10 ORDS_PAR PL/SQLパッケージのリファレンス

ORDS_PAR PL/SQLパッケージには、Oracle REST Data Servicesで事前認証済URLを生成するためや取り消すためのサブプログラム(プロシージャとファンクション)が含まれています。

10.1 ORDS_PAR.DEFINE_FOR_HANDLER

形式

ORDS.DEFINE_FOR_HANDLER(
p_module_name      IN VARCHAR2,
p_pattern          IN VARCHAR2,
p_method           IN VARCHAR2,
p_duration IN NUMBER
);

説明

DEFINE_FOR_HANDLERファンクションは、RESTfulサービス・ハンドラのPARを作成するために使用します。このPARは、現在のREST対応スキーマのコンテキストでのみ有効です。

パラメータ

p_module_name

既存のRESTfulサービス・モジュールの名前を指定します。このパラメータ値では大/小文字が区別されます。

p_pattern

既存のリソース・テンプレートの一致パターンを指定します。

p_method

既存のハンドラのHTTPメソッドを指定します。有効な値は、GETPOSTPUTまたはDELETEです。

p_duration

そのPARが有効な期間(秒)。

次の例では、ordstest対応スキーマ内の既存のハンドラのPAR URLを作成します。
set serveroutput on
DECLARE
  l_uri clob;
BEGIN
   l_uri := ORDS_PAR.DEFINE_FOR_HANDLER(
    p_module_name => 'demo',
    p_pattern => 'emp/',
    p_method => 'GET',
    p_duration => 360
  );
  
  COMMIT;

  DBMS_OUTPUT.PUT_LINE(l_uri);
END;
/

-- Prints
{
 "token": "<par_token>",
 "alias" : "<par_alias>",
 "uri": "ordstest/_/par/"<par_token>/demo_prefix/emp/"
}

10.2 ORDS_PAR.REVOKE_PAR

形式

ORDS_PAR.REVOKE_PAR(
p_par_token      IN VARCHAR2
);

説明

REVOKE_PARファンクションにより、現在のスキーマ内の既存のPARを取り消します。この変更が有効になるまでに最大30秒かかる場合があります。

パラメータ

p_par_token

取り消すトークンを指定します。これは、PARの作成時に返されたURIから抽出できます。

次の例では、現在のスキーマ内の既存のPARを取り消します:
BEGIN
   ORDS_PAR.REVOKE_PAR(
    p_par_token => '<par_token>');
  COMMIT;
END;
/