3.1.3 診断ISOを使用したネットワーク接続の有効化

ストレージ・サーバーが再起動しない場合は、セルにアクセスして手動で修復できるようにするために、診断ISOが必要になることがあります。

USBの使用など、他のブート方法が機能しない場合は、診断ISOを使用してください。

次に、ファイルを転送してセルを修復できるように、診断ISOとのネットワーキングを有効にする手順を示します。

  1. diagnostics.isoファイルを使用してシステムを再起動します。
    Oracle Exadata System Softwareユーザーズ・ガイド診断ISOファイルを使用したサーバーの起動を参照してください。
  2. 診断シェルにrootユーザーとしてログインします。
    プロンプトが表示されたら、診断シェルに入ります。

    次に例を示します:

    Choose from following by typing letter in '()':
    (e)nter interactive diagnostics shell. Must use credentials 
    from Oracle support to login (reboot or power cycle to exit
    the shell),
    (r)estore system from NFS backup archive, 
    Type e to enter the diagnostics shell and log in as the root user.
    プロンプトが表示されたら、rootユーザーとしてシステムにログインします。rootユーザーのパスワードの入力を求められ、それが不明である場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。
  3. 次のコマンドを使用してpingを回避します。
    alias ping="ping -c"
    
  4. /etc/networkという名前のディレクトリを作成します。
  5. /etc/network/if-pre-up.dという名前のディレクトリを作成します。
  6. /etc/network/interfacesファイルに次の行を追加します。
    iface eth0 inet static
    address IP_address_of_cell
    netmask netmask_of_cell
    gateway gateway_IP_address_of_cell
    
  7. 次のコマンドを使用して、eth0インタフェースを起動します。
    ifup eth0
     

    いくつかの警告メッセージが表示される場合もありますが、インタフェースは稼働しています。

  8. FTPまたはwgetコマンドを使用して、セルを修理するためのファイルを取得します。