7.2.8 lsacl

ファイルまたはボールトのアクセス制御リスト(ACL)を表示します。

構文

lsacl [{ -w | --wallet } wallet-location ] [{ -T | --trace } trace-level ]
        [ file-name | vault-name ]...

コマンド・オプション

lsaclコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • [ file-name | vault-name ]...: 操作の対象となるファイルまたはボールトの名前を指定します。

    ファイル名を指定する際は、ワイルドカード(%)を使用できます。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -T--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベルを1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。

    トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

    1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

      $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc
    3. /tmp/diag/EXC/xsh_<username>/<hostname>/trace/xsh_<date>.trc

例7-12 ファイルACLの表示

次のコマンドでは、@VAULT/myfile1という名前のファイルのACL文字列が表示されます。

$ xsh lsacl @VAULT/myfile1

例7-13 ワイルドカードを使用したファイルACLの表示

次のコマンドでは、myfileで始まる名前を持つ@VAULT内のすべてのファイルのACL文字列が表示されます。

$ xsh lsacl @VAULT/myfile%