4.3.8.1 ADD DATABASE
構文
ADD DATABASE
DBNAME=database_name
[ BLOCKSIZE=blocksize ]
[ CHARSET=database_character_set ]
[ DBLANG=database_language ]
[ UNIQUENAME=database_unique_name ]
[ DBTEMPLATE=database_template ]
[ DBTYPE=database_type ]
[ HOSTNAMES='host_names' ]
[ DATADG=data_diskgroup RECODG=reco_diskgroup ]
[ VAULTLIST=exascale_vault_list EXASCALECLUSTER=exascale_cluster_name
[ STORAGETEMPLATE = exascale_storage_template_name ]]
WHERE
{ DBHOMEID=database_home_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number DBHOMELOC=database_home_location |
CLUSTERNAME=cluster_name DBHOMELOC=database_home_location |
CLUSTERID=cluster_id DBHOMELOC=database_home_location |
CLUSTERNUMBER=cluster_number CDBNAME=container_database_name |
CLUSTERNAME=cluster_name CDBNAME=container_database_name |
CLUSTERID=cluster_id CDBNAME=container_database_name }
引数
新規Oracleデータベースについて次の属性を指定できます。
-
DBNAME
: 新規データベースの名前を指定します。 -
BLOCKSIZE
: オプションで、新規データベースのブロック・サイズを指定します。デフォルト値は8192です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
CHARSET
: オプションで、新規データベースで使用する文字セットを指定します。デフォルト値は、AL32UTF8
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBLANG
: オプションで、新規データベースで使用する言語を指定します。デフォルト値は、all_langs
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
UNIQUENAME
: 新規データベースの一意の名前を指定します。デフォルト値はdbname
です。 -
DBTEMPLATE
: 新規データベースの作成時に使用するテンプレートADMIN
またはDW
を指定します。デフォルト値は、ADMIN
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBTYPE
: オプションで、作成するデータベースのタイプを指定します。-
normal DB
: 非コンテナ・データベース(非CDB)を追加します。これはデフォルト値です。 -
CDB
: コンテナ・データベースを追加します。 -
PDB
: プラガブル・データベースを既存のCDBに追加します。
-
-
HOSTNAMES
:オプションで、データベースを実行する必要があるホストの名前を示すカンマ区切りリストを指定します。デフォルト値は、データベース・ホームに登録されているノードのリストです。 -
DATADG
: 新規データベースのDATAディスク・グループの名前を指定します。この引数は、Oracle ASMストレージを使用するデータベースを追加する場合に必要です。プラガブル・データベース(PDB)またはExascaleストレージを使用するデータベースには適用されません。
-
RECODG
: 新規データベースのRECOディスク・グループの名前を指定します。この引数は、Oracle ASMストレージを使用するデータベースを追加する場合に必要です。プラガブル・データベース(PDB)またはExascaleストレージを使用するデータベースには適用されません。
-
VAULTLIST
: データベースの格納に使用されるExascaleボールトのカンマ区切りリストを指定します。この引数は、Exascaleストレージを使用するデータベースを追加する場合に必要です。プラガブル・データベース(PDB)またはOracle ASMストレージを使用するデータベースには適用されません。
-
EXASCALECLUSTER
: データベースの格納に使用されるExascaleボールトを含むExascaleクラスタの名前を指定します。この引数は、Exascaleストレージを使用するデータベースを追加する場合に必要です。プラガブル・データベース(PDB)またはOracle ASMストレージを使用するデータベースには適用されません。
-
STORAGETEMPLATE
: オプションで、Oracle Databaseデータ・ファイルに適用されるExascaleストレージ・テンプレートを指定します。OEDACLI
LIST STORAGETEMPLATES
コマンドを使用すると、使用可能なテンプレートのリストを表示できます。指定しない場合、デフォルト・テンプレート(DATAFILE
)が適用されます。たとえば、
DATA_EF_HIGHREDUNDANCY
を指定すると、高冗長性(トリプル・ミラーリング)を使用してExtreme Flash (EF)ストレージ・メディア(使用可能な場合)にデータファイルを配置する組込みExascaleテンプレートを使用できます。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
DBHOMEID
: データベース・ホームのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DBHOMELOCATION
: ターゲット・データベース・ホームのパスを指定します。 -
CDBNAME
: コンテナ・データベースのデータベース名を指定します。この引数は、DBTYPE=PDB
の場合のみ必要です
例4-16 OEDACLIの使用による新規Oracleデータベースの追加
この例では、新規データベースを構成に追加する方法を示します。
-
OEDA XML構成ファイルをロードします。
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test.xml SUCCESS - file loaded OK Customer : ora07adm01 - Oracle
-
コマンド
LIST DATABASEHOMES
を使用して、ターゲット・データベース・ホームに関連付けられているdatabasehome_id
を識別します。このデータベース・ホームは、新規データベースの作成に使用されます。oedacli> LIST DATABASEHOMES version : "CloneInstall" cluster : id : "c0_clusterHome" databaseHomeName : "c0_DbHome_0" databaseSwOwner : "c0_oracle" databaseVersion : "12.2.0.1.170718" databaseHomeLoc : "/u01/app/oracle/product/12.2.0.1/dbhome_1" inventoryLocation : "/u01/app/oraInventory" language : "all_langs" machines : machine : ... ... patches : patch : patchNumber : "26133434" basedir : "/u01/app/oracle" useZfs : "false" id : "c0_databaseHome1"
-
新規データベースを作成するためのアクションを作成します。新規データベースの名前、および新規データベースで使用する必要があるDATAおよびRECOディスク・グループの名前を指定する必要があります。また、前のステップで取得したIDを使用して、このデータベースを作成するOracleホームを指定します。
oedacli> ADD DATABASE DBNAME='testdb' DATADG='DATAC1' RECODG='RECOC1' WHERE DBHOMEID='c0_databaseHome'
-
アクションを保存します。
oedacli> SAVE ACTION
-
すべてのアクションをマージします。
oedacli> MERGE ACTIONS processMerge processMergeActions Merging Action : add database dbname='testdb' DATADG='DATAC1' RECODG='RECOC1' where DBHOMEID='c0_databaseHome' Merging ADD DATABASE Action Validated and Merged OK
-
新しいエンジニアド・システムXML構成ファイルにアクションを保存します。
oedacli> SAVE FILE NAME ='cli-test-2databases.xml' File : cli-test-2databases.xml saved OK
-
アクションをデプロイします。
oedacli> DEPLOY ACTIONS Deploying Action ID : 4 add database dbname='testdb' DATADG='DATAC1' RECODG=' RECOC1' where DBHOMEID='c0_databaseHome' Deploying ADD DATABASE Running datapatch on database 'testdb' Done... Done
親トピック: DATABASE