括アップロードを実行する前に、年金および福祉カードおよびそこに含まれる情報について理解しておくことをお薦めします。 詳細は、Oracle Fusion HRMS (フランス)を参照してください: HR実装および機能に関する考慮事項(ドキュメントID 1542406.1)。
ハードシップ・ファクタ・カード・レコード・タイプ
ハードシップ・ファクタ・カードは、HCMデータ・ローダーでグローバル給与計算カード・ビジネス・オブジェクトを使用してアップロードします。 この汎用オブジェクト階層は国固有の様々な要件をサポートするためのレコード・タイプを提供します。
| コンポーネント | 機能説明 | ファイル弁別子 |
|---|---|---|
| 計算カード | 計算カード・タイプおよび情報を取り込む従業員アサイメントを定義します。 | CalculationCard |
| カード・コンポーネント | 計算カードに必要なデータをグループ化および分離するために使用します。 次の項では、この計算カードに適用されるカード・コンポーネントと、各カード・コンポーネントに必要な子レコードについて説明します。 | CardComponent |
| コンポーネント詳細 | 各カード・コンポーネントに必要な各フレックスフィールド・コンテキストのコンポーネント詳細レコードを指定します。 | ComponentDetail |
ハードシップ・ファクタ計算カード階層
年金および福祉カードに適用される計算カード・コンポーネントの階層を次の図に示します:
