10.3.13 逆オフロードの改良
最小ソフトウェア要件: 12.1.0.2 BP11
逆オフロード機能を使用すると、ストレージ・セルのCPUが飽和状態の場合、ストレージ・セルにオフロードされた作業の一部をデータベース・ノードに戻すことができます。
ストレージ・サーバーからデータベース・ノードへの逆オフロードは、Exadata環境で利用可能なすべてのデータベースCPUリソースとストレージCPUリソースの使用率をより均一にするためには欠かせません。ほとんどの構成で、ストレージCPUよりもデータベースCPUの方が多くなっており、その比率はハードウェアの世代およびデータベース・ノードとセル・ノードの数によって異なる場合があります。
同時実行中の異なる問合せを経過時間に関して適切に実行するには、それぞれに異なる逆オフロード率が必要です。別々のインスタンスで同じ問合せを実行中の場合でも、それぞれに異なる逆オフロード率が必要な場合があります。
このリリースでは、ヒューリスティックの改良が多数追加されており、複数のデータベース・インスタンスと異なる問合せのパラレル実行にかかる経過時間が最大で15%向上しています。