1.9.1.3 ステップ3: 新しいディスク・コントローラBBUの有効化および確認

ステップ1: ディスク・コントローラBBUの取外しの準備と同様、このステップには2つのサブ項目があります。

リモート・マウントBBUがあるシステムの場合

リモート・マウントBBUがあるシステムの場合、ステップ1: ディスク・コントローラBBUの取外しの準備の終了時にはシステムがシャットダウンされませんでした。

Oracle Exadata System Softwareバージョン11.2.3.3.0以降を使用している場合:

ノート:

Oracle Exadata System Software 19.1.0以上を実行している場合は、次のコマンドで/opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64/opt/MegaRAID/storcli/storcli64に置き換えます。
  1. ルート・ユーザーとしてログインします。

  2. ディスク・コントローラBBUのバッテリ状態が存在し、RAIDコントローラで表示されていることを確認します。新しいBBUバッテリが検出されるまでに数分かかる場合があります。

    ノート:

    Solarisで実行している場合は、次のコマンドの/opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64の代わりに/opt/MegaRAID/MegaCliを使用します。
    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -AdpAllInfo -a0 | grep BBU
    BBU : Present
    BBU : Yes
    Cache When BBU Bad : Disabled
    
  3. ディスク・コントローラBBUおよびディスク・キャッシュを再有効化します。

    • Oracle Exadata System Softwareバージョン12.1.2.1.0以降を実行している場合:

      DBMCLI> ALTER DBSERVER BBU REENABLE
    • Oracle Exadata System Software 12.1.2.1.0より前のバージョンを実行している場合:

      # /opt/oracle.cellos/compmon/exadata_mon_hw_asr.pl -reenable_bbu
      HDD disk controller battery has been reenabled.
      
  4. ディスク・コントローラBBUのバッテリ状態がOperationalであることを確認します。

    • Oracle Exadata System Softwareバージョン12.1.2.1.0以降を実行している場合:

      DBMCLI> LIST DBSERVER ATTRIBUTES bbustatus
    • Oracle Exadata System Software 12.1.2.1.0より前のバージョンを実行している場合:

      # /opt/oracle.cellos/compmon/exadata_mon_hw_asr.pl -list_bbu_status
      BBU status: present
      
  5. 現在の論理ディスク・ドライブのキャッシュ・ポリシーでライトバック・モードが使用されていることを確認します。

    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -ldpdinfo -a0 | grep -i bbu
    Default Cache Policy: WriteBack, ReadAheadNone, Direct, No Write Cache if Bad BBU
    Current Cache Policy: WriteBack, ReadAheadNone, Direct, No Write Cache if Bad BBU
    ... <repeated for each logical volume present>
    
  6. 現在のキャッシュ・ポリシーがライトスルー・モードで、ライトバックでない場合は、バッテリのステータスをチェックします。

    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -adpbbucmd -getbbustatus -a0|grep Battery
    BatteryType: iBBU08
    Battery State : Operational
    Battery Pack Missing : No
    Battery Replacement required : No
    

    バッテリの状態が"Operational"または"Optimal" (正確な用語はイメージ・バージョンによって異なります)以外の場合は、続行する前に問題を調査して修正します。

    次に示すイメージ・バージョンは、"Optimal"および"Operational"を使用しています。

    Exadata image version       Battery State         Raid f/w version
    ---------------------       -------------------   -----------------
     X4    12.1.2.1.0            Optimal              12.12.0-0178
     X4    12.1.1.1.1            Optimal              12.12.0-0178
     X3    11.2.3.3.0            Optimal              12.12.0-0178
     X3    11.2.3.2.2            Optimal              12.12.0-0178
     X3    11.2.3.2.1            Operational          12.12.0-0140
    

イメージ・バージョン11.2.3.2.xを使用している場合:

  1. ルート・ユーザーとしてログインします。

  2. サーバーの検出LEDをオフにします。

    # ipmitool chassis identify off
    Chassis identify interval: off
    
  3. HBAが認識され、新しいBBUと通信を開始するまで、約5分間待機します。

  4. HBAバッテリ・ステータスがOperationalで、充電中であることを確認します。

    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -adpbbucmd -a0
    
  5. すべての論理ドライブのキャッシュ・ポリシーをライトバック・キャッシュ・モードに設定します。

    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -ldsetprop wb -lall -a0
    
  6. すべての論理ドライブの現在のキャッシュ・ポリシーがライトバック・キャッシュ・モードを使用していることを確認します。

    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -ldpdinfo -a0 | grep -i bbu
    Default Cache Policy: WriteBack, ReadAheadNone, Direct, No Write Cache if Bad BBU
    Current Cache Policy: WriteBack, ReadAheadNone, Direct, No Write Cache if Bad BBU
    ... <repeated for each logical volume present>
    

 

リモート・マウントBBUがないシステムの場合

リモート・マウントBBUがないシステムの場合、ステップ1: ディスク・コントローラBBUの取外しの準備の終了時にシステムをシャットダウンします。この項では、システムを再起動して新しいBBUを有効にします。

ノート:

Oracle Exadata System Software 19.1.0以上を実行している場合は、次のコマンドで/opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64/opt/MegaRAID/storcli/storcli64に置き換えます。
  1. 電源ボタンを押して、サーバーの電源を入れます。
  2. ILOMが起動したら、電源ボタンを押してサーバーの電源を入れ、サーバーのコンソールに接続します。

    ILOM Webブラウザからコンソールに接続する手順(推奨): リモート制御→リダイレクト・タブにアクセスし、リモート・コンソールの起動ボタンをクリックします。ILOM 3.1.xシステムでは、コンソール・ボタンは最初の「サマリー情報」画面から起動できます。

    ILOM CLIからコンソールに接続するには:

    > start /SP/console
    
  3. サーバーのコンソールから、システム・ブートを監視します。特に、ロード中のLSIコントローラのBIOSを監視してください。保存されているキャッシュがあるドライブに関する警告メッセージが表示される場合、"D"を選択すると、キャッシュを破棄して続行されます。ASMによる起動後に、ディスクが再同期されるため、これは問題ではありません。バッテリ低下によりライトスルー・モードになっているドライブに関する警告メッセージが表示される場合は、選択して続行します。

    その後、Exadataの起動が正常に続行されると、Exadataのブート・スプラッシュ画面が表示され、通常のOSブート・メッセージが引き続き表示されます。後続の起動ステップ中に、ILOMシリアル・コンソールの画面出力の間の停止時間が長くなる場合がありますが、これは、デフォルトのコンソールがグラフィックで、Exadataブート・スプラッシュ画面が表示されないためです。

  4. 起動がすべて完了したら、rootユーザーとしてログインし、新しいバッテリが表示されて充電中であることを確認します。
    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -adpbbucmd -a0
    
  5. すべての論理ドライブのキャッシュ・ポリシーを、バッテリを使用するライトバック・キャッシュ・モードに設定します。
    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -ldsetprop wb -lall -a0
    
  6. すべての論理ドライブの現在のキャッシュ・ポリシーがライトバック・キャッシュ・モードを使用していることを確認します。
    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -ldpdinfo -a0 | grep BBU
    
  7. データベース・サービスが自動的に開始されたことを確認します。
    1. CRSが実行中であることを確認します。
      # . oraenv
      ORACLE_SID = [root] ? +ASM1
      The Oracle base for ORACLE_HOME=/u01/app/11.2.0/grid is /u01/app/oracle
      
      # crsctl check crs
      CRS-4638: Oracle High Availability Services is online
      CRS-4537: Cluster Ready Services is online
      CRS-4529: Cluster Synchronization Services is online
      CRS-4533: Event Manager is online
      
      前述の出力では、+ASM11はデータベース・ノード番号を指します。たとえば、ノード#3のデータベースでは、値は+ASM3になります。
    2. インスタンスが実行中であることを検証します。
      # ps -ef |grep pmon
      
      ASMインスタンスのレコードと各データベースのレコードが返されます。