6.1.11 ディスク・コントローラ・キャッシュ障害からの自動リカバリ
大容量(HC)および拡張(XT)のOracle Exadata Storage Serverモデルには、ライトバック・フラッシュ・キャッシュとは別のライトバック・キャッシュを含むディスク・コントローラがあります。
ディスク・コントローラ・キャッシュでマルチビットECCエラーが発生すると、サーバーがクラッシュし、ディスク・コントローラ・キャッシュ内のフラッシュされていないデータが失われ、ディスク上に古いデータが残る可能性があります。慎重に処理されない場合、このようなエラーは重大であり、データが失われる可能性があります。
Oracle Exadata System Softwareリリース21.2.0では、ディスク・コントローラ・キャッシュ障害後の自動リカバリがサポートされます。可能なかぎり、この機能は問題を自動的に検出し、障害が発生したサーバーのすべてのディスクをリカバリするために他のミラーからデータをコピーします。
最小要件:
- Oracle Exadata System Softwareリリース21.2.0