9.7.3.4 DESCRIBE IBPORT

用途

DESCRIBE IBPORTコマンドは、IBPORTオブジェクト・タイプの属性のリストを表示します。

ノート:

このコマンドは、RoCEネットワーク・ファブリックを使用するOracle Exadataサーバーでは機能しません。

構文

DESCRIBE IBPORT

使用上のノート

表9-5 DESCRIBE IBPORTの属性

属性 説明

activeSlave

対象のポートが、ボンディングされたIPの現在アクティブなポートかどうかを示すインジケータ。

dataRate

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートのデータ率。

hcaFWVersion

ホスト・チャネル・アダプタのファームウェアのバージョン。

id

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートのグローバル一意識別子(GUID)。

lid

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートのローカル識別子。サブネット内で一意であり、スイッチによって16ビットの識別子がネットワーク内のルーティングに使用されます。

linkDowned

ポートのトレーニング・ステート・マシンがリンク・エラーのリカバリ処理に失敗し、リンクがダウンした回数。

linkIntegrityErrs

リンク完全性エラーの数。

linkRecovers

ポートのトレーニング・ステート・マシンがリンク・エラーのリカバリ処理を正常に完了した回数。

name

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートの名前。

physLinkState

物理リンクの状態。

portNumber

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートのポート番号。

rcvConstraintErrs

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで発生した受信制約エラーの数。

rcvData

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで受信した32ビット・データのワード数。

rcvErrs

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで受信した、エラーを含むパケットの数。

rcvRemotePhysErrs

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで発生した物理エラーの数。

status

リンクのステータス。

symbolErrs

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで発生した軽度なリンク・エラーの数。

vl15Dropped

リソースの制約(バッファ不足など)が原因で、InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートによって廃棄された着信のVL15パケットの数。

xmtConstraintErrs

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで発生した送信制約エラーの数。

xmtData

InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポート上で送信した32ビット・データのワード数。

xmtDiscards

ポートのダウンまたは輻輳によってInfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで破棄されたアウトバンド・パケットの数。

例9-41 IBPORTオブジェクトの説明

この例は、DESCRIBE IBPORTコマンドで得られる可能性のある出力を示しています。

DBMCLI> DESCRIBE IBPORT

        name
        activeSlave
        dataRate
        hcaFWVersion
        id
        lid
        linkDowned
        linkIntegrityErrs
        linkRecovers
        physLinkState
        portNumber
        rcvConstraintErrs
        rcvData
        rcvErrs
        rcvRemotePhysErrs
        status
        symbolErrs
        vl15Dropped
        xmtConstraintErrs
        xmtData
        xmtDiscards