B.7 tcs-docker-swarm.yamlファイルの構成
インストール・バンドルには、アプリケーションのマニフェスト・ファイルであるtcs-docker-swarm.yamlファイルが含まれ、これにはMicroTxのデプロイメント構成の詳細が含まれます。
tcs-docker-swarm.yamlファイルのサンプル値を置き換えて、環境の詳細、イメージの詳細および構成の詳細を指定します。指定した詳細は、Docker SwarmでMicroTxをデプロイするために使用されます。
MicroTxの構成の詳細を指定するには:
- トランザクション・コーディネータのプロパティ
MicroTxを構成するための情報を指定します。 - トランザクション・ストアのプロパティ
MicroTxは、トランザクション状態の永続性を確保するためにトランザクション・ストアを使用します。 - TLSのプロパティ
HTTPまたはHTTPSプロトコルを使用してMicroTxを実行します。 - 認可のプロパティ
MicroTxは、すべてのリクエストでJWTトークンを伝播することで、参加側サービスおよびコーディネータ間の認可をサポートします。authTokenPropagationEnabledフィールドを使用してこの機能を制御します。アイデンティティ・プロバイダが期限切れアクセス・トークンをコーディネータで自動リフレッシュするように構成します。 - 認証のプロパティ
認証に使用されるJSON Webトークン(JWT)のissuerパラメータおよびjwksUriパラメータの値を入力します。これらのフィールドの情報を確認するには、検出URLを使用します。 - 暗号化キーのプロパティ
encryption下に、MicroTxがアクセス・トークンおよびリフレッシュ・トークンの暗号化に使用する暗号化キーを指定します。これらのプロパティの値を指定する必要があるのは、tmmConfiguration.authorizationのauthTokenPropagationEnabledプロパティを有効化した場合です。 - トランザクション・トークンのプロパティ
transactionTokenに、トランザクション・トークンに使用するキー・ペアを指定します。
親トピック: Docker Swarmへのインストール