7.2.7 ls

ファイル/ディレクトリの詳細をリストします。

構文

ls [ -h ] [ -l ] [ -r ] [ -t ] [ -a ] [ -1 ] [ -s ] [ -d | --detail ] 
   [{ -w | --wallet } wallet-location ] [{ -T | --trace } trace-level ] 
   [ name ]

コマンド・オプション

lsコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • name: コマンドの対象となるファイルまたはボールトを指定します。

    nameを指定しない場合、アクセス可能なすべてのボールトがリストされます。nameが特定のファイルである場合、指定したファイルの詳細がリストされます。

    指定したnameがボールト名で、-sオプションを指定していない場合、ボールト内のすべてのファイルがリストされます。

    ボールト名またはファイル名を指定する際は、ワイルドカード(%)を使用できます。

  • -h: 出力値を判読可能な書式(10M22K300Gなど)で表示します。このオプションは、-lオプションとともに使用します。

  • -l: ファイル・サイズおよび作成日を含む、より長いリストを表示します。

  • -r: ソート順序を元に戻します。

  • -t: アルファベットではなく作成時間でソートします。

  • -a: 非表示/特殊エントリを表示します。

  • -1: 出力の各行に1つのエントリをリストします。

  • -s: ボールトの内容ではなく、ボールト統計を表示します。

    このオプションは、name値がボールト名を指定する場合にのみ適用されます。このオプションは、name値がファイル名を指定する場合には無視されます。

  • -d--detail: 属性の詳細リストを表示します。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -T--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベルを1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。

    トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

    1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

      $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    3. /tmp/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc

例7-10 すべてのExascaleボールトのリスト

次の例では、XSHコマンドの起動に関連付けられているExascaleユーザーに表示されるすべてのボールトをリストします。

$ xsh ls

例7-11 Exascaleボールトの内容のリスト

次の例では、@MYDATAボールトに含まれるファイルをリストします。

$ xsh ls @MYDATA