エレメント比例配分の概要

給与期間中に給与関連のデータが変更された場合、按分を使用して、固定処理エレメントの比例金額を計算します。

このようなシナリオの例として、企業に入社する個人や期間途中の昇給などがあります。比例配分では、2つの給与計算結果が作成されます。最初の実行結果は、イベント前日までの給与計算期間に対するものです。 2つ目は、イベントの日付から期間の終了までの日付です。エレメントを作成する際には、比例配分イベント・グループと計算メソッドを指定します。

按分レート換算ルールを使用して、周期に使用されるルールとは異なるルールを指定します。たとえば、換算にワーク・ユニットを使用する場合、カレンダ日数に基づいて比例配分します。

エレメント比例配分を設定するには、以下のタスクを実行します:

事前定義済の按分イベント・グループをレビューして、追跡する変更が含まれていることを確認します。オプションで、イベント・グループを更新することも、新しいグループを作成することもできます。
エレメントを作成し、エレメントの比例配分処理を有効にします。

事前定義済イベント・グループのレビュー

固定処理エレメントを作成または更新するときに、比例配分の対象にすることができます。

ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」>「詳細の表示」>「給与」の下の「イベント・グループ」タスクをクリックします。
事前定義済イベント・グループ「比例配分の入力変更」を検索します。
このイベント・グループに関連付けられたエレメントの比例配分を自動的にトリガーする変更のタイプを確認します。

必要に応じて、このグループを編集するか、エレメントの新規イベント・グループを作成します。たとえば、計算カードまたは割当に変更を追加する場合があります。

エレメントに対する按分処理使用可能

比例配分を有効にするには、次のステップに従います。

「エレメントの作成: 追加詳細」ページで、「このエレメントは日割の対象ですか。」という質問に対して「はい」を選択
事前定義済イベント・グループ、「比例配分の入力変更」、または作成した新規グループを選択します。
「按分ユニット」および「按分レート換算ルール」を選択します。
「按分換算ルール」式を選択します。

事前定義済変換ルールが要件を満たさない場合は、ユーザー定義Formulaを作成できます。