データセット表をキャッシュするかライブにするかの指定

データセット表の「データ・アクセス」設定を構成して、データをキャッシュするか、データ・ソースから直接ロードするかを決定します。

  1. ホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックしてから、「データ」をクリックします。
  2. 「データセット」タブをクリックします。
  3. 開くデータセットを見つけて、「アクション」をクリックしてから「開く」をクリックします。
  4. 「結合ダイアグラム」で表のページ・タブに移動して、構成する表をクリックします。

  5. 表エディタで、「定義の編集」をクリックします。

  6. データ・アクセス・オプションが右側に表示されていることを確認してください。
    データ・アクセス・オプションが表示されていない場合は、ウィンドウの右端中央にカーソルを合せ、「展開」オプションを表示して、「展開」をクリックします。
  7. 「データ・アクセス」フィールドで、表のデータへのアクセス方法を指定します。

  8. 「OK」をクリックします。

データセット表のデータ・アクセス・タイプの選択

Oracle Analyticsでは、データセット表の「データ・アクセス」設定を選択すると、データをキャッシュするか、データ・ソースから直接ロードするかが決まります。

「データ・アクセス」設定:

  • ライブ - 表は、データをデータ・ソースから直接取得します。ソース・システムは、表のデータ・ソース問合せを管理します。データがOracle Autonomous Data Warehouseなどの高パフォーマンス・システムに格納されている場合、このオプションは便利です。また、最新データを使用することもできます。
  • 自動キャッシュ - 表は、可能な場合はそのデータをキャッシュからロードします。変換エディタまたはワークブックから表のデータをリフレッシュする際、このオプションによりパフォーマンスを改善できます。このオプションを選択すると、「リロード」メニュー・オプションが表およびデータセット・レベルで表示されます。

    データセットのロードが失敗したり、列が追加された場合、データ・アクセスは、新しいリロードが成功するまで一時的に「ライブ」モードに切り替ります。

    このオプションは圧縮後、2GBのデータに制限されます。データが2 GBより大きい場合やデータのロードに時間がかかる場合、データはライブ問合せ使用してアクセスされます(接続タイプがこれをサポートしている場合)。自動キャッシュを使用し、データが2 GBより大きい場合、データのサイズを小さくするための日付範囲の制限など、列フィルタを表に追加します。

  • 抽出済 - 表は、常にデータをキャッシュからロードします。「抽出済」モードでは、作成者は、問合せがワークブックに対して一貫したパフォーマンスを発揮できるようにする前に、データセットのインメモリー・キャッシュが完了していることを確認できます。

    「抽出済」モードでは、他のユーザーがデータセットを使用できるようにする前にリロード・ジョブを強制的に完了し、完全にキャッシュされることを保証します。また、データセットの作成者は列の追加などの変更を行うことができ、変更は、すべてのデータがキャッシュ内で使用可能な場合にのみユーザーに表示されます。

    データセットのリロードが失敗したり、新しい列が追加された場合、ワークブックでは最後にロードされたデータが使用されます。

ヒント: 複数の表を含むデータセットがある場合、最適なパフォーマンスを得るには、すべての表を同じ方法でデータにアクセスするように設定します。一部の表ではキャッシュを使用し、他の表ではライブ・データを使用するように構成することもできますが、パフォーマンスに影響する可能性があります。たとえば、ある表のリロードが失敗した場合、自動キャッシュを使用するように設定されている表はすべて、ライブ・データを使用するように切り替ります。