4.13.1 ストレージ・サーバーでのタイムゾーン設定の変更
次のステップを使用して、ストレージのタイムゾーン設定を変更します。
すべてのストレージ・サーバーに対する設定変更を完了してから、データベース・サーバーの設定を変更してください。
rootユーザーとして、データベース・サーバーにログインします。- Oracle Clusterwareを停止します。
次のようなコマンドを使用します(Grid_homeは、Oracle Clusterwareソフトウェアのインストール場所です)。
# Grid_home/bin/crsctl stop crs - クラスタ内のすべてのデータベース・サーバーで、前述のステップを繰り返します。
rootユーザーとして、ストレージ・サーバーにログインします。- ストレージ・サーバーでExadataサービスを停止します。
# cellcli -e alter cell shutdown services all ipconfスクリプトを実行します。# /opt/oracle.cellos/ipconf- タイムゾーン・プロンプトが表示されるまで、スクリプト・プロンプトに従います。その他の設定は変更しないでください。
国は番号で指定します。国を指定すると、その国の中の複数のタイムゾーンに対応する別の番号のセットが表示されます。
次に、タイムゾーンを南極大陸から米国に変更する場合のタイムゾーン・プロンプトの例を示します。この例では、米国の番号は230です。ただし、ソフトウェア・リリースに含まれているタイム・ゾーン定義によっては、異なる番号が表示される場合があります。
The current timezone: Antarctica/McMurdo Do you want to change it (y/n) [n]: y Setting up local time... 1) Andorra 2) United Arab Emirates 3) Afghanistan . . . 15) Aruba 16) Aaland Islands Select country by number, [n]ext, [l]ast: 230 Selected country: United States (US). Now choose a zone 1) America/New_York 2) America/Detroit 3) America/Kentucky/Louisville . . . 15) America/North_Dakota/New_Salem 16) America/Denver Select zone by number, [n]ext: 1 Selected timezone: America/New_York Is this correct (y/n) [y]: y - 残りのスクリプト・プロンプトに従いますが、他の値は変更しないでください。ILOMの設定は変更しないでください。
スクリプトは、変更の要求すべてに対応した後で、新しいファイルを生成します。
Info. Run /opt/oracle.cellos/validations/init.d/saveconfig /opt/oracle.cellos/validations/init.d/saveconfig started at 2017_05_12_10_28 Copy cell configs from /opt/oracle/cell/cellsrv/deploy/config to /opt/oracle.cellos/iso/lastGoodConfig/cell/cellsrv/deploy/config [INFO] Copying ssh host settings from //etc/ssh to /opt/oracle.cellos/iso/lastGoodConfig/etc/ssh ... uid=0(root) gid=0(root) groups=0(root),1(bin),2(daemon),3(sys),4(adm),6(disk),10(wheel)- タイムゾーン・プロンプトが表示されるまで、スクリプト・プロンプトに従います。その他の設定は変更しないでください。
- ストレージ・サーバーで使用されているOracle Linuxバージョンを書き留めます。
次に例を示します:
# cat /etc/system-release Oracle Linux Server release 8.9 - ストレージ・サーバーでタイム・ゾーンが変更されたことを確認します。
ストレージ・サーバーで使用されているOracle Linuxバージョンに基づいて、適切な方法を選択します。
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ストレージ・サーバーでOracle Linux 6以前を使用している場合は、次のようにします:
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dateコマンドの出力でタイム・ゾーンを確認します。次に例を示します:# date Mon Apr 1 22:26:00 EDT 2024 -
/opt/oracle.cellos/cell.confのタイム・ゾーン設定を確認します。次に例を示します:# cat /opt/oracle.cellos/cell.conf ... <Timezone>America/New_York</Timezone> ... -
/etc/sysconfig/clockのタイム・ゾーン設定を確認します。次に例を示します:# cat /etc/sysconfig/clock ... ZONE="America/New_York" ... -
/etc/localtimeのタイム・ゾーン設定を確認します。strings /etc/localtimeからの出力を確認します。最後の行にタイム・ゾーンが含まれています。次に例を示します:
# strings /etc/localtime ... EST5EDT,M3.2.0,M11.1.0
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ストレージ・サーバーでOracle Linux 7以降を使用している場合は、
timedatectlコマンドを使用して現在のタイム・ゾーン構成を表示します。次に例を示します:# /usr/bin/timedatectl Local time: Mon 2024-04-01 22:26:30 EDT Universal time: Tue 2024-04-02 02:26:30 UTC RTC time: Tue 2024-04-02 02:26:31 Time zone: America/New_York (EDT, -0400) System clock synchronized: yes NTP service: active RTC in local TZ: no
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- Exadataストレージ・サービスを再起動します。
# cellcli -e alter cell startup services all $ADR_BASE/diag/asm/cell/host_name/trace/alert.logファイルを確認します。最近再起動されたプロセスのタイムスタンプが更新された時間設定と一致していることを確認します。
- 各セルでステップ4から10を繰り返します。
親トピック: タイムゾーン設定の変更