5.19.6 データベース・オブジェクトの依存性の表示

「データベース・オブジェクトの依存性」レポートを表示して、現在選択しているアプリケーションによって参照されているデータベース・オブジェクトを確認します。

5.19.6.1 「データベース・オブジェクトの依存性」ページについて

「データベース・オブジェクトの依存性」ページについて学習します。

「データベース・オブジェクトの依存性」レポートを生成するには、アプリケーションをスキャンする必要があります。アプリケーションをスキャンすると、次のような、データベース・オブジェクトの依存性が識別されます:

  • 表、ビューおよび列 - コンポーネント(対話モード・レポート、クラシック・レポート、値リストなど)によって参照されている表、ビューおよび列を識別します。
  • パッケージ、プロシージャおよびファンクション - プロセス、計算および検証によって参照されているパッケージ、プロシージャおよびファンクションを識別します。
  • システムの依存性 - システム・ユーザー(SYSSYSTEM,PUBLICおよびAPEXスキーマ所有者)によって所有されているデータベース・オブジェクトに関する依存性を識別します。
  • エラー - エラーとなったデータベース・オブジェクトへの参照を識別します。

「データベース・オブジェクトの依存性」ページの左ペインには階層ツリー・コントロールがあり、これにより、そのアプリケーションによって参照されているすべての表、ビュー、パッケージおよびプロシージャ、ならびにそれらのコンポーネント(表列、パッケージ・プロシージャ、ファンクションなど)を表示できます。特定のオブジェクトを表示するには、オブジェクト・タイプを展開します。次の例では、「表」が選択されています。



5.19.6.2 「データベース・オブジェクトの依存性」レポートの生成

アプリケーションの「ユーティリティ」ページから「データベース・オブジェクトの依存性」レポートを生成します。

ヒント:

必ず最新の結果になるように、アプリケーションまたはそのデータベース・スキーマが変更された後に「データベース・オブジェクトの依存性」レポートをリフレッシュすることをお薦めします。「アプリケーションの再スキャン」を参照してください。

「データベース・オブジェクトの依存性」レポートを生成するには:

  1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
  2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  3. アプリケーションを選択します。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  4. 「ユーティリティ」をクリックします。
  5. 「ユーティリティ」ページで、「データベース・オブジェクトの依存性」をクリックします。

    データベース・オブジェクトの依存性ページが表示されます。

  6. 「アプリケーションのスキャン」をクリックします。

    「アプリケーションのスキャン」ダイアログが表示されます。



  7. 「アプリケーションのスキャン」で、次のオプションを構成します:
    1. スキャン・タイプ - 次のいずれかのオプションを選択します:
      • 全体スキャン - エラーを含め、依存性についてすべてのソースをスキャンします。
      • エラーのみ - コード・エラーのみに関するレポートを作成します。
    2. 有効範囲 - 次のいずれかのオプションを選択します:
      • アプリケーション - すべてのページおよび共有コンポーネントを含め、アプリケーション全体をスキャンします。

      • ページ - スキャン対象を1つのページのみに限定します。

        ページを選択する場合は、「ページ」リストからページを選択します。

    3. 「スキャン」をクリックします。

    データベース・オブジェクトの依存性ページが表示されます。

5.19.6.3 「データベース・オブジェクトの依存性」レポートの理解

「データベース・オブジェクトの依存性」レポートについて学習します。

5.19.6.3.1 「データベース・オブジェクトの依存性」ページの使用

「データベース・オブジェクトの依存性」ページの使用について学習します。

「データベース・オブジェクトの依存性」ページには、次の2つのペインがあります:

  • ツリー - 左ペインは、データベース・オブジェクト・タイプ(「表」、「パッケージ」、「プロシージャ」、「スキーマ」、「システムの依存性」など)のツリーとして表示されます。特定のオブジェクトを表示するには、オブジェクト・タイプを展開します。たとえば、「表」ノードを展開すると、表のリストが表示されます。表を展開すると、特定の列が表示されます。
  • レポート - 右ペインには、ツリー内の選択したノードに基づいてレポートが表示されます。次の例では、「表」が選択されています。このレポートには、「所有者」「名前」「コンポーネントのプロパティ」および「コード」という4つの列が表示されます。「コンポーネントのプロパティ」列はリンクとして表示されます。リンクをクリックするとそのコンポーネントに移動します。


オブジェクトのフィルタリング

ツリーの上に表示されているフィルタに検索語を入力することで、オブジェクトをフィルタします。次の例では、検索語EBA_DEMO_IR_EMPがフィルタに表示されており、レポートにはEBA_DEMO_IR_EMP表が表示されています。作成したフィルタは永続的であり、APEXセッション内で保持されます。



5.19.6.3.2 エラーの表示

「データベース・オブジェクトの依存性」ページでのエラーの表示について学習します。

アプリケーションにエラーの原因となるコード参照またはオブジェクト参照が含まれている場合は、ツリーに「エラー」ノードが表示されます。次の例では、5つのエラーがあるアプリケーションを示しています。右ペインにあるレポートには、「コンポーネントのプロパティ」「エラー・メッセージ」および「コード」という3つの列が表示されます。「コンポーネントのプロパティ」はリンクとして表示されます。リンクをクリックするとそのコンポーネントに移動します。



5.19.6.3.3 アプリケーションの再スキャン

アプリケーションを再スキャンすることで、「データベース・オブジェクトの依存性」ページ内の依存性をリフレッシュします。

アプリケーションまたはデータベースに変更を加えた場合は、「データベース・オブジェクトの依存性」ページで「アプリケーションのスキャン」をクリックして、アプリケーションを再度スキャンし、依存性をリフレッシュします。

アプリケーションを再スキャンするには:

  1. 既存の「データベース・オブジェクトの依存性」ページを表示します:
    1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. 「ユーティリティ」をクリックします。
    4. 「ユーティリティ」ページで、「データベース・オブジェクトの依存性」をクリックします。
  2. 「データベース・オブジェクトの依存性」ページで、「アプリケーションのスキャン」をクリックします。

    「アプリケーションのスキャン」ダイアログが表示されます。



  3. 「アプリケーションのスキャン」で、次のオプションを構成します:
    1. スキャン・タイプ:
      • 全体スキャン - エラーを含め、依存性についてすべてのソースをスキャンします。
      • エラーのみ - コード・エラーのみに関するレポートを作成します。
    2. 有効範囲:
      • アプリケーション - すべてのページおよび共有コンポーネントを含め、アプリケーション全体をスキャンします。

      • ページ - スキャン対象を1つのページのみに限定します。

        ページを選択する場合は、「ページ」リストからページを選択します。

    3. 「スキャン」をクリックします。

    有効範囲ページがリフレッシュされます。

5.19.6.3.4 オブジェクトの依存性のクリア

「依存性のクリア」をクリックすることで、「データベース・オブジェクトの依存性」ページから依存性レコードを削除します。

依存性レコードをクリアするには:

  1. 既存の「データベース・オブジェクトの依存性」ページを表示します:
    1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. 「ユーティリティ」をクリックします。
    4. 「ユーティリティ」ページで、「データベース・オブジェクトの依存性」をクリックします
  2. 「データベース・オブジェクトの依存性」ページで、「依存性のクリア」をクリックします。


    リクエストを確認するダイアログが表示されます。

  3. 「依存性のクリア」を再度クリックします。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  4. 「アプリケーションのスキャン」で、次のオプションを構成します:
    1. スキャン・タイプ - 次のいずれかのオプションを選択します:
      • 全体スキャン - エラーを含め、依存性についてすべてのソースをスキャンします。
      • エラーのみ - コード・エラーのみに関するレポートを作成します。
    2. 有効範囲 - 次のいずれかのオプションを選択します:
      • アプリケーション - すべてのページおよび共有コンポーネントを含め、アプリケーション全体をスキャンします。

      • ページ - スキャン対象を1つのページのみに限定します。

        ページを選択する場合は、「ページ」リストからページを選択します。

    3. 「スキャン」をクリックします。

    データベース・オブジェクトの依存性ページが表示されます。