1.7 電力要件
Oracle Exadataラックは、広範囲の電圧および周波数で効率的に稼働できます。ただし、各ラックに信頼性の高い電源が必要です。
範囲を超えると、破損する場合があります。次のような電気障害が原因で、Oracle Exadataラックが破損する場合があります。
- 電圧低下による変動
- 入力電圧レベルまたは入力電力周波数の大幅かつ急速な変動
- 雷雨
- 配電システムの障害(配線の不備など)
このような障害からOracle Exadataラックを保護するには、専用の配電システムや電力調整装置を導入するだけでなく、雷雨からの保護を目的とした避雷器や電力ケーブルを用意する必要があります。
- PDU電力要件
各Oracle Exadata Rackの構成には、2つの配電ユニット(PDU)が含まれています。異なる状況に対応するために、様々なPDUを使用できます。データ・センターおよびOracle Exadata Rack構成に適したPDUを選択してください。 - 施設の電力要件
突発故障を防止するには、十分な電力がPDUに供給されるように入力電源を設計します。 - ブレーカ要件
繰り返し停電したり、電源が不安定な環境下にコンピュータ機器が置かれている場合は、コンポーネントが故障する確率が上昇しやすくなります。 - 電気接地ガイドライン
Oracle Exadataラックのキャビネットには、接地タイプの電源コードが同梱されています。