18.4.7.10 例: Fusion Applicationsエンドポイントに対するRESTデータ・ソースの作成

選択的必須の属性を使用するFusion Applicationsエンド・ポイントに対してRESTデータ・ソースを作成するときにエラーを回避する方法について学習します。

一部のFusion Applicationsエンドポイントでは一連の索引付き属性が識別され、それらの1つ以上をデータ取得時に提供する必要があります。アプリケーション・ビルダーではRESTデータ・ソースの定義時にエンドポイントからサンプル・データが取得されるため、このようなエンドポイントを使用しようとするとエラーが発生することがあります。このトピックでは、このような選択的必須の属性のどれかを使用するフィルタを構成することで、RESTデータ・ソースの作成中にエラーを防ぐ方法について説明します。

18.4.7.10.1 選択的必須の属性を使用するエンドポイントに対するRESTデータ・ソースの作成

選択的必須の属性を使用するFusion Applicationsエンド・ポイントに対してRESTデータ・ソースを作成します。

RESTデータ・ソースを作成するには:

  1. 「RESTデータ・ソース」ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「データ・ソース」で、「RESTデータ・ソース」を選択します。
  2. 「RESTデータ・ソース」ページで、「作成」をクリックします。
    RESTデータ・ソースの作成ウィザードが表示されます。
  3. RESTデータ・ソースの作成 - 「最初から」を選択し、「次」をクリックします。
  4. 一般:
    1. RESTデータ・ソース・タイプ - 「Oracle Cloud Applications (SaaS) REST Service」を選択します。
    2. 名前 - このRESTデータ・ソースのわかりやすい名前を入力します。
    3. URLエンドポイント - 問合せ文字列を指定せずに、「選択的に必須」の属性を使用するサービスのエンドポイントを入力します(つまり、このステップでは疑問符もパラメータ値も指定しません)。たとえば:

      https://fa.com/fscmRestApi/resources/11.13.18.05/inventoryOnhandBalances

    4. 「次」をクリックします。
  5. リモート・サーバー - デフォルトを受け入れて、「次」をクリックします。
  6. 「設定」、「ページ区切りタイプ」 - デフォルトを受け入れて、「次」をクリックします。
  7. 「認証」、「認証が必要です」:
    1. 該当する場合は既存の資格証明を選択します。または、「認証タイプ」を選択して、新しい資格証明を定義するための関連する詳細を入力します。
    2. 「検出」をクリックします。

      次のエラーが表示されます。

      HTTP Status

      Discovery error: Oracle APEX cannot compute a data profile from the response data of type: application/vnd.oracle.adf.resourcecollection+json.

      この例では、ItemNumberOrganizationCodeInventoryItemIdOrganizationId属性のどれかが必要です。

      このエラーを回避するには、1つの属性(たとえば、OrganizationId)に対して1つのフィルタを作成する必要があります。

  8. 「戻る」矢印(<)をクリックして、前の認証ステップに戻ります。
  9. 「認証」、「認証が必要です」:
    1. 資格証明を再入力します。
    2. 「詳細」をクリックします。
  10. 「パラメータ」で、次のようにします:
    1. パラメータ・タイプ - 「URL問合せ文字列」を選択します。
    2. パラメータ名 - qと入力します
    3. 値 - OrganizationId='0'と入力します

      ノート:

      属性名の例(たとえば、OrganizationId)を調整して、かわりに、使用するエンドポイントで必要となる選択的必須の属性のいずれかの名前を使用します。等号の右側にある値は重要ではありません。
    4. 「検出」をクリックします。
  11. 「プレビュー」ステップで、「RESTデータ・ソースの作成」をクリックします。
    RESTデータ・ソースが作成されます。

18.4.7.10.2 ハードコードされたqパラメータの削除

RESTデータ・ソースを編集して、ハードコードされたqパラメータを削除し、選択的必須の属性についてフィルタ・パラメータを追加します。

ハードコードされたqパラメータを削除するには:

  1. 「RESTデータ・ソース」ページで、適切なRESTソース名をクリックします。
    「RESTデータ・ソース」ページが表示されます。
  2. qパラメータを削除します:
    1. 「パラメータ」を見つけます。
    2. qパラメータを見つけて、その「編集」アイコンをクリックします。
    3. 「削除」をクリックします。
  3. 選択的必須の属性についてフィルタ・パラメータを追加します。
    1. 「操作」を見つけます:
    2. データベース・アクション行のフェッチを使用するGET操作を編集します。
    3. 「RESTソース操作」ページで、「操作パラメータ」を見つけて「パラメータの追加」をクリックします。
    4. 「RESTデータ・ソース・パラメータの編集」で、次の項目を指定します。
      • タイプ - デフォルトの「URLパターン」を受け入れます。
      • 名前 - パラメータの名前を入力します。たとえば、OrganizationId_eq$norowsifnullと入力します。

        必ず、RESTデータ・ソースの作成時に指定したパラメータ名を入力してください。

    5. 「パラメータの追加」をクリックします。
    6. 「RESTソース操作」ページで、「変更の適用」をクリックします。
    「RESTデータ・ソース」ページが表示されます。
  4. 「変更の適用」を再度クリックしてRESTデータ・ソースの編集のタスクを完了します。

    追加したフィルタ・パラメータにより、この新しいRESTデータ・ソースを使用する任意のリージョンで、ページ・アイテムや他の値をその選択的必須の属性に宣言的にバインドできます。フィルタ・パラメータの詳細は、「例による問合せおよび親と子のユースケースのフィルタ・パラメータ」を参照してください。