5.4.10 クイックSQLを使用する際の推奨事項
効果的なデータ・モデルの作成に関して推奨される方法について学習します。
効果的なデータ・モデルを作成するためには多くの有効な方法がありますが、次のことをお薦めします。
-
表のネーミング – 表を複数形として定義し、列を単数形として定義します。表は、多数の行を格納するように設計されているため、複数形にするのが適切です。たとえば、
Employees
とします。 -
列のネーミング – 列名を単数形として定義します。たとえば、
First Name
とします。 -
主キー – すべての表に主キーがあり、主キーは各行を一意に識別するために使用され、子表データを関連付けるために使用できます。
-
主キー列のネーミング – すべての表に主キーがあり、
ID
と呼び、数値にする必要があります。 -
表制約 – データの整合性を確保する最善の方法は、データベースに適切なデータのみを許可することです。たとえば、列が必須の場合は、
not null
制約を設定します。列が一意の場合は、一意制約を設定します。 -
参照整合性 – ほとんどのリレーショナル・データベース・モデルには、1対多関係とも呼ばれる親子があります。これらは多対多関係になることもよくあります。宣言的な主キーと外部キーの構文を使用すると、データベースではこれらの関連を規定してデータの整合性を確保できます。参照整合性を定義することにより、すべての子表が実際に親表に関連するようになります。
親トピック: クイックSQLの使用