3.6 順序の管理

順序は、データベース表の数値列に対して連続した一意の番号のリストを生成します。オブジェクト・ブラウザを使用して、順序を作成、表示または削除します。

データベースの順序は、一般に、表の主キーの移入に使用されます。

3.6.1 順序の作成

オブジェクト・ブラウザを使用して順序を作成します。

順序を作成するには:

  1. オブジェクト・ブラウザで、「データベース・オブジェクトの作成」メニューをクリックし、「順序」を選択します。

    ヒント:

    オブジェクト・ツリーから新しいオブジェクトを作成するには、オブジェクトを右クリックして「作成」オプションを選択します。

    順序の作成ウィザードが表示されます。

  2. 順序の作成で次のように指定します:
    1. 順序名 - 順序の名前を入力します。名前は、Oracleのネーミング規則に従う必要があり、空白を含めたり、数字またはアンダースコアで開始することはできません。
    2. 開始 - 生成する最初の順序番号を指定します。この値は有効な整数である必要があります。

      このフィールドを使用して、最小値より大きい値から昇順を開始するか、最大値より小さい値から降順を開始します。昇順の場合、デフォルト値は順序の最小値になります。降順の場合、デフォルト値は順序の最大値になります。

    3. 増分 - 順序番号間の間隔を指定します。この値は、0(ゼロ)以外の正の整数または負の整数になります。

      この値の絶対値は、「最大値」「最小値」の差異より小さくする必要があります。この値が負の場合、順序は降順になります。この値が正の場合、順序は昇順になります。

    4. キャッシュする数 - キャッシュ・サイズを入力します。この値は、1より大きい有効な正の整数にする必要があります。

      この値は、順序番号に迅速にアクセスできるように、一連の順序番号をメモリーに事前割当てし、維持するために使用されます。キャッシュ内の最後の順序番号が使用されると、別の順序の集合がキャッシュ内に読み込まれます。

    5. 最小値 - 順序の最小値を指定します。この値は、有効な整数で、「開始」以下で、「最大値」未満である必要があります。最小値を指定しない場合、Oracleでは、昇順には1、降順には-(1027 -1)の最小値が使用されます。
    6. 最大値 - 順序が生成できる最大値を指定します。この値は、「開始」以上の有効な整数で、「最小値」より大きくする必要があります。最大値を指定しない場合、Oracleでは、昇順に1027 -1、降順に-1の最大値を使用します。
    7. サイクル - このオプションを選択して、順序が最大値または最小値に達した後も引き続き値が生成されることを指定します。つまり、昇順の場合は、最大値に達すると最小値が生成されます。降順の場合は、最小値に達すると最大値が生成されます。

      このオプションの選択を解除して、順序が最大値または最小値に達した場合は、それ以上値を生成しないように指定します。これはデフォルトです。

  3. 「順序の作成」をクリックします。

3.6.2 順序の参照

オブジェクト・ツリーから順序を選択し、「オブジェクトの詳細」ビューでタブにアクセスします。

順序を参照するには:

  1. オブジェクト・ブラウザのオブジェクト・ツリーで、「順序」を展開し、順序を選択します。
  2. 「オブジェクトの詳細」ビューが表示され、4つのタブが表示されます:
    • オブジェクトの詳細 - 選択したタイプの詳細を表示します。使用可能なアクションは次のとおりです:
      • 変更
      • 削除
      • リフレッシュ
    • 権限付与 - 順序に関連付けられている権限付与のリストを表示します。使用可能なアクションは次のとおりです:
      • 権限付与
      • 取消し
      • リフレッシュ
    • 依存性 - この順序を使用する(またはこれに依存する)オブジェクトのリストを表示します。使用可能なアクションには、「リフレッシュ」が含まれています。
    • DDL - この順序の再作成に必要なDDLを表示します。使用可能なアクションは次のとおりです:
      • ダウンロード
      • リフレッシュ

3.6.3 順序の削除

オブジェクト・ツリー・ペインから順序を選択して、「オブジェクトの詳細」タブの「削除」をクリックします。

順序を削除するには:

  1. オブジェクト・ブラウザのオブジェクト・ツリーで、「順序」を展開し、順序を選択します。

    「オブジェクトの詳細」ビューが表示されます。

  2. 「オブジェクトの詳細」タブで、「削除」をクリックします。
    1. 削除 - 詳細を確認します。
    2. SQL - 順序を削除するために生成されたSQLを表示します。表示されたSQLをコピーするには、「コピー」アイコンをクリックします。
    3. 選択を確定するには、「削除」を再度クリックします。