6.2.9.2 lstemplate

ファイル・テンプレートをリストします。

用途

lstemplateコマンドは、ボールトまたはExascaleクラスタに関連付けられたExascaleファイル・テンプレートに関する情報を表示します。

構文

lstemplate [ template-name ] [ --vault vault [ --vault-level-only ]] [ --cluster ] [ -l ] [ --detail ] [ --attributes attribute[,attribute] ... ] 
     [ --filter filter[,filter] ... ] [ --sort [-]attribute[,[-]attribute] ... ]

コマンド・オプション

lstemplateコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • template-name: オプションで、指定されたテンプレート名に一致するテンプレートに出力を制限します。

  • --vault: 指定されたボールトに関連付けられたテンプレートをリストします。

  • --vault-level-only: 指定されたボールトに関連付けられたボールト固有のテンプレートのみをリストします。

  • --cluster: クラスタに関連付けられたテンプレートをリストします。

  • -l: 出力を長い表形式で返します。

  • --detail: すべての属性を詳細な形式でリストします。

  • --attributes: 表示する特定の属性をリストします。

  • --filter: リスト出力をフィルタ処理するための条件の指定に使用されます。

  • --sort: 指定された属性を使用して出力をソートするために使用されます。

使用上のノート

このコマンドを使用する際は、次の情報に注意してください:

  • --vault-level-onlyを指定せずに--vaultを指定した場合、出力には、ボールト固有のテンプレートやボールト固有のテンプレートによってオーバーライドされないクラスタ・レベルのテンプレートなど、指定したボールトに影響するすべてのテンプレートが含まれます。

  • --vault--clusterも指定していない場合に、ESCLIセッションにボールトを入力すると、出力には、ボールト固有のテンプレートやボールト固有のテンプレートによってオーバーライドされないクラスタ・レベルのテンプレートなど、指定したボールトに影響するすべてのテンプレートが含まれます。

  • --vault--clusterも指定していない場合に、ESCLIセッションにボールトを入力しないと(ESCLIプロンプトには@>が表示されます)、クラスタに関連付けられたテンプレートがリストされます。

  • フィルタ条件は、<attribute><operator><value>として指定します。

    使用可能な演算子は、=、!=、>=、<=、>および<です。

    複数のカンマ区切りのフィルタ条件は、ANDロジックを使用して結合されます。

  • ソート属性は、[-]attributeとして指定します。複数のソート属性はカンマで区切ります。デフォルトのソート順を昇順です。降順ソートの場合は、属性名の前に-を付けます。

    たとえば、次を使用して、まず名前の降順でソートし、作成時間を昇順で使用して同じ名前のエントリをさらにソートします。

    --sort -name,createTime

例6-117 クラスタ全体のテンプレートのリスト

次の各例では、クラスタに関連付けられたすべてのテンプレートをリストします。

@> lstemplate
@VAULT1> lstemplate --cluster

例6-118 ボールト固有の有効なテンプレートのリスト

次の各例では、ボールトVAULT1に関連付けられた有効なテンプレートをリストします。出力には、ボールトに関連付けられたテンプレートと、ボールト固有のテンプレートによってオーバーライドされないクラスタに関連付けられたテンプレートが含まれます。

@VAULT1> lstemplate
@> lstemplate --vault VAULT1

例6-119 ボールトに影響するテンプレートのみのリスト

この例では、ボールトVAULT1内のファイルに影響するボールト固有のテンプレートのみをリストします。

@> lstemplate --vault VAULT1 --vault-level-only

例6-120 特定のクラスタ全体のテンプレートのリスト

この例では、DATAFILEという名前のクラスタ全体のテンプレートに関する詳細情報を表示します。

@> lstemplate --detail DATAFILE

例6-121 特定のクラスタ全体のテンプレートのリスト

この例では、コンテンツ・タイプがDATAで、名前がFILEで終わるクラスタ全体のテンプレートの詳細情報を表示し、リストを名前(昇順)およびメディア・タイプ(降順)でソートします。

@> lstemplate --detail *FILE --sort name,-mediaType --filter contentType=DATA