3.12 既存のワークスペースの管理
インスタンス管理者は、Oracle APEXインスタンス内にある既存のワークスペースを管理できます。
- ワークスペースの検索の実行
「ワークスペース・タスク」ページで「ワークスペースの検索」をクリックして、ワークスペースの検索を実行します。 - 既存のワークスペース情報の表示
ワークスペースの詳細、AIサービスのサポート、表示名、ログイン制御、コンポーネントの可用性、セッション・タイムアウト、コンポーネントの可用性など、既存のワークスペース情報および動作を表示または編集します。 - ブラウザ攻撃を防ぐためのワークスペースの分離
ワークスペース管理者は、特定のワークスペースを分離することでブラウザ攻撃を防ぐことができます。ワークスペースレベルの設定は、インスタンス全体に対して構成された設定より優先されます。 - ワークスペースの削除
ワークスペースを削除しても、関連付けられているデータベース・オブジェクトは削除されません。関連付けられているスキーマを削除する場合、データベース管理者(DBA)は、Oracle Enterprise Manager、SQLclなどの標準的なデータベース管理ツールを使用する必要があります。 - ワークスペースのロック
インスタンス管理者は、セキュリティまたはパフォーマンスの問題に対処するために、ワークスペースをロックできます。 - アクティブでないワークスペースの消去
アクティブでないワークスペースは、貴重な記憶領域を消費して、システム・パフォーマンスを低下させます。インスタンス管理者は、アクティブでないワークスペースを定期的に消去するようにインスタンスを構成できます。 - ワークスペースとスキーマの割当ての管理
インスタンス管理者は、スキーマおよびワークスペースの割当てを表示、編集および削除し、ワークスペースに追加のスキーマを関連付けて、新しいスキーマを作成できます。 - インスタンスのコンポーネントの可用性の管理
Oracle APEXインスタンスで使用可能なコンポーネントを制御します。これには、アプリケーション・ビルダー、SQLワークショップ、SQLワークショップでのPL/SQLの編集、チーム開発、生産性およびサンプル・アプリケーションのインストールが含まれます。 - ワークスペースのエクスポートおよびインポート
エクスポートおよびインポートすることで、ワークスペースおよび関連付けられているすべてのユーザーを新しいOracle APEXインスタンスに移動します。 - エクスポートしたアプリケーションをランタイム環境にインストール
インスタンス管理者は、SQLclおよびAPEX_INSTANCE_ADMIN
APIを使用してAPEXランタイム環境を管理します。 - コマンドラインからのエクスポートおよびインポート
ワークスペース、アプリケーションおよび関連ファイルをコマンドラインからエクスポートおよびインポートします。 - 管理サービスでのアプリケーション・ビルド・ステータスの変更
インスタンス管理者は、アプリケーションのビルド・ステータスを変更できます。 - 「アプリケーション属性」レポートの表示
「アプリケーション属性」ページでワークスペース別にアプリケーションを表示します。 - 「解析対象スキーマ」レポートの表示
「解析対象スキーマ」レポートを使用して、任意のワークスペースで各アプリケーションの現在の解析スキーマを識別します。 - ワークスペース・レポートへのアクセス
インスタンス管理者は、「ワークスペースの管理」、「ワークスペース・レポート」からワークスペース・レポートを表示できます。
親トピック: Oracle APEX管理サービス