ルールのオブジェクトの選択
割当ルールに対して選択したオブジェクトによって、安全衛生インシデントの解決におけるユーザーのアクティビティの範囲が決まります。
オブジェクトを選択する際に、安全インシデント詳細、安全インシデント・イベント、安全インシデント調査または安全インシデント処理のいずれかの値を選択します。「詳細」の値は、最初に報告されたインシデントのレコードを表しており、アイテムに関連するその他の値は、専門職ユーザーがインシデントの解決作業をするときに追加します。
このルールによって、選択したオブジェクトのレコードに専門職ユーザーが割り当てられます。これは、ユーザーがこれらのレコードを作成したときにトリガーされます。たとえば、専門職ユーザーが既存のインシデントに処理を追加すると、安全インシデント処理オブジェクトを指定する割当ルールによって、その処理にユーザーが割り当てられます。
オブジェクト値は、Oracle Fusion Cloud Workforce Health and Safetyのインシデントのレコードにあるタブにも対応しています。さらに、各オブジェクトには独自のポジション・セットがあり、ユーザーが次の項目を入力するのを承認できます:
- 安全インシデント詳細オブジェクトがルールに指定されている場合は、安全インシデント所有者および安全コーディネータとしてユーザーをルールで承認できます。これらのユーザーには、インシデント・レコードのすべてのタブへの完全なアクセス権があります。(事前定義済の「環境、安全衛生マネージャ」ジョブ・ロールを付与されたユーザーも同様です。)
- 安全インシデント詳細オブジェクトに関連付けられた他のポジション(承認者、レビュー担当者または利害関係者)にユーザーをルールで割り当てることができます。または、他のオブジェクトに関連付けられたポジションにユーザーを割り当てることもできます。これらには、各オブジェクト・タイプの所有者と利害関係者が含まれます。安全インシデント・イベント以外の各オブジェクトについては、レビュー担当者、事前承認者および承認者も含まれます。これらすべての割当では、ルールに対して選択したオブジェクトに対応するインシデント・レコード・タブのみへのアクセス権がルールによって付与されます。