1.1 役割および職責の概要
発生した問題の解決責任がある個人またはグループを判別する必要があります。
ほとんどのIT組織には、データベース管理者、システム管理者、ネットワーク管理者およびストレージ管理者のチームがあります。これらの管理者はシステム実装および操作の続行を担当します。Oracle Exadata環境では、通常、データベース管理者がシステム管理者のサポートを受けながらOracle Exadata管理の主要な役割を担当するようにするのがより効率的かつ効果的です。これは、Oracle ExadataがOracle Databaseを実行するように設計され、管理がOracle DatabaseおよびOracle Exadata System Softwareを明確に対象にしているためです。その他のチームに異なる職責を与えるか、または第2レベルとしてサポートするようにできます。
通常、発生した問題の主担当は個人またはグループです。システムに問題が発生すると、この担当者または担当するグループがOracle Enterprise Manager Cloud Control、ヘルプ・デスクまたは操作チームから最初に連絡を受けます。Oracle Exadataの場合、通常、主に連絡を担当するのはデータベース管理者です。データベース管理者が問題解決に別のチームのサポートを必要とする場合は、協力して問題を解決します。問題の担当者を明確にしておく必要があります。
- Oracle Exadata管理の共通管理タスク
通常、初期システム・デプロイメントはOracleエンジニアが実行します。データベース管理者の主要職責は通常の操作タスクで開始されます。 - Oracle Exadataでの管理面の差異の理解
Oracle Exadataのサーバー上でのほとんどの管理タスクは、従来のデータベース・サーバーおよびストレージ・サーバーと似ています。ただし、違いがいくつかあります。
親トピック: 一般的な保守情報