18.4.2 RESTデータ・ソースの作成

「共有コンポーネント」からRESTデータ・ソースを作成します。

RESTデータ・ソースを作成するには:

  1. 「RESTデータ・ソース」ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、ページの中央にある「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「データ・ソース」で、「RESTデータ・ソース」を選択します。
  2. 「RESTデータ・ソース」ページで、「作成」をクリックします。
  3. RESTデータ・ソースの作成 - 「最初から」を選択し、「次」をクリックします。

    ヒント:

    「既存のRESTデータ・ソースのコピーとして」を選択した場合は、コピーするアプリケーションを選択して、画面に表示される手順に従います。
  4. 一般:
    1. RESTデータ・ソース・タイプ - RESTデータ・ソース・タイプ(組込みタイプまたはRESTソース・プラグインで定義されたタイプ)を選択します。詳しい説明は、アイテム・ヘルプで詳細を確認するか、「RESTデータ・ソース・タイプについて」を参照してください。

      「RESTデータ・ソース・タイプ」に応じて、この後に表示される内容が決まります。この例では、「RESTデータ・ソース・タイプ」が「簡易HTTP」に設定されています。

    2. 名前 - このRESTデータ・ソースのわかりやすい名前を入力します。
    3. URLエンドポイント: このRESTデータ・ソースのエンドポイントURL (http://またはhttps://で始まる)を入力します。

      ヒント:

      ?name1=value&name2=valueを付加して、問合せ文字列パラメータを追加しないでください。これらは、認証を構成した後に「詳細」ウィザード・ページで構成します。

    4. Open API URL - OpenAPI情報が使用可能なURLを入力します。移入されている場合、RESTデータ・ソースはOpenAPI/Swaggerを使用して検出します。
    5. HTTPSホスト名 - HTTPSリクエストに対してリモート・サーバーの証明書の共通名(CN)と照合するホスト名。これは、*.example.comのようなドメイン名でもある場合があります。NULLである場合、特定のURL内のホスト名が使用されます。
    6. 「次」をクリックします。
  5. リモート・サーバー:
    1. リモート・サーバー - 既存のリモート・サーバー・オブジェクトを選択します。RESTデータ・ソースのHTTPエンドポイントURLは、リモート・サーバー(ベースURL)とサービス固有の部分で構成されます。リモート・サーバーは、個別のエンティティとして保存されます。複数のRESTデータ・ソースが同じリモート・サーバーを共有する場合、リモート・サーバー定義内のベースURLを変更するのみで、それらを別の物理的な場所(テストから本番など)に簡単にリダイレクトできます。
    2. ベースURL - これは、選択したリモート・サーバー・オブジェクトのベースURLです。このRESTデータ・ソースのHTTPエンドポイントURLは、ベースURLと次のサービス固有のパス接尾辞で構成されます。

      たとえば:

      • http://api.example.com:8080/myservices/test/

      • https://api.example.com/ords/scott/

    3. サービスURLパス - このRESTデータ・ソースのサービス固有のURLパスを入力します。HTTPエンドポイントURLは、これを、リモート・サーバー・オブジェクトで指定されたベースURLに付加することで生成されます。

      たとえば:

      • /services/customers/

      • /products/4711/details

    4. 「次」をクリックします。
  6. 「RESTデータ・ソース・タイプ」「簡易HTTP」の場合、「設定」で次のいずれかを選択します。
    1. 「ページ区切りタイプ」 - 次のいずれかを選択します。
      • ページ区切りなし
      • ページ・サイズとフェッチ・オフセット - ページ・サイズおよびオフセット(開始行)パラメータを使用して、REST APIで特定の行セットをリクエストできる柔軟なページ区切りです。

        一般的なURLを次に示します。この例では、URLはページ・サイズが100のページ番号2をリクエストし、行101から行200が返されます。

        http://hostname.domain.com/path/to/rest_api?limit=100&offset=20

        前述の例では、limitおよびoffsetというパラメータを任意にして、使用されるREST APIによって決まるようにできます。

      • ページ・サイズとページ番号 - ページ・サイズおよびページ番号パラメータを使用して、REST APIで行のセットをリクエストできるページ区切り。

        通常、URLは次の例のように、ページ・サイズが100のページ番号2をリクエストし、行101から行200が返されます。

        http://hostname.domain.com/path/to/rest_api?size=100&page=2

      • ページ番号 - ページ・パラメータを使用して、REST APIで行のセットをリクエストできるページ区切り。ページ・サイズは固定され、REST APIによって決定されます。

        通常、URLは次の例のように、ページ番号2をリクエストします。REST APIで固定ページ・サイズ20を使用している場合、行21から行40が返されます。

        http://hostname.domain.com/path/to/rest_api?page=2

      • ページ・サイズとページ・トークン - REST APIでページ・トークン・パラメータとページ・サイズ・パラメータを組み合せて行のセットをリクエストできるページ区切り。このトークンは、次の行セットを取得するために使用され、前のリクエストのレスポンス本文で返されます。このページ・サイズによって、各リクエストで返される行の数が決まります。

        URLは通常、次の例のようになります。この例では、トークンApEx=とページ・サイズ100を使用して次の行セットをリクエストしています。

        http://hostname.example.com/path/to/rest_api?token=ApEx=&limit=100

      選択したページ区切りタイプに基づいてUIが変更されます。特定の属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

    2. 「次」をクリックします。
  7. 認証が必要です - 新しいRESTデータ・ソースが認証を必要とするかどうかを選択します。
  8. 続行するには、次のいずれかを選択します。
    • RESTソースの手動作成 - このオプションには、検出モードが含まれていません。以前に入力した情報に基づいて、いくつかのサンプル操作とサンプル・データ・プロファイルでRESTデータ・ソースが作成されます。このオプションでは、APEXコンポーネントで使用できない不完全なRESTデータ・ソースが作成されます。外部Webサービスを正しく反映するには、操作とデータ・プロファイルを編集する必要があります。
    • 詳細 - データ・プロファイルの詳細パラメータを表示します。「レスポンス・サンプル」を使用して、サンプルのJSON (またはXML)レスポンスをアップロードします。ファイルがアップロードされると、アップロードされたファイルに対してAPEXがデータ・プロファイル検出を実行します。
    • 検出 - 検出モードを開始します。APEXで、外部のWebサービスに関する情報を取得するために、複数のHTTPリクエストが実行されます。これらの複数のHTTPリクエストの1つは、Webサービスに関するOpenAPI情報を取得するHTTPリクエストです。APEXで、Webサービスによって返されたデータ(JSONまたはXML)のサンプルを取得し、データ・プロファイル(JSON属性に関するメタデータで構成される)を導出します。その後、検出結果が表示され、RESTデータ・ソースを作成するかどうかが確認されます。
  9. 「詳細」をクリックすると、パラメータ・ページが表示されます。
    パラメータ・ページを使用して、検出で必要になる可能性がある初期RESTデータ・ソース・パラメータを構成します。一部のRESTデータ・ソースでは、特定のHTTPヘッダー(User-Agentなど)の設定が必要になる場合があります。詳細パラメータを設定したら、「RESTソースの手動作成」または「検出」を選択します。
  10. 「検出」をクリックすると、APEXによってRESTサービスURLが呼び出され、プレビューが表示されます。APEXでは、JSONレスポンスから属性とそのデータ型が導出され、それを使用してデータ・プロファイルが作成されます。

    表示される情報は、ターゲット・サービスの複雑さによって異なります。JSONレスポンス属性に関するメタデータを提供しない簡易HTTPサービスまたはORDSサービスの場合、APEXによって、JSONまたはXMLレスポンスが調査されて、データがサンプリングされて、データ・プロファイルの提案が作成されます。「データ」タブには、サンプル・レスポンス・データがレポート形式で表示されます。

    「列」タブには、APEXが検出中に見つけたデータ・プロファイルの列に関する情報が表示されます。このタブを使用して、列のデータ型が正しいかどうかを確認します。

    名前付き列を削除する場合は、[TAB]キーを使用して削除する列に移動し、[Enter]キーを押すか、単にマウスを使用してXアイコンを押します。

    「レスポンス本文」タブには、APEXが検出中に発見したレスポンス本文構造に関する情報が表示されます。このタブを使用して、検出で受信したレスポンスのタイプに応じて返される、レスポンス本文の構造の複雑性を確認します。

    「詳細」をクリックして、レスポンス本文、レスポンス・ヘッダー、RESTデータ・ソース操作など、RESTデータ・ソースのレスポンスに関する追加の詳細情報を表示します。

  11. 「RESTデータ・ソースの作成」をクリックします。
    RESTデータ・ソースが作成されます。