1.15 Oracle ExachkによるOracle Exadataシステムのヘルス・チェック

Oracle Exachkでは、Oracle Exadataソフトウェアおよびハードウェア・コンポーネントのスタック全体のための軽量かつ非割込み型のヘルス・チェック・フレームワークが提供されます。

Oracle Exachkは、既存のサポート契約に対するバリュー・アドオンとして提供される、Oracle Autonomous Health Frameworkのコンポーネントです。通常、Exachkは、Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)によって実行される初期構成の一部として、Oracle Exadataにインストールされます。Exachkには、My Oracle Supportドキュメント2550798.1 (Autonomous Health Framework [AHF] - Including Trace File Analyzer and Orachk/Exachk)からもアクセスできます。Exachkの実行のためにさらに料金やライセンスが必要になることはません。

Exachkでは、様々なシステム・コンポーネントに対する包括的な構成チェックなど、全体的なシステム評価に重点が置かれています。要約すると、Oracle Exachkでは次のことが実行されます:

  • ビジネスが影響を受ける前のリスク識別および事前対応型の通知を自動化します。

  • 重大かつ再発する問題に基づいて状態チェックを実行します。

  • 問題を確認するための、システム状態のリスクと脆弱性に関する概要レベルのレポートを提示します。

  • 特定の問題にドリルダウンして解決を理解できるようにします。

  • 一定間隔での定期的な状態チェックのスケジュールを可能にします。

  • デーモン・モードでの実行中に電子メール通知および差分レポートを送信します。

  • オラクルに何も送信する必要なく、環境内で実行されます。

  • オプションで、ヘルス・チェックの結果をOracle Health Check Collections Managerおよび選択したその他ツールに統合します。

Exachkの使用方法の詳細は、『Oracle Autonomous Health Frameworkユーザーズ・ガイド』Oracle OrachkまたはOracle Exachkによるコンプライアンス・チェックを参照してください。