10.2.2 TuxedoアプリケーションのためのYAMLファイルの更新

サンプル・アプリケーション・ファイルには、sampleapps.yamlファイルおよびvalues.yamlファイルも含まれています。これらのYAMLファイルにTuxedoアプリケーションの詳細を指定します。

YAMLファイルにTuxedoアプリケーションに関する構成およびイメージの詳細を指定するには:

  1. microtx-samples GitHubリポジトリのxa/java/helmcharts/transfer/templatesフォルダにあるsampleapps.yamlファイルを、templatesフォルダ外の別の場所にバックアップします。
  2. 任意のコード・エディタでsampleapps.yamlファイルを開いて編集します。
  3. dept2サービス・デプロイメント記述子を、次に示すサンプル・コードで置き換えます。
    ---
    apiVersion: apps/v1
    kind: Deployment
    metadata:
      name: dept2
      labels:
        app: dept2
        version: v1
    spec:
      replicas: 1
      selector:
        matchLabels:
          app: dept2
          version: v1
      template:
        metadata:
          labels:
            app: dept2
            version: v1
        spec:
          containers:
            - name: dept2
              image: #TUXEDO-BANK-APP-IMAGE
              imagePullPolicy: Always
              ports:
                - containerPort: 2345
              env:
                - name: SALT_TMM_CALLBACK_ADDR
                  value: http://dept2:2345
          imagePullSecrets:
            - name: regcred
    ---

    ここでは、次の詳細を、環境に固有の値で置き換えることができます。

    • #TUXEDO-BANK-APP-IMAGE: dockerコンテナにアップロードしたTuxedoアプリケーション・イメージの詳細を指定します。たとえば、iad.ocir.io/mytenancy/xa/tuxedo-app-xa:v1です。
    • 2345は、トラフィックを許可するために必要なネットワーキング・ルールが設定された、Tuxedoホスト内のポートです。
  4. アカウント・サービスのデプロイメント記述子で、departmentTwoEndpoint環境変数の値を、SALT_TMM_CALLBACK_ADDR環境変数に指定した値に変更します。
    name: departmentTwoEndpoint
    value: http://dept2:2345
  5. 変更内容を保存します。
  6. installation_directory/otmm-RELEASE/samples/xa/helmcharts/transferフォルダにあるvalues.yamlファイルを、transferフォルダ外の別の場所にバックアップします。
  7. dept2の値を、次に示す内容で置き換えます。
    dept2:
      name: dept2
      host: dept2
      version: v1
      gatewayUriPrefix: /dept2/
      rewriteUriPrefix: /
      destinationHost: dept2
  8. 変更内容を保存します。

sampleapps.yamlおよびvalues.yamlファイルを変更した後で、Helmを使用してXAサンプル・アプリケーションをインストールします。Helmによって、Tuxedo銀行アプリケーション・コンテナがXA対応の他のサンプル・アプリケーションと一緒にKubernetesクラスタにデプロイされます。サンプル・アプリケーションをインストールした後でXAトランザクションを実行します。サンプル・アプリケーションのインストールおよび実行の詳細は、microtx-samples GitHubリポジトリのxaフォルダにあるreadme.mdファイルを参照してください。

サンプル・アプリケーションをインストールして正常に実行できたところで、独自のTuxedoアプリケーションをご使用の環境で作成して実行することができます。