7.7.1.7.14 flashcachelimit属性

用途

flashcachelimit属性は、Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュの領域使用量の弱い制限を定義します。キャッシュがいっぱいでない場合は、制限を超えることがあります。

構文

 ALTER IORMPLAN 
   dbplan=(( name=db_name, ... flashcachelimit=number ... ) ... )

使用上のノート

  • flashcachelimitの値はバイト単位で指定します。接尾辞M (MB)、G (GB)またはT (GB)を使用してより大きい値を指定することもできます。たとえば、300M150Gまたは1Tです。

  • flashcachelimitの値は4 MB以上にする必要があります。

  • flashcachelimit属性とflashcachesize属性は同じディレクティブで指定できません。

  • flashcachelimitの値は、flashcacheminが指定されている場合はこれより小さくすることはできません。

例7-52 データベース・プランでのフラッシュ・キャッシュ割当て制限の指定

この例では、データベース・プランでフラッシュ・キャッシュ割当て制限を構成する方法を示しています。

CellCLI> ALTER IORMPLAN                                                          -
         dbplan=((name=prod, share=8, flashCacheMin=400M),                       -
                 (name=dev,  share=2, flashCacheMin=100M, flashCacheLimit=200M), -
                 (name=test, share=1, limit=40, flashCacheLimit=20M))