21.4.2.3 データベース・アカウント

データベース・アカウント資格証明認証では、データベース・スキーマ・アカウントを使用してユーザーを認証します。

21.4.2.3.1 データベース・アカウント資格証明について

データベース・アカウント資格証明について学習します。

データベース・アカウント資格証明による認証では、データベース・ユーザー(スキーマ)がローカル・データベースに存在しておりロック解除されている必要があります。この認証方式では、データベース・アカウント・リポジトリに対してエンド・ユーザーの資格証明が検証されます。データベース・クライアント(SQL Developerなど)とは異なり、この認証方式では、このユーザーの新しいデータベース・セッションは確立されません。アプリケーション・コードは、エンド・ユーザーのデータベース・スキーマとしてではなくアプリケーションの解析対象スキーマとして実行されます。

アプリケーションの指定ユーザーごとに1つのデータベース・アカウントにでき、データベース・ツールを使用したアカウント・メンテナンスでニーズ(たとえば、ALTER USER文の使用によるエンド・ユーザーのパスワードの変更)に対応できる場合は、データベース・アカウント資格証明を選択します。

21.4.2.3.2 データベース・アカウント資格証明の設定

データベース・アカウント資格証明の設定方法について学習します。

データベース・アカウント資格証明を設定するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    共有コンポーネント・ページが表示されます。

  4. 「セキュリティ」で、「認証スキーム」を選択します。
  5. 認証スキーム・ページで、「作成」をクリックします。
  6. 「ギャラリからの事前構成済スキームに基づく」を選択し、「次へ」をクリックします。
  7. 「名前」で、次の項目を指定します。
    1. 名前 - 他のアプリケーション開発者が認証スキームを参照するための名前を入力します。
    2. スキーム・タイプ - 「データベース・アカウント」を選択します。
    3. 「認証スキームの作成」をクリックします。