育成目標の割当時の適格プロファイルの使用方法

適格プロファイルを使用して、目標割当を、特定の基準を満たす従業員のみに制限します。条件には、資格、コンピテンシ、性別などの個人条件を指定できます。勤務地や等級などの雇用関連の項目も指定できます。

適格プロファイルの作成

育成目標を割り当てるためのビジネス要件に適合するように適格プロファイルを作成します。部門、ジョブまたは事業所などの特定の基準に対して適格プロファイルを作成できます。基準を組み合せることもできます。たとえば、一部の育成目標を、営業部門でカリフォルニア州にいるレベル3のマネージャ全員に割り当てるとします。3つの基準を使用して適格プロファイルを作成し、「レベル3営業マネージャ(カリフォルニア)」という名前を付けます。適格プロファイルを作成するには、管理者の「キャリア開発」ページで「適格プロファイル」タスクを使用します。このページを表示するには、「自分のクライアント・グループ」「キャリア開発」に移動します。

適格プロファイルを使用した育成目標の一括割当

一括割当プロセスを定義するときや、既存の一括割当プロセスを編集するときに、適格プロファイルを含めることができます。選択した適格プロファイルの一部またはすべてに、必須マークを付けることもできます。

育成目標の一括割当要求に適格プロファイルを含めると、育成目標は次のような方法で割り当てられます。

  • 含まれているすべての適格プロファイルに必須マークを付けた場合、すべての適格プロファイルの条件を従業員が満たす必要があります。

  • 含まれている適格プロファイルのいずれにも必須マークを付けない場合、少なくとも1つの適格プロファイルの条件を従業員が満たす必要があります。

  • 一部の適格プロファイルに必須マークを付けた場合、すべての必須プロファイルおよび1つ以上の必須以外のプロファイルの基準を従業員が満たす必要があります。

  • 1つのみ含まれている適格プロファイルに必須マークを付けた場合、その適格プロファイルの条件を従業員が満たす必要があります。

たとえば、次の3つの適格プロファイルを一括割当処理に含めるとします。

  • 事業所: フランス: 必須

  • 指定: マーケティング・マネージャ: 必須ではない

  • 指定: 製品マネージャ: 必須ではない

この場合、一括割当に含まれる育成目標は、フランスに拠点を置き、その指定がマーケティング・マネージャまたは製品マネージャである従業員に割り当てられます。

適格プロファイルと目標のアクセシビリティ

育成目標を対象ターゲットに一括で割り当てる場合は、適格プロファイルを使用します。ただし、育成目標の一括割当時に適格プロファイルを使用すると、他のソースからの育成目標に対する個人のアクセスが制御されないことに注意してください。目標ライブラリまたは他のタレント管理プロセスから(タレント・レビュー会議中やパフォーマンス評価中などに)、育成目標を就業者に割り当てることもできます。