5.19.9 埋込みコード・ユーティリティの使用

APEXアプリケーションで使用されているすべての埋込みコードを1ページで確認します。埋込みコードは、アプリケーション・ビルダーで入力されたコード(SQL、PL/SQL、JavaScriptなど)として定義されますが、コードが参照する可能性があるPL/SQLパッケージやJavaScriptライブラリなどのコードは含まれません。

埋込みコード・ユーティリティでは、使いやすいファセット検索ページにアプリケーションの全ページの埋込みコードがすべて表示されます。埋込みコード・ユーティリティの使用は、従来は開発者がページまたは共有コンポーネントでそれぞれのプロパティをクリックする必要があった、コードのレビュー、セキュリティの評価、アプリケーションのチューニングなどのタスクに最適です。

埋込みコード・ユーティリティにアクセスするには:

  1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
  2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  3. アプリケーションを選択します。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  4. 「ユーティリティ」をクリックします。
  5. 「埋込みコード」をクリックします。
    「埋込みコード」ページが表示されます。大規模なアプリケーションの表示には時間がかかる場合があります。

    左側のリージョンには、「検索結果」レポートをフィルタできるファセットが含まれています。ファセットの値は、アプリケーションの埋込みコードによって異なります。左側のリージョンには、次のファセット・フィルタが含まれています。

    • 言語 - 埋込みコードのプログラミング言語を識別します。現在、SQL、PL/SQLおよびJavaScriptがサポートされています。

      アプリケーションに含まれる言語のみが表示されます。たとえば、アプリケーションでSQLおよびPL/SQLが使用され、JavaScriptが使用されていない場合、最初の2つのオプションのみがフィルタとして表示されます。フィルタを選択すると、レポートがリフレッシュされ、選択した言語と一致するコードのみが表示されます。

    • 有効範囲 - アプリケーション内で埋込みコードが使用されている場所を識別します。

      「共有コンポーネント」は、アプリケーション・プロセス、認証スキーム、LOVなど、ページの一部ではないアプリケーション・コンポーネントを表します。他の値はすべて、アプリケーションの特定のページを表します。ページを選択すると、そのページの埋込みコードのみに結果が制限されます。

    • コンポーネント・タイプ - 埋込みコードを含むコンポーネントのタイプを識別します。

      埋込みコードを含むコンポーネント・タイプのみがフィルタに表示されます。たとえば、SQL問合せを使用するクラシック・レポートでは、「リージョン」コンポーネント・タイプが含まれます。同様に、アプリケーションにボタンがない場合、「ボタン」フィルタは表示されません。すべての条件に埋込みコードが必要なわけではありません。

    右側のリージョンに「検索結果」レポートが表示され、コンポーネントに関する識別情報と、コンポーネントで埋込みコードが使用されている場所が示されます。たとえば、ページ・アイテムには、アイテムの値の移入に使用されるソース問合せがある場合があり、アイテムをページに含めるかどうかを決定するサーバー側の条件もある場合があります。

  6. 「ダウンロード」をクリックして、各コンポーネントのファイルを含むZIPアーカイブを言語タイプ別に作成します。
    ファイルのディレクトリ階層は、エクスポート・ファイルを別個のスクリプトに分割するときに作成されるものと似ています。違いは、applicationディレクトリではなく、embedded_codeディレクトリの下にすべてのファイルが配置されることです。