3.1.10 新しいKVMゲスト用のすぐに使用できるシステム・イメージ
Oracle Exadata System Softwareリリース24.1.0では、Oracle Linux KVMゲスト用に、すぐに使用できるシステム・イメージと呼ばれる新しい高度に最適化されたベース・システム・イメージが導入されています。
すぐに使用できるシステム・イメージでは、ゲストの作成中に以前に行われた一般的な構成作業がイメージに含まれます。そのため、特に複数のゲストを同時に作成する場合、新しい各KVMゲストのデプロイが大幅に速くなります。さらに、すぐに使用できるシステム・イメージを使用すると、顧客は必要に応じて、KVMゲスト・セキュア・ブート機能もサポートするOracle Linux KVMのUEFIブート・フレームワークを利用して新しいゲストを構成することもできます。
Oracle Exadata System Softwareリリース24.1.0 (以降)を使用する新しいシステム・デプロイメントでは、すべてのKVMゲストがデフォルトですぐに使用できるシステム・イメージを使用します。以前にデプロイされたシステムで、すぐに使用できるシステム・イメージを新しいKVMゲストに使用するには、Oracle Exadata System Softwareリリース24.1.0 (以降)に更新した後、すぐに使用できるシステム・イメージをダウンロードしてインストールします。
デフォルトでは、すぐに使用できるベース・システム・イメージのファイルは、/EXAVMIMAGES/System.first.boot.version.date-stamp.rtg.img
というファイル名形式を使用します。UEFIブート・フレームワークを利用するようにすぐに使用できるベース・システム・イメージが構成されている場合、ファイル名の形式は/EXAVMIMAGES/System.first.boot.version.date-stamp.uefi.img
です。
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