米国の源泉徴収税情報の概要 - 動的カード

源泉徴収税計算カードには、従業員の連邦税、州税および地方税についてサポートされているフォームのコンポーネント情報と、米国の計算上書きが格納されます。

税金の計算に計算カード・コンポーネントは必要ありません。カード・コンポーネントが作成されていない場合、または値がないか値が欠落している状態でコンポーネントが作成された場合、デフォルト値が税金計算に使用されます。

源泉徴収税HCMデータ・ローダー・オブジェクトは、基礎となる計算カード構造の複雑さを隠します。様々なタイプの税(連邦、郡、市区町村など)に対して源泉徴収税ビジネス・オブジェクトは1つです。源泉徴収税ビジネス・オブジェクトには、連邦税、それぞれの州税および地方税の個別のコンポーネントがあり、それぞれの税カード・コンポーネントには、そのコンポーネントに関連する属性のみが含まれるようになっています。

源泉徴収税

源泉徴収税コンポーネントを使用して、カードの対象者を識別します。カードを作成するときまたは既存のカードを保守するときには、常に指定する必要があります。

連邦税

連邦税カード・コンポーネントを使用して、従業員の連邦税計算に影響する情報を取り込みます。

各源泉徴収税計算カードに連邦税カード・コンポーネントを1つ含める必要があります。

州税

州税コンポーネントを使用して、従業員の州税計算に影響する情報を取り込みます。

州税カード・コンポーネントは、住民税または所得税がある米国の各州に使用できます。

ペンシルベニアPSD

ペンシルベニアPSDカード・コンポーネントを使用して、ペンシルベニアPSDに固有の情報を取り込みます。従業員からペンシルベニアの居住証明書を受け取ったら、その従業員について単一のペンシルベニアPSDを作成します。

郡税

郡税カード・コンポーネントを使用して、従業員に関連する居住地または勤務先の郡税計算に関する情報を取り込みます。郡税カード・コンポーネントは、住民税または所得税があり、上書きを必要とする米国の各郡に使用できます。源泉徴収税オブジェクト階層内で郡税コンポーネントは1つのみであり、郡税コンポーネントで更新する属性については州と郡を指定します。

市区町村税

市区町村税カード・コンポーネントを使用して、従業員の市区町村税計算に影響する情報を取り込みます。市区町村税カード・コンポーネントは、住民税または所得税があり、上書きを必要とする米国の各市区町村に使用できます。

源泉徴収税オブジェクト階層内で市区町村税コンポーネントは1つのみであり、市区町村税コンポーネントで更新する属性については州、郡および市区町村を指定します。

米国課税

従業員の税レポート・ユニットごとに米国課税カード・コンポーネントを作成する必要があります。

考慮事項と前提条件

製品ライセンスを給与または給与インタフェースに設定して従業員を作成すると、その従業員が1つの税レポート・ユニット(TRU)にのみ割り当てられている場合、米国の新規採用者に対して源泉徴収税計算カードがTRUへの関連付けとともに自動生成されます。その他の場合は、源泉徴収税カード関連付けの手動作成が必要になることがあります。連邦政府コンポーネントも新規採用者に対して自動生成されます。その後、次のいずれかを行う必要があります:

従業員がセルフサービスを使用して自分のコンポーネントを更新することを許可します
従業員から受け取ったフォームに基づいて更新を手動で入力します
従業員から受け取ったフォームに基づいて、HDLを使用して情報をロードします。

自動生成されたカードの保守に関するガイダンスは、「米国の源泉徴収税カードの保守に関するガイドライン」のトピックを参照してください。

従業員がOracle Human Capital Management Cloudで給与または給与インタフェースのライセンスなしで作成された場合、完全な源泉徴収税カードを作成する必要があります。米国の源泉徴収税カードの作成に関するガイドラインのトピックを参照してください。