Oracle Auto Service Request (ASR)のソフトウェア要件
ソフトウェアをインストールしてOracle ASRマネージャを設定するには、rootアクセスが必要です。
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Oracle ASRマネージャ: Oracle ASRマネージャをLinuxまたはSolarisを実行しているスタンドアロン・サーバーにインストールするには、Oracle Auto Service Request (ASR)マネージャ・ユーザーズ・ガイドのOracle ASRマネージャ・ソフトウェアのインストールと登録に関する項を参照してください。
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データベース・サーバー: Oracle Exadata System Softwareリリース11.2.1.3.1以降。
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Oracle Exadata System Software:
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リリース12.1.2.1.1以降
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リリース11.2.1.3.1以降
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トラップ送信先を構成するには、次のいずれかのオプションを使用します。
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Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA): OEDAによって、Oracle ASRの構成に使用する情報が求められます。OEDAでは、Oracle ASRアセットのトラップおよびアクティビティを構成します。
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dcliユーティリティ:dcliユーティリティでSSHを有効にする手順は、『Oracle Exadata System Softwareユーザーズ・ガイド』のdcliユーティリティに関する章を参照してください。
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ポート162の使用: ポート162はSNMPポートです。SNMPポートを使用して、障害テレメトリの宛先を構成します。このポートは、ネットワーク要件に応じて別のポート・アドレスに割り当てることもできます。管理対象の環境では、Oracle ASRが正常に動作するよう、デフォルトのポート割当てからポートを変更することが必要になる場合があります。
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dcliユーティリティ: Oracle ASRでは必要ありませんが、dcliユーティリティを使用すると、すべてのサーバーを同時に構成できます。dcliを使用して、ストレージ・サーバーを同時に構成することもできます。
dcliユーティリティでSSHを有効にする手順は、Oracle Exadata Database Machine拡張およびマルチラック・ケーブリング・ガイドの「ユーザー等価の設定」のトピックを参照してください。環境の制約に応じて、dcliユーティリティを構成しないことも可能です。dcliユーティリティの詳細は、『Oracle Exadata System Softwareユーザーズ・ガイド』を参照してください。
このドキュメントのdcliユーティリティ・コマンドでは、コマンドに応じてrootまたはcelladminユーザーとの等価が必要なコマンドが実行されます。dcliユーティリティのコマンドを実行するユーザー・アカウントが適切な等価を使用して構成されていることを確認してください。