アプリケーションのバックアップの管理

5.19.8 アプリケーションのバックアップの管理

バックアップ履歴を確認し、手動バックアップを実行するか、バックアップからアプリケーションをリストアします。

アプリケーションのバックアップについて
バックアップを使用すると、開発者は予期せず変更または削除された可能性のあるアプリケーションを自動的かつ簡単にリカバリできます。
すべてのアプリケーション・バックアップの表示
バックアップの管理ページで、すべてのアプリケーション・バックアップのサマリーを表示します。
特定のアプリケーションのバックアップの管理
アプリケーションの「ユーティリティ」の「バックアップの管理」ページで、特定のアプリケーションについてバックアップを管理します。

5.19.8.1 アプリケーションのバックアップについて

バックアップを使用すると、開発者は、予期せず変更または削除された可能性のあるアプリケーションを自動的かつ簡単にリカバリできます。

Oracle APEXでは、日次メンテナンスの一環として、変更されたアプリケーションがバックアップされます。バックアップは自動であり、管理者または開発者の関与は必要ありません。ただし、アプリケーションは次の基準を満たしている場合、バックアップされません。

前回のバックアップ以降にアプリケーションを変更していない場合、アプリケーションは再度バックアップされません。
ランタイムのみのアプリケーションはバックアップされません。
ランタイムのみのインスタンスにインストールされるアプリケーションはバックアップされません。

バックアップ数の構成について

デフォルトでは、APEXは最新の25件のバックアップのみを保持します。古いバックアップは削除され、新しいバックアップ用の領域が確保されます。

インスタンス管理者は、アプリケーションごとのバックアップ数を構成するか、自動バックアップをすべて無効にできます。各アプリケーションのバックアップ数を構成するには、管理サービス・アプリケーションにサインインし、「インスタンスの管理」、「機能構成」、「アプリケーション開発」にナビゲートして、「アプリケーション当たりのバックアップ数」属性を更新します。有効な値は0から30です。0 (ゼロ)の値を指定すると、バックアップ機能が無効になります。

5.19.8.2 すべてのアプリケーション・バックアップの表示

バックアップの管理ページで、すべてのアプリケーション・バックアップのサマリーを表示します。

アプリケーション・ビルダーでは、変更されたアプリケーションが毎日自動的にバックアップされます。

バックアップの管理ページを表示するには、次のステップを実行します。

ワークスペース・ユーティリティ・ページにナビゲートします。
1. Oracle APEXにサインインします。
2. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
3. 「ワークスペース・ユーティリティ」アイコンをクリックします。
「バックアップの管理」をクリックします。
バックアップの管理ページに、次の列が表示されます。
- アプリケーション - アプリケーションIDが表示されます。
- アプリケーション名 - バックアップが行われたときのアプリケーション名が表示されます。名前が変更されている場合は、両方の名前がレポートに表示されます。
- 最新のサイズ
- 最終更新
- アプリケーションが存在
- バックアップ数 - バックアップの件数が表示されます。
図view_all_backups.pngの説明
特定のアプリケーションのバックアップの詳細を表示するには、「アプリケーション名」をクリックします。
そのアプリケーションのバックアップの管理・ページが表示されます。

ヒント:

また、アプリケーション・ビルダーのホームページからバックアップの管理ページにアクセスすることもできます。「タスク」リージョンから「バックアップの管理」を選択します。

親トピック: アプリケーション・バックアップの管理

5.19.8.3 特定のアプリケーションのバックアップの管理

アプリケーションの「ユーティリティ」の「バックアップの管理」ページで、特定のアプリケーションについてバックアップを管理します。

ノート:

アプリケーションのホームページから特定のアプリケーションのバックアップにアクセスすることもできます。アプリケーションにナビゲートし、「タスク」リストから「バックアップの管理」を選択します。

特定のアプリケーションのバックアップを管理するには、次のステップを実行します。

バックアップの管理ページにナビゲートします。
1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
2. 「ワークスペース・ユーティリティ」アイコンをクリックします。
3. 「バックアップの管理」をクリックします。
  バックアップの管理ページが表示されます。
特定のアプリケーションのバックアップを表示するには、アプリケーション名をクリックします。
バックアップの管理ページに、次の列が表示されます。
- 名前 - バックアップ時のアプリケーション名。
- リビジョン - リビジョン番号。
- 日付 - バックアップの日付。
- サマリーの変更 - 最後のバックアップ以降の新規ページ、変更または削除されたページ、およびコンポーネントの数を示します。
- 作成者 - バックアップが自動か手動かを示します。手動の場合は、バックアップを作成したユーザーが表示されます。
- サイズ - バックアップ・サイズ。
- ステータス - 通常、「ロック」または「ロック解除」ステータス・アイコンが表示されます。バックアップをロックすると、バックアップ制限に達した場合にそのバックアップが削除されるのを回避できます。開発者がアプリケーションをリストアすると、「リストア」アイコンが表示されます。
- アクション - メニュー・オプションには、「リストア」、「ダウンロード」、「詳細の表示」、「ロックの管理」または「削除」があります。これらのオプションの詳細は、次のステップを参照してください。
図backups_app.pngの説明
バックアップを復元するには、次のステップを実行します。
1. アプリケーションを探し、「アクション」メニューをクリックします。
2. 「アクション」メニューから「リストア」を選択します。
3. 「アプリケーションのリストア」ダイアログで、次のようにします。
  1. 次のアプリケーションとしてインストール: 次のいずれかの項目を選択します。
    - アプリケーションIDの復元 - 既存のアプリケーションIDが使用されます。このオプションでは、IDを変更せずに既存のアプリケーションが上書きされます。
    - 新規アプリケーションIDを自動割当て - 新しいアプリケーションIDが作成されます。
    - アプリケーションIDの変更 - 新しいアプリケーションIDを指定します。
  2. 「アプリケーションのリストア」をクリックします。
バックアップをダウンロードするには、次のステップを実行します。
1. アプリケーションを探し、「アクション」メニューをクリックします。
2. 「アクション」メニューで「ダウンロード」を選択します。
3. エクスポート・ファイルをインポートします。
バックアップの詳細を表示するには、次のステップを実行します。
1. アプリケーションを探し、「アクション」メニューをクリックします。
2. 「アクション」メニューから「詳細の表示」を選択します。
バックアップのロックを管理するには、次のステップを実行します。
1. アプリケーションを探し、「アクション」メニューをクリックします。
2. 「アクション」メニューから「ロックの管理」を選択します。
  バックアップをロックすると、日次メンテナンス中のバックアップの削除を回避できます。
3. 「バックアップ・ロックの管理」ダイアログで、「バックアップのロック解除」または「バックアップのロック」を選択します。
バックアップを削除するには、次のステップを実行します。
1. アプリケーションを探し、「アクション」メニューをクリックします。
2. 「アクション」メニューから「削除」を選択します
3. 「バックアップの削除」ダイアログで、「バックアップの削除」を選択します。
アプリケーションを手動でバックアップするには、次のステップを実行します。
1. 「バックアップの作成」をクリックします。
2. 「バックアップの作成」ダイアログでコメントを入力し、「バックアップ」をクリックします。
アプリケーションのすべてのバックアップを削除するには、次のステップを実行します。
1. 「すべて削除」をクリックします。
2. 「すべてのバックアップの削除」ダイアログで、「すべてのバックアップの削除」をクリックして選択内容を確認します。